大学合格おめでとうございます。
春からの新しい生活、楽しみがたくさんあるかと思います。
あこがれの一人暮らしを始めるにあたって、早く済ませておきたのが引っ越しの挨拶ですが一人暮らしの学生でも引っ越しの挨拶は必要?と思われてる方もたくさんおられると思います。
そのあたりについてご紹介させていただきます。
Table of Contents
引っ越しの挨拶、一人暮らしの学生の場合も必要?
/>
近年引っ越しの挨拶をしない方がけっこう増えてきています。
挨拶が減ってしまった理由は次のようなことが挙げられます。
・防犯のための居留守
・住人の入れ替わりが早い
・女性の一人暮らしは挨拶はいらない
・住人の生活がバラバラ
学生が住むマンションには他にも会社勤めの方やフリーターの方などたくさんの人が住んでいる場合があります。
単身者の多いマンションだと、アルバイト、学校、仕事などで住んでおられる方の生活リズムもバラバラなので帰宅時間、出勤時間なども一定でない場合もあります。
なので引っ越しの挨拶に何度行っても会えないケースも非常に多いのです、
・防犯のための居留守
もしあなたが既にマンションに住んでる一人暮らしの女性だとしましょう。
ピンポンのチャイムがあって、のぞき穴から外を見ると、見ず知らずの男性が「引っ越してきました」と挨拶に来たとします。
一昔前までなら何の疑いもなくドアを開けれたかもしれませんが、今では『本当に引っ越して来た人?』って思ってしまうかもしれません。
そのように、防犯のために『見ず知らずの人だから出ないでおこう…』と居留守を使われることもあるのです。
・住人の入れ替わりが早い
全てのマンションに言えることではないのですが、マンションやアパートによっては住人の入れ替わりがとても早いところもあります。
挨拶にいっても、すぐに引っ越しをされて、あまり近所との関係もないうちに、引っ越しの挨拶に行った相手の方がほとんどおられなくなるといった可能性もあります。
・女性の一人暮らしは挨拶がいらない
一人暮らしの女性が自ら「一人暮らしの女性です」と知らせるのは防犯上のリスクを高めてしまうと言われています。
挨拶をしたのちに「一人暮らしの女性」ということが分かってしまい、のちにストーカー被害にあうということもまれにあるからです。
コチラで詳しく→引越しの挨拶、一人暮らしの女性の場合は必要?するなら?品物は?
これらのことから、引っ越しの挨拶は昔と比べるとかなり減ってきたように思えます。
しかし、「女性の一人暮らし」を除いて引っ越しの挨拶はやはりしておいた方が良いように思われます。
引っ越しの挨拶があった方がよい理由
・相手を知る
・防犯のための挨拶
・トラブルをふせぐ
一人暮らしを始めたら友達が部屋に遊びに来たりして、ついつい騒いでしまった……。などということもあるかもしれません。
またアルバイトをしはじめ、帰宅が遅くなり中には深夜になってしまうこともあるでしょう。
いくら気をつけていても生活音や振動などで迷惑がかかってしまうことは出てくるかもしれません。
そういった時に、最初の挨拶で「うるさくてご迷惑をおかけてししまうかもしれませんが……」と声をかけておくだけでだいぶ印象は違います。
もちろん迷惑をかけないようにすることが大事なのですが、近所づきあいというよりもご近所さんとの関係を円滑に進めるためにも最初の挨拶が大切に思われます。
そして、引っ越し以外でも階段や通路ですれ違ったりした時に「こんにちは」と明るく声をかけるだけでも相手の警戒心もだいぶ変わるでしょう。
・相手を知る
挨拶の目的は「自己紹介」だけではありません。「どんな人たちが住んでいるかを知る」ことも大事なのです。
ご近所さんが「男性」なのか「女性」なのか「年齢」はどのくらいなのか?などを知っておいたり、挨拶に行った先の相手の雰囲気を感じ取って、「怪しい雰囲気」があったり「気難しい感じ」があったりしたなら、「少し気をつけて過ごそう」といった対策もとれます。
・防犯のための挨拶
これは、相手先のことではなく自分自身の為にした方がいいということです。
悪質な犯罪の手口で「上に住むものですけど、洗濯物をおたくのベランダに落としてしまったので…」とか「隣の○○ですけど、旅行に行ったお土産を持ってきました」などといって住人になりすましてドアを開けさせるやり方があります。
そういった時に上下や両隣に住む人の顔をしっかり把握しておけば、未然に防ぐこともできます。
