奈良県大和郡山市の矢田寺
「あじさい寺」としても知られるこのお寺には毎年見頃になると多くの鑑賞客が訪れます。
関西屈指のあじさいの名所『矢田寺』2019年の情報について紹介していきましょう。
混雑具合や駐車場情報についてもご紹介していきます。
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⇒矢田寺あじさい2023見頃と開花状況!混雑具合アクセス・駐車場・混雑具合・食事など徹底攻略
⇒奈良長谷寺のあじさい2023見頃と開花状況 アクセスや駐車場も紹介
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矢田寺のあじさい2019
矢田寺のあじさいは1965年(昭和40年)頃から植え始められました。
25000㎡という広大な境内には紫陽花庭園や見本園があり、約60種類10000株の紫陽花が咲きそろいます。
6月から7月があじさいのシーズンになりますが、なかには5月中旬という早い時期から咲き始めるツルアジサイや遅くは9月頃に咲く中国のあじさいまで多種多様です。
矢田寺について
奈良県大和郡山市矢田町にある高野山真言宗の寺院で正式名称は金剛山寺(こんごうせんじ)といいます。
「あじさい寺」として呼ばれる矢田寺は「日本のお地蔵様発祥の地」としても知られ日本最古の延命地蔵菩薩が安置されています。
本尊は当初、十一面観世音菩薩と吉祥天女でしたが、平安時代初期に地蔵菩薩が安置されて以来「矢田のお地蔵さん」として親しまれるようになりました。
以来地蔵信仰の中心地として栄え、現在御本尊である木造地蔵菩薩立像は重要文化財として指定されています。
矢田寺のお地蔵様はほとんどが阿弥陀如来の来迎印のように右手の親指と人差し指を結んだスタイルで「矢田型地蔵」と呼ばれています。
またこのスタイルのお地蔵様はお地蔵様と阿弥陀如来の両方の功徳を備えておられると言われています。
矢田寺の歴史は今から約1300年前に遡ります。
天武天皇がまた大海人皇子だった頃に「壬申の乱」の戦勝祈願のために矢田山に登られ、即位した後の白鳳4年に智通僧上に勅せられ、七道伽藍48カ所坊を造営されたのが開基となります。
現在は矢田寺北坊・矢田寺大門坊・矢田寺念佛院・矢田寺南僧坊の4つの僧坊で通称「矢田寺」といいます。
矢田寺のあじさい 2019年の見頃は?
※残念ながら2020年のアジサイ園はコロナウイルスの拡散防止と参拝者や地域の方々、職員の方々の安全のために開園が中止になり山門も2020年5月15日から7月15日まで閉門となったようです。花も全て剪定されたそうで一切咲いていないようです。⇒矢田寺の公式サイト(外部リンク)
例年の開花時期はは6月上旬から7月上旬となっています。
矢田寺のあじさいは関西の都市部に比べると1週間から10日ほど開花時期が遅いのです。
都市部で見頃を迎えたあじさいを見かけたら、少し待ってから矢田寺に行くのがおすすめです。
あじさいは桜などと違いすぐに枯れたはしません。見頃の時期があるていど続きます。
雨が降っても花が傷むこともなくすぐに散ってしまうこともありません。
しかし一番美しい時期は見逃したくないですね。
6月中旬頃になると毎日見頃情報をチェックするのも大切です。
アジサイの開花情報
・大和のお地蔵さまの寺 矢田寺(外部サイト)
あじさいは咲いてからだんだんと色が鮮やかになっていきます。
2019年も6月15日頃~6月下旬が見頃となるでしょう。
矢田寺のアジサイ園
開園時期:2019年6月1日~7月10日
入山料等:大人500円 小学生200円(障害者割引:障害者手帳の提示により無料)
お問合せ:矢田寺大門坊 0743-53-1445
矢田寺のあじさい見所は2つのエリア
矢田寺の境内には10000株ということだけあって、いたるところにあじさいが植えられています。
その中でも主な観賞エリアは2カ所あります。
・あじさい庭園
・あじさい見本園
◇あじさい庭園
アップダウンのある敷地になりますが左回りの一方通行でアジサイに囲まれた道を回ります。
ハイキングコースのような庭園内には坂道や階段があったり小川が流れていたりとけっこう体力もつかいます。
なかには近道も用意されているのでご安心を。
一周するのに30分くらいは歩くことになるので汗を拭くタオルや、この時期だと帽子も忘れないようにしましょう。
◇あじさい見本園
もじどおりあじさいの見本として約60種類のアジサイが咲いています。
それぞれ「アジサイの名前の木札」がつけられているので分かりやすくなっています。
矢田寺のあじさい観賞するさいの服装は?
