青空ブログ

本ページはプロモーションが含まれています

生活

エアコンの冷房と除湿の違いは?電気代は?洗濯物の乾きが早いのは?

投稿日:

スポンサーリンク

エアコンの「冷房」と「除湿」
この2つの大きな違いは?

また電気代が安いのはどっちなんでしょうか?

そして洗濯物の部屋干しの乾燥にエアコンの「冷房」と「除湿」機能を使った場合、どちらの方が早く乾くのか?
などについても紹介していきます。

スポンサーリンク

冷房と除湿の違い

エアコンの室内機

エアコンのリモコンにある
「冷房」「除湿」「暖房」

「冷房」と「暖房」は説明しなくても分かりますが、
「冷房」と「除湿」にはどのような違いがあるのかハッキリ分かる方も少ないと思います。
呼んで字のごとく「湿度」を「除く」から「除湿」なんだとは思いますが、「冷房」機能とどのように使い分ければいいのかが難しいところです。

暑いときにエアコンをつけて部屋を涼しくしますが、「冷房」「除湿」のどちらを使っても部屋は涼しくなります。
一体どこが違うのでしょうか?
また、どのように使い分ければいいのでしょうか?

まずは「冷房」と「除湿」について一体それぞれどういったものなのかを見て行きましょう。

冷房とは?

冷房は部屋の空気の温度を下げるということを最優先にした機能です。
エアコンが暑い部屋の空気を吸い込んで、部屋の中から空気中の暑い熱を外に追い出します。
そして熱がなくなって涼しくなった空気をまた室内に戻します。
冷房はこのようなしくみで部屋を涼しくしてくれます。

「除湿」とは?

除湿は部屋の空気の湿度を下げるということを最優先にした機能です。

空気の温度が高くなるほど空気がたくわえられる水分の量は多くなります。
反対に空気の温度が下がると空気中の水分があまりたくわえられなくなってしまいます。

空気中にいられなくなった水分が水滴となってあふれ出します。

わかりやすい例
夏の暑い時期に、冷たい飲み物をガラスのコップ等に入れてしばらく置いておくとコップのまわりに水滴がいっぱい付くことがあります。
あれは、空気中の温度が冷たいコップに触れて下がったために空気中にいられなくなった水分がついたものなのです。

このしくみを利用したのが「除湿」機能です。

じめじめした暑い部屋の空気を吸い込んで、熱交換器で熱を奪い温度を下げます。
まずは空気を冷やすのです。そうすると空気中にいられなくなった水分があふれ出し水滴になって熱交換器につきます。

さきほどのコップと同じ状態です。

そしてその水滴をあつめてホースで部屋の外に出すのです。室外機のとなりにあるあのホースです。

そして水分が取られたあとの湿度の低いさらさらの空気が再び部屋に戻されるのです。
これを繰り返すことで部屋の水分を次々に外に出してどんどん湿度を下げていくのです。

<湿度とは?>
湿度とは空気中に含まれる水分の割合のことです。
同じ温度でも湿度が違うと体感温度は変わってきます。
湿度が高くなると体感温度も上がると言われており、逆に湿度が低くなると体感温度も下がってきます。

基本的には「冷房」も「除湿」も空気を冷やし、冷やされた空気中の水分は結露してホースから外に出て行きます。
「冷房」の場合はエアコンで設定した室温になるまで冷房運転がされ、「除湿」の場合は設定した湿度になるまで弱い冷房運転がされるということです。

2つある除湿の機能

ちなみに「除湿」には『弱冷房除湿』『再熱除湿』の2つのタイプがあります。
2つとも部屋の水分を外に出すというしくみまでは同じです。
何が違うかというと、部屋に戻す時の空気の温度が違います。

『弱冷房除湿』

水分をあつめる際に温度を下げた空気をそのまま部屋にもどすタイプです。
つまり「冷房」機能とほぼ同じです。弱い冷房のようなものです。
なので少し肌寒く感じることがあります。

『再熱除湿』

こちらは水分をあつめる際に温度を下げた空気を、ちょうどいい温度に暖めなおしてから部屋にもどすタイプです。
つまり「冷房」のように部屋の温度は下げずに、湿度だけを下げる除湿となります。

