引っ越しが決まって、しなければいけないのは荷造りです。
当日までには時間がたっぷりあるからと、のんびりしていたら思いのほか引っ越しの日は早くやってきます。
当日になっても荷造りが出来ていないなんてことのないようにしたいですね。
荷造りのコツやゴミの処分の仕方などを解説していきます。
Table of Contents
引っ越しの荷造りの仕方一人暮らしでは?
荷造りを始める時期
引っ越しの荷造りは引っ越しの1ヶ月前から始めましょう。
ただ、これには個人差があります。
片付けの苦手な人、得意な人によってかかる時間はかなり変わってきます。
1週間もあればできる人もいれば、3週間あってもなかなか出来ない人もいるわけです。
もちろん荷物の量によっても変わってきますが…。
早くから準備をしても、忙しかったりでゆっくりと荷造りできる時間をもつのも難しかったりします。
余裕をもってするためにも1ヶ月前から少しずつ始めるようにしましょう。
大事なのは引っ越し当日には荷造りが終わってなければいけないということです。
想像している以上に手間と時間がかかることだけ覚えておきましょう。
荷造りの前に準備しておくもの
何事にも準備が肝心。
前もって荷造りに必要な物を準備しておくことで、作業がはかどるだけでなく無駄な時間を減らすことが出来ます。
◆段ボール
引っ越し業者に依頼をして引っ越しをする場合は、引っ越し業者から段ボールが無料でもらえる場合もあります。
業者の段ボールが有料の場合や、業者を利用しない場合、スーパーやドラッグストアなどでお店の方に声をかけてもらえることもあるので行ってみましょう。
◆ガムテープ
ガムテープは段ボール用に使うので、引っ越しの荷造りを手伝ってくれる人がいるのなら人数分用意しておきましょう。
引っ越しが終わって段ボールを処分する時にまとめるのにも使えるので少し多めにあってもいいでしょう。
◆養生テープ
家具などにガムテープを使うと剥がした時に跡が残ったり、汚れたりします。
そういったものには養生テープを使うと便利です。
◆ビニールテープ、セロテープ
テレビやビデオなどの配線に詳しくないのであれば、引っ越し先で配線を元に戻すのに苦労します。
あらかじめ色を分けてビニールテープを目印として貼っておくと配線を元に戻すときにラクですよ。
小物や細かい物をとめるにはセロテープを使います。
◆新聞紙
食器やコップ、割れ物などを包んだり、緩衝材として使用します。
エアパッキンがあれば理想的ですが、新聞紙以外にもタオルなどでも代用できます。
◆マジック、はさみ、カッターナイフ
段ボールに何が入っているのかを書くので油性の太い文字をかけるものがいいでしょう。
はさみをカッターナイフ代わりに使うこともできますが、どちらも100円で買うことが出来るので、両方あった方が便利です。
◆輪ゴム
液体の入った瓶などでこぼれる心配のあるものはラップをかけ輪ゴムでしっかり固定してからフタをし置きましょう。
他にもゲームのアダプターやテレビ、レコーダーなどの配線をまとめたりと、色々なところで輪ゴムは使えます。
◆ドライバー、ハンマーなどの工具
ベッドや家具などの解体や不要品を細かくしたりするのにも必要です。
◆ビニール袋、ゴミ袋
ビニール袋は液体の入った物の漏れ防止として使ったり、カトラリーやリモコンなどのような細かい物をまとめておくのに使えます。
ゴミ袋は思ったよりも大量のゴミ、不要品が出るのでたくさんあってもいいでしょう。
◆ぞうきん、軍手などの掃除道具
家具や食器棚などずっと置きっ放しだったものを動かすと予想以上に汚れているものです、電化製品なんかも裏側をみるとホコリがすごかったりします。
ぞうきん、軍手もいくつかあると良いでしょう。使い捨てのお掃除シートなどあると便利です。
◆布団袋
布団を入れる袋です。ホームセンターや通販などでも購入でき値段も1000円前後ほどなのであれば便利です。
布団圧縮袋も便利ですが、羽毛布団などの場合は羽毛が傷んでしまうので羽毛布団は布団袋に入れて運びましょう。
用意するものが揃ったら、1つずつ荷造りをしていきます。
新居へ持って行く物を選別するわけですが、「使わないものは処分、使う物は梱包」ということは分かっていても一体何から手をつければいいのか分からくなったりします。
荷造りの順番とコツをみていきましょう。
引っ越しの荷造りのコツ
まず最初に今お住まいの部屋をコーナーごとに分けます。
住んでおられるのがワンルームなのか複数部屋があるのかでも変わってきますが、大まかにこんな感じにわけます。
・トイレ
・バスルーム
・キッチン
・クローゼット、押し入れ