矢田寺は山の丘陵地帯の中腹にあります。300段近い階段があったり、あじさい庭園などの坂道を歩くことを考えると、軽装、そして歩きやすい靴で行くのがよいです。
また蚊の対策もしておくことをおすすめします。上に羽織るものを用意したり虫除けスプレーを持参するのも良いでしょう。
矢田寺の昼食に精進料理は?
あじさい見物のあとは、矢田寺内の僧坊での昼食がおすすめです。
各宿坊で料理内容も違います。
大門坊の名物「あじさい弁当」がおすすめです。
あじさいの期間中のみ味わえる精進料理になっています。
◆大門坊
・あじさい弁当 2400円
(10人以上は要予約となります)
ごま豆腐や煮物、生麩などが入った精進料理です
◆南僧坊
・アジサイ御膳 1800円
注文してから約20~30分はかかります。食後には抹茶とお菓子もでてきます。
◆北僧坊
・あじさい御膳 3000円
・カレーライス 1080円
お寺で食べるカレーライスはなかなか珍しいのではないでしょうか。
素揚げされた季節野菜がトッピングされたフルーティーなカレーです。
サラダ、酢の物が付いています
矢田寺周辺は食事処が少ないので、混雑しそうな時期は事前に電話予約をした方がよいでしょう。
・大門坊 0743-53-1445
・南僧坊 0743-52-3871
・北僧坊 0743-53-1531
・念仏院 0743-53-1522
矢田寺周辺の食事スポット
◇そば処 御幸
矢田寺から車で5分、徒歩で30分のところにあります。
北海道空知地方産のそば粉や国産小麦粉を用いた手作りのそば・うどんを提供されています。
そばは”二八そば”で出汁は羅臼昆布、鰹節等でとられ、地元大和郡山の中谷酒造の地酒、法隆寺近くで作られるニシキ醤油が使われ、三河本味醂、赤穂の天然塩で味付けされています、
営業時間:11:00~15:00 ラストオーダーは14:45
矢田寺のあじさい混雑具合
関西のあじさいの名所とだけあってあじさいの見頃の時期になると矢田寺は来場者で混雑します。
自動車での来場の場合、矢田寺に近づくほど道は渋滞してきます。
県道189号線は駐車場の空きの順番待ちで並んでる車が増えてきます。
あじさいのシーズンには県道189号線沿いに臨時の駐車場がいくつかできます。
駐車場といっても付近の民家が空いている土地を使って営業しているといった感じの臨時駐車場になります。
普通車で1回300円~500円といったところが相場でしょう。
大渋滞とまではいきませんが、空いている駐車場が見つかったら早めに停めることをおすすめします。
矢田寺まで多少歩くことになっても、車で駐車場を待ちをしている時間を考えると早く到着することもあります。
矢田寺の中ももちろん来場者でいっぱいです。
あじさい庭園の中には回遊式あじさい大庭園というアジサイに囲まれた圧巻の景色が広がるエリアがあります。
ほぼ1列となって進んで行く道なのですが、途中アジサイの美しさをゆっくり眺めたり、写真を撮ったりする人で順路も渋滞します。
カメラを持って撮影している方はけっこうおられますが、場所によっては三脚・一脚の使用が禁止されている場所もあります。
また花に手をふれたり境内での飲食も禁止されているので注意しましょう。
矢田寺のあじさい 混雑回避は?
