初めて迎える息子さんの「端午の節句」
「こどもの日」に向けて鯉のぼりや五月人形をご用意されようとしている方も多いと思います。
いざ購入しようとネットを見ても、鯉のぼりの大きさや素材の違いなどで値段もかなり変わってきて迷ってしまいますよね。
ここでは簡単な鯉のぼりの選び方の目安とおすすめの商品をご紹介していきましょう。
Table of Contents
鯉のぼり選び方のポイント
鯉のぼりの選び方には「鯉のぼりを飾る場所」や「設置の方法」
「サイズ」や「鯉のぼりの素材」など、いくつかの選ぶポイントがあります。
・サイズ
・素材
・設置の方法
・デザイン
鯉のぼりを飾る場所で選ぶ
まずは鯉のぼりを飾る場所を決めましょう。
「庭」「ベランダ」「室内」
この3つの中でお住まいの環境に応じたものを選びます。
鯉のぼりの設置の方法で選ぶ ベランダ用
飾る場所が決まったら次は鯉のぼりを設置する方法を決めます。
鯉のぼりをベランダに設置する場合、ベランダの柵の形状がポイントになります。
ベランダの柵には格子状のものや壁になってるものがあります。
鯉のぼりのセットにはベランダの取り付け器具が含まれたものが販売されているので各家庭のベランダにあったものを選びましょう。
ベランダ格子柵用の取付器具
ベランダの柵が格子状の場合に取り付けることのできる器具がセットになったものがあります。
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ベランダ壁柵用(手すり挟み込み)の取付器具
ベランダの柵が格子状ではなく壁になっている場合に「手すり」に取り付けることのできる器具がセットになっています。
万力金具を手すりに挟み込むタイプの物です。
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ベランダがどちらのタイプでも無い場合及び室内用
こちらの万能タイプはベランダの形状に関係なく使える鯉のぼりスタンドになります。
購入する鯉のぼりのサイズにもよりますが、スタンドを置くスペースがあれば設置することができます。
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こちらの万能タイプのスタンドであればお庭はもちろんですが、室内に設置することもできます。(部屋のインテリア的には少し微妙ですが……。)
鯉のぼりの設置の方法 庭用
庭に鯉のぼりを設置するには庭の地面が「土」や「芝」なのか「コンクリート」かによって設置方法が変わります。
地面が土や芝などの場合
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「土」や「芝」の場合などは杭を打ちんで取り付けることができるポールスタンドを設置することができます。
4mを越える大型こいのぼりの場合にはこのタイプのスタンドが安定感があり安心です。
地面がコンクリートの場合
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地面がコンクリートの場合は杭などを打ち込むことができないために、このようなスタンドタイプの取付器具を使います。
ものにもよりますが、4mサイズくらいのものまで支えることができます。
鯉のぼりを設置する際に必要なスペース
鯉のぼりを庭に設置する際の注意点としては、やはり十分なスペースを確保することです。
風でなびいた時に電線や木、隣の家などに鯉のぼりが触れないようにしなければいけません。
大型ポールなどを設置する場合の面積の目安として、購入予定の鯉のぼりのサイズ+1m以上の半径が必要です。
5mの鯉のぼりを揚げるのであれば半径6m、直径で12m以上のスペースが必要になります。
揚げられる場所のスペースに見合った鯉のぼりを選びましょう
鯉のぼりのサイズの選び方
次に選ぶのは鯉のぼりのサイズです。
ネットや店頭に並んでいる鯉のぼりセットで「1.2m」や「1.5m」などとありますが、これはセットに入っている鯉のぼりの中で一番大きな「吹き流し」と「真鯉(黒鯉)」の長さを表しています。
ベランダ用の鯉のぼりの場合
一般的にベランダ用の鯉のぼりには1m、1.2m、1.5m、2mとなっています。
ベランダ用こいのぼりを選ぶ際に気をつけたいのは電線やとなりの家、庭の木などです。
特にマンションや団地・アパートなどにお住まいの場合はゆらゆら泳いだ鯉がお隣のベランダに入っていって風がやんだときにそのままお邪魔したりなんてこともあります。
またあまりに長すぎる鯉のぼりを選んでしまったら、風がなくて垂れ下がっている時に、下の階の部屋に入る日光を遮ってしまうこともあります。
ベランダの大きさや周りの環境にもよりますが、角部屋などの場合は、ある程度大きな1.5mや2mのものまでいけるかもしれません。
