「母の日のプレゼント」にもらった綺麗な鉢植えのあじさい。
お手入れもしながら大事に育てておられる中で
『そろそろ植え替えたいなぁ』と思いつつも「植え替え方」がいまいち良く分からないで戸惑っておられるあなた。
適切な時期にきちんとした方法で植え替えれば来年も綺麗な花を咲かせてくれるでしょう。
紫陽花の鉢植えの植え替えについて詳しくご紹介していくので良ければ参考にして下さい。
Table of Contents
紫陽花の鉢植えの植え替えについて
あじさいは適切に鉢植えを植え替えをすることで何年も楽しむことができます。
鉢植えあじさいはそのまま放っておくと、根が張りすぎて「根詰まり」という現象が引き起こされます。
なので大きな鉢に植え替えをする必要があります。
目安としては1年に1回は植え替えをしたほうがよいです。
紫陽花の鉢植えの植え替えに必要な物
・新しい鉢
紫陽花の大きさにもよりますが一回り、二回り大きなものを用意しましょう。
・軽石や鉢底石
水はけをよくするために鉢の底に敷く石です。
・土
紫陽花用の土も売られております。
アジサイの花の色は土の酸度によって変わってきます。
青アジサイ用・赤アジサイ用といった色別の土も市販されています。
・水
植え替えが終わったあとはたっぷりの水をあげましょう
・スコップ
・軍手
アジサイの植え替えに使う土について
鉢植えの植え替えには、「あじさい専用の培養土」か一般の「培養土」に「腐葉土」や「堆肥を混ぜた物」を使います。
あじさいの花の色は土の酸度によって変わってきます。
園芸店やホームセンターなどでそれぞれの色を強く出す肥料や土が販売されています。
青色系のアジサイの場合、アルカリ性の土に植え替えると紫に変色します。
またピンク色のアジサイに酸度が強い土をつかうとこちらも赤紫に変色してしまいます。
逆に今咲いている花の色を変えたければ、土を変えることで色を変えることもできます。
詳しくはコチラ
・紫陽花の色が変わるのはなぜ?変え方や種類についても紹介
販売店の係の方に尋ねてみるのもよいでしょう。
◇青系のアジサイ
土の酸度が強いと青色になります。
「鹿沼土」や「ピートモス」を加えると土が酸性に傾きます
◇赤系のアジサイ
土がアルカリ性に傾くと赤色になります。
「赤玉土」や「腐葉土」を混ぜた土に苦土石灰(くどせっかい)を混ぜるとアルカリ性に傾けられます。
あじさいが根詰まりしてるかのチェック方法
花が咲いている時期にはあまりおすすめしませんが、どのように見るのかだけ説明しておきます。
①鉢植えを逆さまにする
新聞紙などを下に敷いて、鉢のまわりをトントン叩きながら、紫陽花の根元を中指と薬指で挟み手の平で支えます。
鉢植えをひっくり返し逆さまにし、鉢を上に抜きます
②こぼれる土をチェックする
植木鉢を少し抜いただけで土がこぼれるのであれば、根はあまり張っていないのですぐに戻しましょう。
土が塊となってスポッと抜けるようであれば、かなり根が伸びていると思われます。
③鉢を元に戻す
チェックができたら、そっと鉢を元に戻しましょう。
④水をあげる
元に戻したらしっかりと水をあげましょう
他にもある簡単なチェック方法
「鉢植えの表面の土に細かい根が見えている」「鉢の底からも根が見えるような場合」
このような場合はすでに鉢の中は根がかなり伸びた状態になっているでしょう。
「根がほんの少し見えている程度」
すぐに植え替える必要はありません。
秋や次の春まで待ってから植え替えてもよいです。
「根がたくさん見えている場合・根詰まりによって水はけが悪くなっている」
紫陽花にストレスがかかっています。このような場合は、至急一回り、二回り大きな鉢に植え替えましょう。
あじさいの根鉢を触らないように植え替えましょう。
紫陽花の鉢植えの植え替え時期は?
あじさいが根が伸びていた場合、すぐに植え替えをしたほうがよいのか?というと、そうではありません。
花が咲いている時期はしないで下さい。
アジサイは花を咲かせるために体力を使っています。その時期に植え替えをすると株も弱ってしまい紫陽花が枯れることもあります。
ではいつ植え替えればいいのでしょうか?
