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紫陽花の色が変わるのはなぜ?変え方や種類についても紹介

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母の日にもらった紫陽花の鉢植え。
気がつけば年々色が濃くなり、最初の色とは変わってしまった……なんてことありませんか?

どうしてあじさいの色が変わるのか?

また元の色に戻す変え方や色との関係についてもご紹介していきましょう。

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紫陽花の色が変わるのはなぜ?

紫陽花色のきれいな花

紫陽花の色が変わる原因は?

紫陽花の色の変化の原因は大きく2つあります。
・あじさいの種類
・あじさいの植えてある土

◇アジサイの種類によって色が変わる

紫陽花には100種類以上の種類や品種があり、品種改良も盛んに行われます。
有名なところでは「萼(がく)」が花の周囲を縁取るように並んだ「額咲き(がくざき)」、花の並びが球型にまっている「手まり咲き」などがあります

ヤマアジサイの品種「紅(くれない)」は白色から深紅へと変化します。
アメリカアジサイ『アナベル』も白色から緑色へ、秋色アジサイ『フェアリーアイ』や『西安』なども鮮やかな花の色が長く開花していくと、くすんだ緑色や赤色に変わるのです。

これらは花の中の色素が少しずつ分解されておこる現象で花の老化現象の1つです。

◇アジサイの植えてある土に酸度よって変わる

鉢植え紫陽花を育てておられる方で「あじさいの色が変わってしまった!」と思われている方はこれが原因かと思われます。

あじさいの色は紫陽花が植えてある土の酸度(pH)によっても変化します。紫陽花の根の部分にある深い場所にある土です。
全く同じ品種なのに咲いている場所によって色が違ったり、同じ場所で育てているにもかかわらず花の色が年々変わるといったときには土に含まれる酸度が影響していると考えられます。

あじさいの花の色が土の酸度によって変わるしくみ

紫陽花は土の酸度によって花の色が変わると説明しました。
では具体的にはどのように変わっていくのか?またその仕組みをみてみましょう。

◇紫陽花の色のベースとなるのはアントシアニン◇

紫陽花の花の色のベースとなっているのはアントシアニンという色素です。
ブルーベリーなどにも多く含まれる色素で布を染める染料としても使用されるものです

そこに「補色色素」と土の中に溶けた「アルミニウム」が働いて色が作られます。

・土が酸性の場合はあじさいの花は青く
・土がアルカリ性や中性の場合は赤系の色になります。

アントシアニンは土の成分に含まれる「アルミニウム」と結合すると青色に変化します。
「アルミニウム」が吸収されなければピンク色に発色します。

アルミニウムは「酸性の土壌」に溶けやすく、「アルカリ土壌」では溶けにくいという性質があります。
なので「酸性」の土で育てた紫陽花は青くなり、「中性~アルカリ性」の土で紫陽花を育てるとピンク色になるのです。

たくさんある品種の中には土壌に関係なく青やピンク、白など綺麗に発色するものもありますが、たいていが上記のタイプになります。

青系の品種のあじさいを「中性~アルカリ性」の土に植え替えると赤っぽい紫色になり、反対にピンク系の品種のあじさいを「酸性」の土に植え替えると青っぽい紫色へと変化します。

ちなみに白色系のあじさいは色素を持たない品種なのでどちらの土でも構いません。

紫陽花の色の変え方について

紫陽花の色を変えたい場合は、まず育てている紫陽花の品種を調べてみましょう。
土の酸度で色が変わる品種かどうかを確認するのです。

土の酸性度を調べる

あじさいを育てている土の酸性度を調べてみましょう。
土に挿すタイプの「土壌酸度計」が2000~3000円ほどで売られているので購入するのもよいでしょう。

鉢植えで育てる場合、市販の培養土は弱酸性くらいに調整されてることが多いのですが一度計測しておくのもよいでしょう。

酸度によって花の色が変わるアジサイ品種であれば酸度を調節すれば色を変えることができます。

紫陽花の色を青系にする

◇土の酸度を酸性に傾ける
土の酸性に傾けるには「鹿沼土(かぬまつち)」「ピートモス」を加えるのがおすすめです。

「鹿沼土」とは関東ローム層で採取される軽石です。
水はけが良くなりますが、大量に使った土にすると良くなりすぎてほとんど水が通過するだけになることもあります。

「ピートモス」とは水気の多い場所で育った植物を細かく砕いて乾燥させた土です。
かなり水分を吸収する特徴があるのでを水もちがよくなりますが、水はけが極端に悪くなるために根の生育が悪くなることもあります。