混雑を避けるためにはまずはできるだけ平日に来ることですが車での来園の場合、平日でも駐車場がある程度混み合うことがあります。
大混雑とまではなりませんが、ゆっくりとあじさいを楽しみたいのであれば平日の午前中に来園されることをおすすめします。
子連れの場合のベビーカーは?
矢田寺は丘陵地帯になってます。入山料を払う受付の場所から本堂までは階段を登ることになります。
階段の距離、境内に入ってからの移動距離も結構あるのでベビーカーでの移動はもちろん、たたんでの持ち運びも結構大変に思われます。
車で来られている場合などはベビーカーは車に置いてこられることをおすすめします。
電車やバスで来られている場合は入山料を払う窓口の横に置かせてもらうこともできますが念のために事前に確認しておくことをおすすめします。
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矢田寺へのアクセスの仕方
矢田寺への最寄りの駅は
【近鉄郡山駅】【JR大和小泉駅】
になります。
近鉄郡山駅から奈良交通バス「矢田寺行き」を利用します
あじさいのシーズンになると近鉄郡山駅とJR法隆寺駅から臨時バスが運行されます。
(※JR大和小泉駅からは臨時バスは出ていないので注意を)
<電車の場合>
大阪方面から
【大阪難波駅】~近鉄奈良線~【大和西大寺駅】~近鉄橿原線~【近鉄郡山駅】
【JR大阪駅】~大阪環状線~【天王寺駅】~大和路線~【法隆寺駅】
京都方面から
【近鉄京都駅】~近鉄京都線~【大和西大寺駅】~近鉄橿原線~【近鉄郡山駅】
【JR京都駅】~奈良線~【木津駅】~大和路線~【法隆寺駅】
近鉄郡山駅・JR法隆寺駅から矢田寺へは
【近鉄郡山駅】~奈良交通バス【矢田寺】行き臨時バス
運賃:大人片道/370円 所要時間:約20分
【JR法隆寺駅】~奈良交通バス【矢田寺】行き臨時バス
運賃:大人片道/430円 所要時間:約23分
臨時バスの乗車特典
本堂特別拝観割引券(100円割引券)
(入山料の500円は別途必要になります。)
※情報は2018年のものになります。
<自動車での場合>
最寄りの高速道路
西名阪自動車道:【法隆寺IC】と【大和まほろばスマートIC】
第二阪奈道路:【中町ランプ】
※西名阪自動車道【大和まほろばスマートIC】は
名古屋側出入り口:全ての車両が利用できます
大阪側の出入り口:「一旦停止型・ETC専用インター」となっています
◆西名阪自動車道【法隆寺IC】~矢田寺
◆西名阪自動車道【大和まほろばスマートIC】~矢田寺
◆第二阪奈道路【中町ランプ】~矢田寺
矢田寺のあじさい 駐車場情報
矢田寺には駐車場がありませんが、近場の県道189号線沿いにいくつか駐車場があります。
境内から一番近くにある駐車場が1回 500円になります。
料金は境内から遠くなるにつれ200円、100円と少しずつ安くっていきますが、値段は変動していきます。
あじさいシーズンになり、時間帯によって車が増えてくると突然値上がりします(笑)
といっても、
100円→300円だったり
200円→500円
と、高くなっても1回の駐車の値段なので都会に比べたらかなり安いほうでしょう。
先ほども触れましたが、矢田寺に近く付くにつれ駐車場の空き待ちの車で渋滞がおこるので、空いてる駐車場を見つけたら多少遠くてもすぐに停められることをおすすめします。
遠い駐車場でも三門まで450mほどです。歩いて10分とかからないくらいでしょう。
「矢田寺のあじさい2019|混雑具合や駐車場情報も紹介」まとめ
矢田寺のあじさいについてご紹介しました。
近年アジサイに名所として関西ではかなり有名になり、たくさんの来場者が訪れます。
清涼感のあるたくさんのあじさいが、むしむしした梅雨の蒸し暑さを一瞬忘れさせてくれるでしょう。
矢田寺でのあじさい巡りの参考になれば幸いです。
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