寒さがましてくると、寝るときにも布団だけではなく毛布が必要になってきます。
よく話題になっている毛布の効果的な使い方を紹介していきます。
羽毛布団や綿布団と布団別に使い方を紹介。また毛布の使用に裏表はあるのか?などについても解説していきたいと思います。
Table of Contents
毛布の使い方、羽毛布団では
毛布の使い方は毛布の素材や使用している布団によって変わってきます。
ここでは羽毛布団との組み合わせで見ていきましょう。
まずは羽毛布団の特徴について知っておきましょう
羽毛布団の特徴
・非常に軽い
・保湿性・保温性に優れている
羽毛布団が温かくなるしくみ
羽毛に含まれた空気が体温で温められると、羽毛はそれを感知して膨らみ保温性を高めます。
つまり羽毛布団が直接人肌に触れることによってあたたかい状態になるのです。
次に毛布の素材と特徴について見てみましょう
毛布の素材と特徴
・シルク:肌触りが良い
・アクリル:保温力はあるが重い
・ウール:軽さと保温性が良い
・カシミヤ:軽くて保温力吸湿性に優れている
・綿毛布:保温性と吸湿性に優れている
それでは温かい順に使い方の組み合わせをみていきましょう。
ウールやカシミヤ素材の毛布は羽毛布団の上に掛けて使う
毛布を羽毛布団の上に掛けて使う理由
羽毛布団は肌に触れてあたたかい状態になります。
羽毛布団と体の間に毛布があると、体温が布団に伝わりにくくなるため、保温効果が少なくなってしまいます。
また、温度や湿度の調節機能も落ちてしまします。
このようなことから毛布を羽毛布団の上に掛けて使うのが効果的な使い方になります。
ただし、重い毛布を掛けてしまうと、羽毛布団が潰れてしまい保温力にとって重要なかさが減ってしまいます。
アクリル素材の毛布は重いので、軽くて保温性の高いウールやカシミヤの毛布が羽毛布団に掛ける毛布として良いでしょう。
シルクやアクリル毛布は羽毛布団の敷き毛布として使う
掛け布団とのセットで使うのではなく、体の下に敷いても保温性は上がります。
体から出る熱を下で受けてめてくれます。
羽毛布団のみを掛け布団として使う方法です。
この場合はシルクやアクリル毛布がおすすめです。
特にシルクの毛布は肌触りがよいので肌に触れることの多い敷き毛布として使うと快適な睡眠を助けてくれるでしょう。
夜中もぽかぽかとあたたかく眠れます。
綿毛布は敷き毛布でウールを羽毛布団の上で使う
綿毛布は保温性と吸湿性に優れています。
敷き毛布で使うことで、布団内の熱を逃がさずに温かくしながらも、汗をしっかりと吸収してくれるのでとても温かいです。
羽毛布団の上には軽いウールの毛布を掛けることで保温効果が最大限に期待できます。
3つの中で一番温かい使い方です。
毛布の使い方、綿布団では
綿布団の特徴
一般的に真綿・木綿綿を重量比50%以上を中綿に使っているもの。古来より日本の布団の素材として親しまれてます。
・吸湿性・保温性に優れており、復元力に富んでます
・日干しすることで吸収した湿気を放湿でき、優れたかさの回復力も持っています
・適当な硬さとクッション性を持ってます
毛布を綿布団の中で掛け毛布として使う
布団が綿布団などの羽毛布団以外のものであれば、毛布は布団の中で使います。
綿布団は吸湿性が高いので眠っている間も湿気を吸ってくれるのですが、湿気を放出する性能はあまり高くありません。
なので室温が下がってきたら、布団の温度も一緒に下がってしまいます。
これらのことから、綿布団の場合は吸い取った湿気が布団に移ってしまうのを軽減する必要があります。
使い方としては綿布団の下で毛布を使うのがよいでしょう。
さらに温かくするにはダブル使いがおすすめです
敷き布団の上に敷き毛布+掛け布団の下の掛け毛布
この使い方が毛布と綿布団との組み合わせでは一番温かいです。
ちなみに、ベッドなどではなくフローリングの床に直接布団を敷く場合は敷き布団の下に『断熱マット』などを置くと温かくなりますが、その代わりに毛布を敷き毛布として使うと熱が布団から逃げていくのを緩和することができます。
毛布の使い方、裏表は?
毛布と羽毛布団、そして綿布団との組み合わせでの使い方を色々と見てきました。
実はもう一つ大事なポイントがあります。
毛布には裏表があり、使い方次第で快適さがかわります。
表面:肌に触れる面なのでなめらかになっている
裏面:布団と毛布がずれにくくするためにガサガサした肌触りになってます
なので裏表を間違えて使用していると、掛け布団がずれ落ちたり、体に触れる部分が心地よくなかったりとしてしまいます。
毛布の裏表の見分け方
毛布の裏表は素材の見た目や肌触りでも違いは分りますが、一番分りやすい方法は毛布についているラベルです。
ラベルの付いた面が毛布の表になります。
なので表面が肌に当たるようにするのが正しい使い方になります。
・羽毛布団の上で掛け毛布として使う場合
毛布の表面を上にして、毛布の裏面が羽毛布団と接するように使うのが正しい使い方になります。
毛布が布団とズレにくくなります。
・綿布団の中で掛け毛布として使う場合
毛布の表面が体にふれるように使います。
・敷き毛布として使う場合
毛布の表面が体側になるように使いましょう。
毛布の使い方は羽毛布団と綿布団で違う!?素材の裏表も知ろう!のまとめ
毛布の正しい使い方をいろいろ見てきました。羽毛布団と綿布団で違った使い方になりました。
毛布の使い方は素材によっても変わりますが、羽毛布団では一番上の掛け毛布として布団の上で使ったり、敷き毛布として使う方法、またはその両方での使い方がありました。
綿布団では布団の中で掛け毛布として使ったり、敷き毛布として下に敷いたり、両方で使うというのが正しい使い方になりました。
また毛布自体に裏表があり、ラベルのある表面が体に触れる面として使うのが正しい使い方でした。
寒い時期、寝るときに毛布を使うならぜひ参考にしてもらえれば幸いです。