あじさいの鉢植えの植え替えの適切な時期は?
3月~4月、もしくは9月頃
この時期なら花が咲いていることもありません。またあじさいの根が眠りから覚めようとしている時期かこれから眠りに入る時期にあたるので、多少根に触れても問題ありません。
ただ、これはあじさいが元気に育っている場合の条件での植え替えの適期になります。
もし紫陽花が根詰まりしていて早く植え替えをしたほうがいい状態であればすぐに植え替えましょう。
ただし、花の咲いている時期、そして真夏、真冬以外であればいつでも植え替えは可能です。
というのも、あじさいの植え替えをすると、どうしても根が少し傷むのです。
そして、根が傷んだ時にあまりに暑かったり寒かったりすると回復するのに時間がかかり枯れてしまう可能性があるからです。
夏に植え替えする場合
それでもどうしても夏にするのであれば、風通しの良い日陰で行いましょう。
しかも植え替えしたあとはたっぷり水をあげることになるので、早朝か夕方にするようにしましょう。
真昼にしてしまうと水もお湯になってしまいます。水がお湯になって蒸れてしまうと根っこから傷んでしまいます。
鉢の下にレンガを置いて空間を作るなどの工夫をして行って下さい。
大切なあじさいを長持ちさせるためにしている、「植え替え」が時期を間違えて逆にあじさいを弱らせたりしてしまっては残念です。
できるだけ紫陽花にとって回復もしやすい適切な時期に植え替えをするようにしましょう。
プレゼントでもらった「紫陽花の鉢植え」の植え替え時期について
「母の日のプレゼント」などで販売されている紫陽花は、すでに花が咲いた状態で鉢に入って売られているものが多いと思われます。
そういった場合、鉢植えに入っていても株に対して鉢が小さい場合が多いのです。
鉢が小さいと、当然根詰まりもしやすくなります。すでに根詰まりをしている可能性もあります。
また鉢が小さいと言うことは土の量が花に対して少ないということでもあるので、水切れも起こしやすい状態でもあるのです。
プレゼントされてすぐに植え替えをしても良いのですが、せっかくもらったプレゼントなので抵抗があるかと思います。
またやはり花の咲いている時期にはあまり植え替えはおすすめできません。
咲いていたままの状態で大きな鉢に植え替えをして枯らす方もおられます。
花が終わったあとに、剪定と同じ時期にするのがいいでしょう。
紫陽花の鉢植えの植え替え方法
あじさいの鉢植えの植え替えをする際は土の表面が乾かないようにするため、直射日光を避けて日陰で作業しましょう。
鉢植えあじさいの植え替え方法
1,新しい大きな鉢を用意します。
今まで使用していた鉢よりも一回り、あじさいの大きさによっては二回り大きな鉢を用意します。
2,新しい鉢の中に軽石や鉢底石を敷いて、1/2ほど撒き用土をいれます。
水はけをよくするために軽石や鉢底石を入れます。
入れる際に洗濯ネット等に入れてから敷くと後の処理がしやすくなったりもします。
2,ポットから苗を取り出し手で根を軽くほぐす
取り出しにくい時は一度水をあげると外れやすくなります。
3,あじさいを植える
あじさいを植えたら根元を軽く押さえてなじませます。
4, 周りに土を入れて、株を安定させる
土に隙間を作らないようにしっかりと土を入れます。
隙間があると水やりの際に根が崩れてしまうことがあります。
また、土の入れる量が少なすぎると枝などが鉢植えの縁にひっかかったりします。
だいたい鉢植えの縁から2~3㎝くらいのところまで入れます。
5,たっぷり水をあげましょう
あじさいを植え替えたらたっぷり水をあげて、さらになじませましょう。
「紫陽花の鉢植え|植え替えの時期や方法について紹介」のまとめ
紫陽花の鉢植えの植え替えについてご紹介しました。
大切にされているあじさい、来年も綺麗に咲かせ長持ちさせたいですね。
適切な植え替えの時期にちゃんとした方法で植え替えることで、よりあじさいが綺麗に長持ちするでしょう。
あなたの紫陽花のお手入れの参考になれば幸いです。