両隣に部屋がある場合や風が強くあたるマンションの高層階(4階以上)などであれば1.2mサイズくらいまでの物が無難でしょう。
庭用こいのぼりの場合
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■ポールに関して
鯉のぼりのサイズの約2倍の長さが必要になります。
5mの鯉のぼりであれば10mサイズのポールがないと厳しいです。
■ポールの種類
ポールには「アルミ製」のものと「杉竿」とがあります。
耐風対策として鯉のぼりのサイズが7m以下のセットならばアルミ製でもいけますが、それ以上の長さなら杉竿がおすすめです。
鯉のぼりの素材で選ぶ
遠くから見ている限りあまり気にはなりませんが、近くでよく見てみると鯉のぼりも素材によって質感や感触が大きく変わります。
こいのぼりの素材は大きく2つ分かれます。
・ポリエステル製
■ナイロン製
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従来からあるのがこのナイロン製になります。
光沢があり見栄えがしますが、雨に濡れた状態で他の鯉と重なると色移りしてしまうおそれがあります。
耐久年数は2~5年ほどになります。
最近のものは耐久性もあがり、撥水性もよくなっていますが、ポリエステル製のものにくらべると劣ります。
その分安価なのがメリットです。
■ポリエステル製
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光に強くて褐色が少ないです。
高級感があり、耐久性も5~10年とナイロン製よりも高いです。
安いものを購入し、数年おきに買換えるのも1つの選択ですが、なかなか本当に買換える方も少ないでしょう。
お子さんがまだ0歳児で小学校高学年まで飾られる予定であれば10年ほどの耐久性が必要ですが、小学校低学年までしか飾らないのであればそこまでの耐久性はいりません。
耐久年数を考えられる際には、購入される時のお子さんの年齢から、何年ほど鯉のぼりを飾るのかを考慮して選ばれるとよいでしょう。
鯉のぼりのデザインで選ぶ
遠くからみているとあまり分からないかもしれませんが、鯉のぼりにも色んなタイプの柄が色使いがあります。
鯉の表情やウロコの模様、色などを実際に見て気に入ったものを選ぶのもよいでしょう。
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こちらは山本寛斎さんのプロデュースによって制作された鯉のぼりです。
古典的なも中にも現代的な斬新なデザインや配色がなされています。
周りとはちょっと違った鯉のぼりを探しておられる方にはおすすめな鯉のぼりになります。
鯉のぼりのおすすめ13選
鯉のぼりのおすすめベランダ用
1.2m ナイロン製
コンパクトな1.2mサイズでベランダ格子状の取付器具がセットになったものです。
追加で緑やオレンジの子鯉も購入できるので弟さんが生まれた時にも便利です。
ナイロン製でお手軽な価格になっています。
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1.2m ポリエステル製
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ポリエステル製で撥水加工のされた1.2mの鯉のぼりセットです。
コンパクトかつ素材が良く耐久性の高い鯉のぼりをお探しの方におすすめなセットになります。
1.5m ナイロン製
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少しだけ大きめなサイズをお探しの方におすすめのセットです。
吹き流しには東京唯一の手描きのできる鯉のぼり職人、川尻金龍師の筆による「金昇龍」が描かれています。
通常タイプの万能スタンドよりも省スペースな60㎝×35㎝から設置ができるタイプのものなのでマンション・アパートにおすすめな鯉のぼりです。
スタンドのポールはアルミ製で長さも少し長めなので軽くて安定性があります。
もちろんスタンドにはおもしを乗せて使用するので軽くても大丈夫です。
1.5m ポリエステル製
ベランダ用では割と大きく見える1.5mサイズの鯉のぼりです。
安価ながら、ポリエステル製でさらに撥水加工も施された人気商品で格子タイプのベランダ取付金具もついています。
オプションで子鯉の追加や吹き流しに家紋・名前を入れることもできます。
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吹き流しにお子さんの名前を入れることができます。
また吹き流しや鯉のぼりに鯉の透かし模様が施された商品です。
角度によって表情の変わり、上品な光沢があります。