◇硫酸アルミニウムを使う
4月~5月頃に硫酸アルミニウムを500倍~1000倍に薄めたものを20日おきに2~3回施すとアルミニウムを吸収した紫陽花の花が青色になります。
また硫酸アルミニウムが原料になっている液体『青アジサイの青をつくる水』というものも市販されています。

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<日本はそもそも青系のアジサイが多い>

地植えの場合ですが、日本は雨が多い国なので土が自然に酸性に傾くことが多いです。
青紫や青色系のあじさいをよく見かけるのは日本の土壌の特性によるものなのですね。

 

紫陽花の色を赤系に変える

◇紫陽花の根元に石灰を撒く
青系の場合とは逆で「鹿沼土」や「ピートモス」のような酸性素材のものは使わないようにしましょう。
「赤玉土」「腐葉土」を混ぜた土がいいでしょう。そこに苦土石灰(くどせっかい)を混ぜることでアルカリ性に傾けられます。

春先4月~5月頃に紫陽花の鉢植えの根元に苦土石灰を撒いておきます。
苦土石灰は炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムが主な成分です。

土と苦土石灰が混ざり土がアルカリ性に傾くのでピンク色の紫陽花になるでしょう。

◇たまごの殻をつかう
普段生ゴミとして捨ててしまう「卵の殻」。
卵の殻をきれいに洗って乾燥させ、粉状になるまで砕き紫陽花に撒きます。
殻に含まれる炭酸カルシウムの弱アルカリ性の成分によって紫陽花の色を赤系に変えるのです。

撒いた卵の殻は土に混ぜることで肥料の役割も果たします。卵の殻を再利用すればゴミも減り肥料にもなり、あじさいの花の色も変えられます。
簡単に変えられるエコな方法です。

紫陽花の色の種類はどれくらい?

紫陽花の色はたくさんありますが、基本になるのが青・紫・ピンク・白になりますが、同じ紫色でも「青紫」や「赤紫」とあり、またそれぞれにも「濃い青紫」や「薄い青紫」とあります。
ピンクにも赤に近いピンクあれば、色の薄いピンクもあります。

d他にも咲き始めから終わるまでに何度も色を変化させる種類のものもあります。
基本的には4色ですが微妙な違いが色にでるので正確には「何色」というように表すことができないでしょう。

先ほど触れたように、土壌の成分によって色が変わってきます。

紫陽花の色を白に変えるのは?

色の付いてない「白色」の紫陽花はきれいなものです。
土壌の酸度に紫陽花の色が変わるのであれば、どうやったら「白色」になるのか?少し気になるところです。

結果から言うと「白く」することはできません。
また「白色」の花を他の色に変えることもできません。

白色のアジサイは色のもととなる「アントシアニン」を持っていないのです。
なので花の色が変化することもありません。

白色のアジサイが気になるのなら、「白色」のあじさいを買うしかないのです。

そして土壌や肥料に関しても色との関係性がないので、アジサイにあった土壌で育ててあげるのがよいでしょう。

各色の紫陽花の種類は?

紫陽花青い花

青色の紫陽花
・レオン
・ブルースカイ
・てまりてまり
・エンドレスサマー
・ラピスラズリ
・ナイチンゲール
・カムイ
・ニッコーブルー
・ひめあじさい
・ブルーキング

紫陽花ピンクの花ダンスパーティー

ピンク色の紫陽花
・ダンスパーティー
・コメット
・ピーチ姫
・ギャラクシー
・キングジョージ
・ミセスクミコ
・ユーミーパーフェクション
・マジカルサマー
・ピンクフレッシュ
・センセーション

紫陽花紫の花

紫色の紫陽花
・チボリ
・ハルナ
・ギムベル
・ミカコ
・ソフティ
・美方八重
・深山八重紫
・クロアジサイ
・ロッドブルゲン
・ナハティガール

紫陽花白い花アナベル

白色の紫陽花
・アナベル
・ホワイト
・ポーラーベアー
・シロテマリ
・エルスター
・インマクラータ
・シュガーホワイト
・カシワバアジサイ・ハーモニー
・伊予時雨
・祖谷てまり

 

「紫陽花の色が変わるのはなぜ?変え方や関係についても紹介」のまとめ

紫陽花の色が変わるのには理由があり、1つはアジサイの老化現象で色が変わるというものでした。
そしてもう1つは、土壌の酸度によって変わるということです。
酸性に傾けば青色にアルカリ性に傾けばピンク色になります。
中性ならば紫色になりますが、青系の紫陽花をアルカリ性の土に変えれば青紫に、ピンク系の紫陽花を酸性の土に変えれば赤紫になります。
「白色」の紫陽花には「アントシアニン」が含まれてないために、色が変化しません。
紫陽花の色を楽しむ参考になれば幸いです。

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