引っ越しが終わってからも普段の挨拶をしましょう
女性の一人暮らしでない限りは、引っ越しの挨拶をしておくことがメリットになることが多いです。
また引っ越しの挨拶のみならず普段の挨拶も積極的にすることをおすすめします。
引っ越しの挨拶をしなかった場合やタイミングを逃したまま日にちがたってしまって結果的に挨拶できなかった場合でも、廊下ですれ違ったり、マンションの近くで一緒になった場合などは会釈や軽い挨拶でもよいので、きちんと挨拶をしましょう。
ご近所さんとの関係性をつくっておくことでよい印象をもってもらえることはもちろん、トラブルがおこった時の助けにもなってもらえるかもしれません。
挨拶には行きたいけど、どのような方が住まわれているかが不安で迷う場合は管理人さんや不動産会社の方にストレートに「引越しの挨拶をしておいた方がよいですか?」や「引っ越しの挨拶をしようと思ってるのですが、どのような方がお住まいですか?」とあらかじめ尋ねてみるのもいいでしょう。
もし隣に女性の方が住まわれているのであれば、引っ越しの挨拶にしつこく何度も行くと「居留守」を使われてる場合もあったりするので、あまりしつこく行かずに手紙を添えて品物を置いておきましょう。
『この度引っ越してきました○○です。御挨拶に伺ったのですがお留守だったので、お手紙にて失礼します。御挨拶の品として○○を一緒にお贈りさせてもらいますのでよろしければお役立てください。これからどうぞよろしくお願いします。』
などといった手書きのメッセージを添えてドアノブなどにかけておくといいでしょう。
そしてのちにすれ違ったりしたときに、軽く挨拶をかわせば印象もよいと思われます。
引っ越しの挨拶をするならいつ?
引っ越しの挨拶は引っ越し当日から2~3日以内にするのがいいでしょう。
ご近所さんにはしなかったにしても管理人さんや大家さんへは挨拶をしておきましょう。
住む地域などでの違いもありますが一般的には朝10時~夕方18時ごろが適切と言われています。
平日の夜遅い時間や、休日の朝の早い時間は寝ている方もいたりするので避けた方が無難です。
できれば引っ越し当日が望ましいですが時間が遅くなりそうであるなら翌日などにまわしましょう。
ご近所さんへするならば、両隣と上下の部屋4件はしておきましょう。
引っ越し前に挨拶を済ましておくのもおすすめです。
「○○日に引っ越してくることになった○○です。当日は引っ越し作業でご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。」と一声かけておきましょう。
そして引っ越しの作業が終わったあとで改めて「このたび引っ越してきました○○です。無事に引っ越しも終わりました。今後ともよろしくお願いします。」と声をかけここで挨拶の品ものを渡すといいでしょう。
引っ越しの挨拶の品物は?
引っ越しの挨拶の品物は、あまり高価である必要はありません。
タオル、洗剤などの日用品や日持ちのするお菓子、住んでいた場所の特産品などがいいでしょう。
また住む地域がゴミ袋指定の所であるならゴミ袋も喜ばれます。
マナー的には品物に「御挨拶」と書いたのし紙をつけるといいでしょう。
スーパーなどで購入の際にサービスカウンターなどがあれば「引っ越しの挨拶用でお願いします。」といえばのし紙をつけてもらえるでしょう。
金額の相場
金額の相場としては管理人さんや大家さんへ挨拶の品物は1000円~2000円程度
ご近所さんの場合は500円~1000円程度のものが一般的です。
引っ越しの挨拶、一人暮らしの学生の場合は?するならいつ?品物は?のまとめ
一人暮らしの学生さんの引っ越しの挨拶は近年しない方が増えてはいます。
単身者の多いマンションの場合や住人の入れ替わりが激しい場合など、挨拶をしなくても問題はないのですが、できれば防犯のためにもご近所との関係を円滑に進めるためにも挨拶はしたほうがよいようには思えます。
ただし、女性の一人暮らしの場合は防犯上しない方がよい場合もあります。
引っ越しの品物はお菓子や日用品、住んでいた地域の特産品などがおすすめで、金額は管理人さんや大家さんへは1000円~2000円程度のもの、ご近所さんへは500円~1000円程度のものが一般的になっています。
春からの新しい生活、念願の一人暮らしのよいスタートになるきっかけになれば幸いです。
関連記事
◆引っ越しの挨拶のマナーや荷造りの準備、新築祝いの礼儀について