引っ越しの際はしなければいけないことがとにかく多く、引っ越した後もたくさんの住所変更の手続きなどで忙しくなります。
ついついお世話になった方や、友人への引っ越しの連絡が後回しになってしまいがちです。
最近では、引っ越しの連絡もメールやSNSで済ます人も多くなったと思いますが、目上の方や、お世話になった方、またメールやSNSのやりとりをしていない方への連絡も含め、引っ越しの挨拶状をはがきで送ることをおすすめします。
その際の書き方や、いつ出すのがよいのか?などをご紹介していきます。
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引っ越しの挨拶状をはがきで送る
「進学、就職、結婚、出産、転勤、転職、マイホーム購入」など引っ越しの理由は様々あると思います。
引っ越して住所が変わっても、それまでの関係が続けられるように、親戚や友人、知人、会社の上司や同僚、部下、他にもお世話になった方々などへ転居先の新しい住所、新しい連絡先を知らせることが必要です。
親しい人や友達などにはメールやSNSなどで知らせるのもわるくはありません。
あくまでも目的は新しい住所や連絡先を知らせることにあるのです。
しかし、メールやSNSのやりとりをしていない人へはお知らせすることができません。
また、お世話になった方や会社の上司などには出来れば「引っ越しの挨拶状」をきちんと書いて送った方が印象も良いでしょうし、ハガキなどの場合、手元にも残るので相手にも覚えてもらいやすくなるでしょう。
なので、お世話になった方や上司はもちろん、出来れば親しい人や友達などにも引っ越しの挨拶状を送ることをおすすめいたします。
本来なら相手先の方に直接伺って、引っ越しのご挨拶をするのが礼儀になりますが、たくさんの方すべてにご挨拶するのも難しく、相手の方とのスケジュールもあわせにくいと思われます。
そこで「挨拶状」にして引っ越したことを知らせるのがいいでしょう。
引っ越しの挨拶状ははがきにしてもいいですし、手紙に書いて封筒で送るのも良いでしょう。
ここでは引越しの挨拶状をハガキに書いて送るやり方を解説していきたいと思います。
引っ越しはがきの書き方
引っ越しハガキに書くこと
・新しい連絡先
・引っ越した日付
・引っ越した報告と理由
・来訪を願う言葉
・家族全員の名前
新しい住所
引っ越し先の新しい住所は宛名書きの左側に書くのが普通なのでそこに書くことも良いのですが、裏面の文章の最後に書くとより目に付き、見やすくなり、相手の印象にも残りやすくなるでしょう。
新しい連絡先
電話番号などの連絡先が変わったのであれば、住所を書いた隣に追記しましょう。
固定電話がなくて、とくに連絡先が変わっていない場合でも、携帯電話の番号を住所の横に追記しておくことをおすすめします。
相手にとっては、連絡先が変わっていないことを確認できるので、一応連絡先は変更がなくても書いておきましょう。
引っ越した日付
文章の最後に「○○○○年○○月○○日 新住所 連絡先 名前」
といつ引っ越しをしたのかが分かるように、引っ越した日付を記載しておきましょう。
引っ越した報告と理由
引っ越した報告をするにあたり、その理由も簡潔にお知らせするようにします。
「この度転勤のため引っ越ししました。」
「私たち結婚しました、下記に新居を構えましたのでご報告させていただきます。」
「この度○○会社を定年退職し、下記に転居いたしました。」
「子供が小学生になったのを機に、下記に小さな家を構えました」
報告する文面が出来るだけ自慢のようにならないように考えましょう。
来訪を願う言葉
「お近くにお寄りの際は、是非お立ち寄りください。」
「旅行などでお近くにお越しの際は是非ご一報ください。」
家族全員の名前
家族がいる場合は家族全員の名前を書くようにします。
お世話になった方や上司などへは
また親しい人や友人への挨拶状であれば、自由な文章で構いませんが、お世話になった方や上司、取引先の方などへは、頭語や時候の挨拶からはじめ結語で締めるようにしましょう。
頭語 | 拝啓 |
時候の挨拶 | ○○の候 |
結語 | 敬具 |
時候の挨拶は省略することも可能です。
例文
「拝啓、早春の候 寒さの中にも春の気配を感じる頃となりました。
皆様にはお変わりなくお過ごしでございましょうか
この度子供の成長に伴いまして、下記に新居を構えましたのでご報告させて頂きます。
お近くにお越しの際には、ぜひお立ち寄りください。
○○○○年○○月○○日 〒○○-○○ 住所 電話番号 名前 連名」
知人や友人などへの場合はもっと簡単でもかまいません。
「新住所へ引っ越しました。
お近くにお越しの節はどうぞお気軽にお立ち寄りください。
家族ともどもお待ちしております。
○○○○年○○月○○日 〒○○-○○ 住所 電話番号 名前 連名」
のようにシンプルなものでかまいません。
引越しはがきはいつ出すの?
引っ越しはやらなければいけないことが大変多いです。
様々な住所変更の手続きや荷造りなどで忙しく、ついつい後回しになってしまいがちなので、できるだけ早めに準備をしておきましょう。
引っ越しハガキは一ヶ月以内に出すのが最適ですが、お仕事の付き合いのある人などには連絡のやりとりにズレが出ないように引っ越し前や引っ越し当日に出すのが理想的でしょう。
親しい人や友人などへは引っ越しが済んだあと、生活が落ち着いてからでもかまいません。
引っ越しの時期が6月や7月であれば「暑中見舞い」と併せても良いですし、10月、11月、12月頃であれば年賀状と一緒にしても大丈夫です。
ただし、年賀状でお知らせする場合は、先方に新住居の住所が伝わるのが年明けになってしまい、先方からの年賀状は旧住所に送られてしまうことになります。
なので、引っ越し前には必ず郵便局に転居届を出して、郵便物を転送してもらえるようにしておきましょう。
また、引っ越しハガキはどんなに遅くとも三ヶ月以内には出すようにしましょう。
「引っ越しの挨拶状をはがきで送る!書き方やいつ出すのかを紹介」のまとめ
引っ越しのお知らせはメールやSNSでもかまいませんが、お世話になった方や上司などへは挨拶状を書いてハガキや手紙などを送るほうが丁寧で印象が良いと思われます。また形として残るため引っ越したことも認識してもらいやすくなると思われるので、親しい人や友人へも引っ越しの挨拶状としてハガキを送られることをおすすめしました。
引っ越しハガキを送る際は「新住所」「新連絡先」「引っ越した日」「報告と理由」「来訪を願う言葉」「家族全員の名前」などを書くようにします。
引っ越しはやることが多くて引っ越しハガキなどが後回しになりがちなので、できるだけ早めに準備しておくことをおすすめします。
お世話になった方や上司には引っ越し前や当日に、親しい人や友人には一ヶ月以内に出すのが理想です。どんなに遅くても三ヶ月以内には送るようにしましょう。
新しい生活の良いスタートになる参考になれば幸いです。
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