「再熱除湿」の場合は部屋もあまり寒くならずに、さらさらでちょうどよい温度の空気になります。

ただし、部屋に戻る空気をあたためなおすので冷房より少し多くの電気を使います。

『ハイブリッド除湿』

これらの2つにの除湿に加え、最近では『ハイブリッド除湿』なるものもあります。

水分をあつめる際に温度を下げた空気を、室内の空気と混ぜ合わせ室温に近づけて送風します。
なので寒くなりにくく消費電力も抑えられます。

エアコンの「冷房」と「除湿」の使い分け方

これで「冷房」「除湿」の違いはわかったかと思います。
それでは次にこれらの2つの機能をどのような状況で使い分ければいいのかを見て行きましょう。

◆温度と湿度で使い分ける

一番基本的な使い分け方でしょう。

真夏など「温度」が高くなるときには「冷房」を利用し、「湿度」が高いときには「除湿」を使います。

夏前の梅雨の時期のじめじめした時は「再熱除湿」や「ハイブリッド除湿」を使うとじめじめ感はなくなりつつ、部屋も寒くなりすぎないのでおすすめです。

◆温度計や湿度計をチェック

温湿度計
部屋に温度計や湿度計があれば判断しやすいかとは思いますが、ないときは感覚ですね。ww
しかし、快適に過ごすためには、やはり湿度の把握が大切になります。

「冷房」使用時に適温に設定をしていても「暑い」と感じることがあります。
その場合に温度計や湿度計があれば湿度が高くて暑く感じているのか、単純に室内温度が下がりにくい部屋なのかが分かるでしょう。

一般的に不快に感じ出すのは

一般的に不快に感じ出すのは?
湿度:40%以下になると乾燥を感じます。またインフルエンザウイルスの活動も活発になるといわれてます。
湿度:60%以上になると汗も乾きにくく、結露ができカビも繁殖しやすくなってしまいます。

一般的に快適なのは?

一般的に快適なのは?
温度:26~28℃
湿度:50%以下
湿度は40%から60%の間がちょうどいいとされています。

50%くらいが汗をかいてもさらっと乾くくらいの湿度です。
これにさらに気流が加わることによりより涼感があがるでしょう。

夏の暑い時に湿度が下がることで体感温度も下がります。
逆に冬の寒い時にも「暖房」を使えば部屋が乾燥してしまいますが加湿器などで湿度が上がれば体感温度も高くなります。
部屋の設定温度を変えなくても、湿度をコントロールすることで体感温度は変わってきます。

スポンサーリンク

◆心地の良い組み合わせ

心地よい温度と湿度の組み合わせは
夏:高温・低湿
冬:低温・多湿
とされています。

夏などで冷房を入れる際に、『省エネ運転』などをした場合「設定温度」が高めになってしまいます。
しかしその時に湿度を低くすれば「設定温度」が低めのときのような快適さを得ることができます。

冷房と除湿、電気代で使い分ける

冷房と除湿、電気代で考えた場合はどちらの方がお得なのでしょうか?
これについてはいろんな意見があり
・冷房の方が電気代が高い
・1時間あたりで考えると除湿の方が電気代がかかる
など色々言われています。

これらはエアコンの温度設定の使い方や、除湿をするときの方式などによって変わってくることなので一概にどちらが安いとはいいきることはできません。

しかし基本的に消費電力を比較した場合は次のようになるでしょう。

◆消費電力を比較した場合◆
【低】→→→→→→→→→→→→→→→→【高】
「弱冷房除湿」  「冷房」   「再熱除湿」

「再熱除湿」は部屋に戻る空気をあたためなおすので、やはり冷房より少し多くの電気を使います。
電気代を抑えたい場合は「除湿」の中でも「弱冷房除湿」や「ハイブリッド除湿」がおすすめです。
また「冷房」を使う場合には設定温度を高めに設定した「冷房」が電気代をより抑えることができるのでおすすめです。

ただ、電気代のみで考えると上記のようになりますが、梅雨の時期などに「再熱除湿」を使うことで部屋の温度を下げ過ぎることなく、体も冷やしすぎずにすみます。

多少電気代は高めになりますが、風邪をひいたり体調を崩さないことも大切なので、「機能」として必要なときには使うことも大切です。

◆ご家庭のエアコンをチェック!

使用しているエアコンが「弱冷房除湿」なのか「再熱除湿」なのかは取扱説明書を見て判断するといいでしょう。
取扱説明書が手元にない場合はWEB上で見られる場合もあります。

一度、機種名を検索してみてるのもいいでしょう。
ちなみにあくまでも目安ですが、各メーカーで上位機種のエアコンは「再熱除湿」、10万円以下の機種では「弱冷房除湿」の傾向があります。

◆エアコンの自動運転との併用

また猛暑などで室外・室内ともにかなり暑いときには、冷房機能で一気に部屋の温度を下げ、その後自動運転などに切り替えて部屋の温度を維持することも電気代の節約につながります。

それぞれの機能を良く理解して使うことが電気代の節約にもつながり、また必要なときに必要な「機能」を使い分けていくことも大切です。

エアコンの除湿と冷房 洗濯物が早く乾くのはどっち?

