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熊が冬眠する理由は?いつからするの?動物園にいる場合は?

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冬になると冬眠する動物がいます。
土の中に入って寝ているの?
食事はどうするの?
どうして生きていられるの?
など色々な疑問を持ったことはないですか?
ここでは熊に焦点をあてて、冬眠について色々と見ていきたいと思います。

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熊が冬眠する理由は?

まずは「冬眠」について少し解説しましょう。
そもそも冬眠って何なのか?

冬になって眠くなって寝るのとは違いますww
動物が食事を摂ったり活動するのをやめて、代謝活動を著しく低下させた状態のまま冬を過ごすことをいいます。

冬眠には3つのタイプがあります。

カエル型冬眠

カエルやイモリなどの両生類やヘビ、トカゲなどの爬虫類は地中や石の下や水底の泥中など温度があまり下がらないところに移動します。
そして、環境温度の低下とともに体温が下がり仮死状態になります。
春になったら体温が上がり活動を再開します。

コウモリ型冬眠

コウモリ、ヤマネ、ハリネズミなどの哺乳類は洞穴や地中で冬眠します。体温は0℃近くまで下がりますが、ある限度からは下がりません。
環境温度がある限度まで下がると、体温が逆に上昇して冬眠から目を覚まし摂食や排泄をします。
このように熱調節が行われているのを「真の冬眠」とする場合もあります。

熊型冬眠

熊は斜面に穴を掘って冬眠しますが、体温低下はわずかで眠りも浅く少しの刺激で目覚めます。
代謝率を下げて過ごし、摂食も排泄もしません。春になる頃にはげっそりと痩せています。

なぜ冬眠する動物がいるのか?

動物が冬眠するのは長く厳しい冬を越すためです。
食料の豊富な時期である夏から秋にかけて脂肪を蓄えて、摂食が難しくなる冬には出来る限り体を動かさず、カロリーを節約しながら生き延びるのです。

熊の冬眠は冬眠じゃない?

他の動物と違って熊は「冬眠」といっても完全な休眠状態に入るわけではありません。
掘った穴などの暖かい場所にもぐりこんで寝るのですが、体温を3℃ほど下げ、摂食を止め、浅い睡眠状態で過ごすのです。
「冬眠」というよりは「冬ごもり」というのが正確な言い方なのです。
熊のような「冬ごもり」をする動物は他にもアナグマや狸などがいます。

なぜ熊は冬眠するの?

大型の哺乳類は基本的に冬眠しないと言われています。
熊の冬眠は全生物の中でも特殊なのです。
ではなぜ冬眠するのか?

ポイントは食事にあり

熊の食性は雑食です。
熊と言えば「鮭」をとって食べてるイメージが強いですが、昆虫や植物をよく食べるのです。
ニホンツキノワグマに関して言えばカロリーの大半が昆虫や木の実などから得たものなのです。
ということは、これらが少なくなる冬になると、明らかに栄養不足になるのです。
昆虫や植物が少なくなる冬には冬眠(正確には冬ごもり)をするのです。

熊が冬眠するのはいつから?

熊の冬眠(冬ごもり)は
12月~4月
くらいが一般的な期間です。

熊にも種類があり北海道にいるヒグマや本州、四国などに生息するツキノワグマがいますが、住む地域によって冬に入る時期も違うのでもちろん冬眠する時期も変わってきます。

さきほども書いた通り昆虫や植物が取れなくなり栄養不足になるから冬眠するので、基本的には「寒くなってきた」と感じると冬眠の準備を始めるのです。
なので熊の大きさによっても感じる時期は違うでしょうし、その年の気候によっても変わってきます。

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日中の気温が0℃以下になる「真冬日」が続き、雪が降ったら冬眠に入ります。
なので寒くなるのが早い地域だと12月よりも早くに冬眠に入り、冬眠期間も長くなります。
逆に温かい地域だと冬眠に入る時期も遅くなり冬眠期間も短くなります。
中にはまったく冬眠しない熊もいるのです。

また妊娠しているメスの熊は冬眠の時期が早くなるといわれており、オスの熊の方が冬眠に入る時期が遅いと一般的に言われています。

暦の上では12月中旬

季節を表す七十二候では12月11日~15日くらいの時期を『熊蟄穴(くまあなにこもる)』と呼びます。
暦の上ではこの時期に熊が冬眠すると言われています。

冬眠前の熊

一般的に冬眠する前の時期10月~11月頃の熊は冬眠前にたっぷりと栄養を摂る必要があるために、一番ハングリーになっており注意が必要です。

冬眠中の熊

熊は冬眠中(冬ごもり中)はずっと眠っているわけではないので、寝たり起きたり喉がかわけば水も飲みます。
そして冬眠中の1月の終わり頃から2月頃にかけて出産もします。

冬眠明けの熊

冬眠前の熊は危険な時期なので注意をしなければいけませんが、冬眠明けはさらに警戒しなければいけません。
冬眠中に子供を産んだメスの熊は冬眠明けに小熊の危険を本能的に感じて人間を攻撃してくる可能性もあるのです。
食べ物を求めて活発になっているので警戒が必要です。

熊の冬眠、動物園では?

動物園の熊も冬眠するのか?と疑問に思ったことはないでしょうか。
「園内の熊のコーナーで土を掘って、冬眠している熊」など聞いたことがないですが、実際どうなんでしょうか?

そもそも、熊が冬眠をするのは基本的に冬場にエサが手に入らなくなるからです。
エネルギーをなるべく使わないようにするために眠るのです。

一方で動物園の熊はエサの心配がいりません。
年中食べることに困ることがないため、冬を越す心配もいらないので熊の体の機能が冬眠モードになることがないのです。
だから動物園の熊が冬眠することはありません。

しかし中には動物本来の生体を伝えることを目的に冬眠の展示をしている動物園もあります。
上野動物園が2006年から冬眠展示に取り組んでいます。

室温をマイナス5℃まで下げることができる冬眠の「準備室」などが用意されており野生の冬眠穴を模した「冬眠ブース」へとつなげられ東京の気温でも環境を整えれば冬眠することがわかったらしいです。

熊が冬眠する理由は?いつからするの?動物園にいる場合は?のまとめ

冬眠とは動物が食事を摂ったり活動するのをやめて、代謝活動を著しく低下させた状態のまま冬を過ごすことをいいました。
熊の冬眠はずっと眠っているわけではなく体温を下げ、摂食を止め、浅い睡眠状態で過ごすので正確には「冬ごもり」と言ったほうがよいでしょう。
熊が冬眠する理由は食事にあり、カロリー摂取の大半を占める昆虫や木の実が冬になると取れなくなり栄養不足になります。
なので昆虫や植物が少なくなる冬には冬眠(正確には冬ごもり)をするのです。
だいたい日中の気温が0℃以下になる「真冬日」が続き、雪が降ったら冬眠に入ります。
12月頃~4月頃にかけてが一般的です。
冬眠前の熊は栄養をたっぷりと摂らなければいけないので警戒しなければいけません。
冬眠中には出産もします。
なので冬眠明けなどは小熊の危険を本能的に感じてることがあるので人間を攻撃してくる可能性もあるので冬眠前以上に警戒が必要です。
また動物園の熊などはエサなどがなくなる心配もいらないので基本的に冬眠することはありません。
人間では考えられない「冬眠」。もし人間にもこういった機能が備わっていたら、ずっと寝られるのは幸せなのでしょうか?
気持ちよさそうではありますが、何ヶ月もはちょっと遠慮したいですね。ww

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