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お彼岸とは一体何?意味や由来を紹介。墓参りやおはぎについても解説

投稿日:2018年12月10日 更新日:

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お彼岸にお墓参りする方も多いと思います。
そもそも「お彼岸」とはなんなのでしょう?
そういった疑問を持っておられる方もけっこうおられると思います。
お彼岸の分かりやすい意味とその言葉の由来についてご紹介していきます。
またなぜお彼岸にお墓参りをしたりするのか、なぜ「おはぎ」や「ぼたもち」などをお供え物にするのかについてもまとめてみました。

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お彼岸の意味や由来を解説

お彼岸についての意味や由来はもちろんその期間についても解説していきましょう。

お彼岸にはどんな意味や由来があるのでしょう?

「彼岸」の言葉の由来

「彼岸」とは仏教の言葉になります。
彼岸の語源はインドのサンスクリット語「パーラミター(波羅蜜多)」の漢訳「到彼岸」の略とされています。
般若心経に出てくる「波羅蜜多」と同じですね。

「波羅蜜多」とは仏教の中で「迷いの世界から悟りの境地へ至ること」「そのために菩薩が行う修行のこと」を意味します。
つまり煩悩に満ちた現世から、修行をすることによって悟りの境地である極楽浄土へ至ることを表しています。

「彼岸」の意味とは?

この世とあの世を分ける「三途の川」とうのを聞いたことがあるとおもいます。
いわゆるこの世のことを「此岸(しがん)」といい、あの世のことを「彼岸」といいます。
岸の此方(こちら)と岸の彼方(あちら)ということですね。

此岸
現世のことで人間の世界にあたります。
生きている人間であるからこその欲やあらゆる煩悩に苦しめられる世界とされます。彼岸
あの世のことで仏の住んでいる世界にあたります。
煩悩から解放され煩悩に煩わされることのない世界とされています。

『彼岸』とは煩悩に満ちた「此岸」から、修行することによって人間の欲や煩悩に苦しまされることのない悟りの境地に達した世界である「彼岸」に到達するということになります。

「お彼岸」の時期はいつ頃?

お彼岸は1年に2回あります。
春のお彼岸と、秋のお彼岸です。

3月の『春分の日」と9月の『秋分の日」の前後3日間を足した計7日間にあたります。
初日のことを「彼岸入り」終日を「彼岸明け」春分の日・秋分の日にあたる日を「中日(なかび・ちゅうにち)」と言います。

春のお彼岸
春分の日が3月21日の場合
3月18日~3月24日の一週間が春のお彼岸の期間にあたります。
春分の日は天文観測によって決まるので年によってその日が変わりますが、ほぼ3月21日か3月20日のどちらかになります。
ごくごくまれに3月19日になることもあります。
3月18日が「彼岸入り」で3月21日が「中日」、3月24日が「彼岸明け」ということですね。
秋のお彼岸
秋分の日が9月21日の場合
9月18日~9月24日までが秋のお彼岸になります。
9月18日が「彼岸入り」で9月21日が「中日」、9月24日が「彼岸明け」ということです。
秋分の日は9月22日か23日になることが多く、まれに24日になることがあります。

なぜ春分の日と秋分の日が関係するのか?

此岸=人間の住む世界
彼岸=仏の住む世界

ということですが、三途の川をはさんだこの2つの世界はとても離れています。

此岸=東
彼岸=西

に存在するといわれています。

『彼岸』には「煩悩の世界から修行をつみ悟りの境地に達する」という意味合いがありました。

春分の日と秋分の日には太陽が真東から昇り、真西に沈みます。
つまり、煩悩を払うために真西に沈んでいく太陽を礼拝することで、彼方にある極楽浄土に向かって拝んでいたのです。

 

お彼岸に墓参りする意味は?

お彼岸の期間にはお墓参りに行きますがこれにも意味があります。

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この世とあの世が近づく日

お彼岸にあたる「春分の日」と「秋分の日」は昼と夜の長さが同じになります。
また太陽が真東から昇り真西に沈むということで、西にある極楽浄土への道が最も短くなるとされたのです。

この世である「此岸」とあの世である「彼岸」の距離が一番縮まるのがお彼岸の時期ということなのです。なので、そのタイミングでお墓参りをすることにより、ご先祖様や故人と近く向き合えると考えられたのですね。
お墓参りに行けない時も西の方角を向いてご先祖様や故人を偲ぶと近くに感じるかもしれないですね。

家族揃ってお墓参りに行き、墓石をきれいに洗い、周囲を掃除して花やお線香をお供えし、ご先祖様を敬い感謝します。
最近の出来事などをお話したり、お子さんがおられる場合は一緒に連れて行くことでご先祖様も喜ばれるのではないでしょうか。
また、お子さんにとってもご先祖様を敬ったり感謝することに触れることはいい経験になると思います。

お墓参りについて→お彼岸のお墓参りはいつ行くのか?服装や持ち物についても解説
お供えするお花について→お彼岸に花をお供えするには?お墓参りの場合と仏壇の場合で解説

お彼岸の意味、おはぎはなぜ?

お彼岸のお供え物で「おはぎ」や「ぼたもち」をイメージされる方も多いと思います。
今ではお彼岸の時期だけではなく一年中売られていると思いますが、昔はよくお彼岸の時期に見たものです。

お彼岸におはぎやぼたもちをお供えするのはなぜ?

おはぎは餅米などを蒸したり炊いたりしたものに餡をまぶした食べ物です。
餡はあずきから出来ています。

小豆はとても古くからある食材で、その歴史は縄文時代の遺跡から発掘されているほどです。
あずきの赤色には古くから「魔除けの効果」があると信じられていました。
邪気を払う食べ物として祝いの席や儀式の際にお供えされてきました。

もち米には「五穀豊穣」の意味があります。

また「もち米」と「あんこ」という2つの素材を「合わせる」ということから、ご先祖様と心を「合わせる」といった語呂合わせの意味もあったようです。

このようなことから「魔除け」や「五穀豊穣」の意味を込めたおはぎやぼたもちをお供えして、ご先祖様と心を合わせ感謝をし家族の健康を願うといった習慣ができたのでしょう。

おはぎとぼたもちの違いについてはコチラ→お彼岸にお供えするおはぎとぼたもちの違いは?夜船と北窓とは?
お彼岸のお供え物についてはコチラ→お彼岸のお供え物には何がいい?のしの書き方や相場についても解説

お彼岸とは一体何?意味や由来を紹介。墓参りやおはぎについても解説のまとめ

お彼岸とは「この世」「あの世」で言うところの「あの世」にあたる煩悩から解放された極楽浄土のことであり、またそこに行くための修行のことでした。
「この世」である此岸と「あの世」にあたる彼岸が一番近づくとされる「春分の日」と「秋分の日」の時期にお墓参りをすることで、ご先祖様や故人を近くに感じ感謝し偲ぶといった習慣ができたのです。
お彼岸にお供えする「おはぎ」や「ぼたもち」にも意味があり、小豆には「魔除け」、もち米には「五穀豊穣」、2つを合わせることで「ご先祖様と心をあわせる」と言った意味が込められていたのですね。
昔からご先祖様を大事に思う気持ちは変わらないのですね。次のお彼岸にお墓参りする時はすこし違った気持ちで行けるのではないでしょうか?

お彼岸にお供えするお花について→お彼岸に花をお供えするには?お墓参りの場合と仏壇の場合で解説

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