撥水加工のポリエステル製の商品なので突然の雨でも安心です。
スタンドは万能タイプのものになるので比較的色んなタイプのベランダで使えるでしょう。
2m ポリエステル製
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こちらはベランダ用の中でもかなり高級な商品です。
使われている素材はポリエステルシルック(サテン)で絹をしのく光沢があります。
鯉のぼりのデザインは山本寛斎さんされており、パッと見ても他のこいのぼりとは違うタッチのものになっています。
格子状のベランダの手すりに取り付けるタイプのものです。
鯉のぼりのおすすめ庭用
2.0m ナイロン製
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お庭用の鯉のぼりの中でも「そこまで大きくないものの存在感のある」ものをお探しであれば2mサイズがおすすめです。
こちらは2.0mサイズのナイロン製で価格もリーズナブルになっています。
ポールは打ち込み式のタイプです。
2.0m ポリエステル製
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こちらは久宝堂さんの『お庭桜スタンドセット 鯉のぼり』です。
ポリエステル製生地はしなやかで光沢があり、撥水加工がほどこされているので急な雨でも安心です。
またオプションで家紋・名前も入れることができます。
庭園用のスタンドセットに砂袋も付いています。
3m ポリエステル製
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少し大きめでしっかりとした存在感のあるものをお探しなら3mサイズがおすすめです。
こちらの鯉のぼりは少し柄が変わっており、目が大きなかわいらしい鯉のぼりです。
一般的な鯉のぼりより少し「かわいらしさ」のあるものを探しておられる方におすすめのものです。
素材はポリエステル製でスタンド器具・砂袋がセットいなっています。
4m ポリエステル製
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4mnまでなると鯉のぼりの存在感もかなり増します。
こちらは地面に杭を打つ混むタイプのポールなどが全てセットになったものになります。
庭の地面がコンクリートではなく土や芝の地面の場合に使用できます。
6m ポリエステル製
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6mを越える大型こいのぼりので子鯉が2尾ついている7点セットです。
かなり大きな庭のある家にお住まいの方におすすめのセットです。
ポリエステル製の撥水加工されたものになります。
吹き流し・黒鯉:6m
緋鯉:5m
子鯉(青):4m
子鯉(緑):3m
と迫力のある大きさになっています。
ただし、ポールとスタンドはついていないので別で購入することになります。
鯉のぼりのおすすめ室内用
室内用 鯉のぼり インテリアにも合う物
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こちらは京都の人形工房の老舗「龍虎堂」の手作り室内こいのぼりです。
一般的なこいのぼりとは見た目も違った室内用の鯉のぼりになります。
高さが83㎝で高級感のある金襴地が贅沢に使用されており、小さいながらもボリュームのある豪華なものになっています。
お住まいの環境などでベランダや庭などに飾る事ができない場合はもちろん、他とは違うもおしゃれなものを探しておられる方にもおすすめの鯉のぼりになります。
室内用 こいのぼり オルゴール付
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高さも70㎝と低く見た目もかわいらしいこいのぼりです。
土台の部分にオルゴールが付いているのでお子さんがまだ赤ちゃんの場合にもおすすめな鯉のぼりになります。
室内用 鯉のぼり 本格派
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ちりめん生地にアルミ金箔が施された高級感のある室内用鯉のぼりです。
床の間や和室にぴったりな商品で、高さも128㎝と存在感のあるので、室内に飾る中でも本格派好みのものになります。
「鯉のぼり選び方のポイントとおすすめ13選」のまとめ
鯉のぼりの選び方のポイント、そしておすすめのものをご紹介しました。
たくさんある鯉のぼりの中から各家庭にあったピッタリな商品を見つけたいところですね。
鯉のぼり探しをしておられる方の参考になれば幸いです。
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