梅雨の時期や雨が続いた時に洗濯物を乾かすのにエアコンを使うこともあるかと思います。
その場合に「除湿」や「冷房」の機能を使うのであればどちらの方が早く乾くのでしょうか?

当たり前のことですが「洗濯物」は濡れています。
それを部屋に干すとなると、部屋の中に水分が増えるということですね。

洗濯物を早く乾かすために必要なことは湿度を下げることと、通気性がよいということです。
無風よりは風があたるほうがより早く乾くことができます。

・湿度が低い
・通気性が良い

この2つの条件が同じ場合だと、温度が高いほうが早く洗濯物は乾きます。
逆に温度が高くても、湿度も同じ様に高ければ洗濯物はなかなか乾きません。

「弱冷房除湿」と「冷房」の場合だと「冷房」の方が湿度が低くなります。
除湿量は「冷房」の方が多いのです。

また風量に関しても「冷房」の方が多くなります。

「低湿度」と「通気性」が良ければ洗濯物は早く乾くので、室温は多少低くなりますが「冷房」の方が早く洗濯物は乾くでしょう。

「除湿」と「冷房」で洗濯物を乾かす際の注意点

「冷房」機能は室内の温度を下げることによって「除湿」をしています。
しかし、室内の気温とエアコンの設定温度が同じ場合だと、エアコンは冷房運転を停止し、温度を保つようになります。

こうなると、部屋の湿度は下がらなくなるので洗濯物が乾きにくくなります。

一方で「除湿」機能を同条件で運転した場合、エアコンは停止することなく稼働し、部屋の湿度は下がっていきます。つまり洗濯物は乾いていくのです。

このような場合には「冷房」ではなく「除湿」機能の方が洗濯物が早く乾くようになるのです。

条件によって使い方を分けて使用することをおすすめします。

扇風機やサーキュレーターを併用すると効果的

エアコンの「冷房」や「除湿」機能のみでは洗濯物に当たる風にムラができてしまうこともあります。

扇風機やサーキュレーターで下からも風を送ることで効率的に洗濯物から水分も出るのでさらに効果的です。
より短時間で乾かすことができるでしょう。

他にも効果的に早く乾かす方法

エアコン自体は関係なくなってしまいますが、部屋干しする洗濯物自体の干し方を工夫することによってエアコンの稼働時間を短くすることができ、より電気代も節約できます。

洗濯物の間隔を広げて干す

服と服などの間隔を最低でも15センチほど空けて干し、風の通り道をつくるようにします。

バスタオルなどの干し方

バスタオルなど大きめのタオルなどを真ん中で2つ折りにして畳んで干すことが多いと思いますが、真ん中で2つ折りにしてしまうと内側への風通しがあまりよくありません。
風が当たる面積を大きくするためにも洗濯ばさみなどを使ってタオルの端っこだけをかけるように干すのがおすすめです。

乾きにくい服を手前に

洗濯物の中でも「厚手の生地」や「乾きにくい生地」の服などはエアコンの風が一番当たりやすい近くの場所に干すようにしましょう。

厚手のものと薄手のものを交互に干す

厚手のものばかり並べるのではなく、厚手の服と厚手の服の間に薄手のものを挟み、交互に干すことで風通しがよりよくなります。

乾いた物からすぐに取り込む

干している洗濯物の中でも、薄手の生地のもから先に乾いていきます。
全ての洗濯物が乾いていなくても、乾いた洗濯物から順に取り込んでいけば、残った厚手の生地の洗濯物もより風通しがよくなり早く乾くでしょう。

「エアコンの冷房と除湿の違いは?電気代は?洗濯物の乾きが早いのは?」のまとめ

エアコンの「冷房」と「除湿」機能の違いについて解説してきました。
電気代に関しては「弱冷房除湿」<「冷房」<「再熱除湿」となりますが、エアコンの使うべき機能を使い分けて使用することが大切です。
また「冷房」「除湿」の特性をいかして洗濯物の部屋干しにエアコンを使用することもできます。
冷房・除湿ともに洗濯物を乾かすことができますが、より早く乾くのは「冷房」になります。
ただし、条件によっては「除湿」機能の方が早く乾くこともあるので、こちらも使い分けて使用することをおすすめします。
エアコンの「冷房」や「除湿」を使う際の参考になれば幸いです。

スポンサーリンク

-生活
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事