・リビング(部屋が複数ある場合は部屋ごとに分けます)
各コーナーごとに順番に荷造りしていきます。
荷造りする順番は次のような順番です。
荷造りをする順番
2、使う可能性のあるもの
3、たまに使う物
4、しょっちゅう使う物
これらを順番に段ボールに詰めていきます。段ボールにつめたら各コーナーの名前と大まかな荷物の内容をマジックで大きく書いていきます。
例)クローゼット 夏の洋服 等
キッチン 食器類 等
1、季節物の製品や普段は使うことのないもの(1ヶ月前~3週間前)
【玄関】
シーズンオフの靴やサンダル。ビーチサンダルやスノーブーツなど
【キッチン】
めったに使わない鍋、来客用の食器、グラス、買い置きしている洗剤・ラップ・スポンジなど
【クローゼット、押し入れ】
水着、スキー・スノーボードウェア、アウトドア用品、シーズンオフの洋服
【リビング】
季節物の家電製品、買い置きしている物
こうしたほとんど使わないものはどんどんと詰め込んでいきましょう。
2、そんなに使わないもの(2週間前~4、5日前)
ここで荷造りする物は箱のフタを閉めずに開けておきましょう。
いざ「使う!」となった時にすぐに出せるほうが良いからです。
そして各コーナーごとに荷造りした段ボール箱はそのコーナーに置いておきましょう。
キッチンのものを詰め込んだ箱はキッチンに置いておくという風にすれば「いざ使う」となった時にもすぐに出すこともでき、運ぶ際もわかりやすいからです。
【玄関】
靴(必要なものを残しあとは詰めていきます)
【キッチン】
鍋(鍋は必要最低限のものだけ残しあとは詰めましょう)、調味料、食器(食器も最低限のものだけ残しあとは詰めます)
引っ越すまでに飲んだり食べたりしない保存食品や茶葉やコーヒー豆など。
【クローゼット、押し入れ】
服(必要な服をまとめておき、それ以外は詰めます)、タオル、毛布類(これらも必要なもの以外は詰めましょう)
かばん、帽子、押し入れ内の小物、押し入れやクローゼットの中は4,5日前には綺麗になっているようにしておきましょう。
【リビング】
DVD、CD、本、ヘッドフォン、オーディオ、ベッド下などの小物、ゲーム機、DVDレコーダ、
3、しょっちゅう使う物(2~5日前)
調理道具、テレビ、パソコン(デスクトップタイプのもの、バックアップもしっかりしておきましょう。)、必要な部屋以外の電気器具、ベッドなども解体できるものであれば解体してマットのみにしておくのが良いでしょう。
当日
・お風呂用品(前日に入る時に使う分だけのボディーソープ、シャンプー、リンス、タオルなど)
・洗面道具(当日に使う分だけの歯磨き、歯ブラシ、石鹸、ドライヤーなど)
・大きな家電製品(洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ)
・ノートパソコン(パソコンは衝撃に弱いので、ノートパソコンなら自分で運ぶのも良いでしょう)
・カーテン
・布団類(布団袋に入れましょう)
・貴重品(通帳、印鑑などはまとめて分かりやすいように袋か箱にまとめておきましょう)
・掃除道具(当日部屋を掃除するもの、掃除機、ぞうきん、軍手など)
引っ越しの荷造りをする時の注意点
◇ 重たい物は小さな段ボールに
本などを荷造りする際に1つの段ボールに出来るだけ入れようとしてしまいがちですが、大きな段ボールにたくさん詰めてしまうと重くて持つのが大変です。
本やCDなどは小さな段ボールに何箱かに分けて入れるようにしましょう。
◇ 軽い物は大きな段ボールに
逆に服やタオル、毛布やぬいぐるみなどは大きめの段ボールにまとめていれても壊れることもないので、できるだけたくさん詰めて段ボール箱をできるだけ減らしましょう。
◇ 段ボールの横にはゴミ袋をならべて置きましょう
引っ越しは身の回りの持ち物の整理をするいい機会です。
新生活に向けて必要なものと、そうでないものをきちんと分け、不要なものを捨てることも大事なことです。
本当に必要なものは別ですが、1~2年さかのぼって使わなかったものは、おそらくその先使うことがほぼないものでしょう。
荷造りをしながら、いるものは段ボールへ、いらないものはゴミ袋へと分けながら片付けていきましょう。
◇ 梱包は頑丈にする
荷造りをしていると、部屋中に段ボールが増えていきます。
段ボールの補強をきちんとしましょう。段ボールの底にガムテープを十字に貼ることが基本です。
あとあと底が破けて荷物が落ちるなんてことがないように、ちょっとした手間もしっかりかけましょう。
◇ お皿や割れ物は縦に詰め込む
お皿などの食器は1枚づつ新聞紙や紙で包み、段ボールに縦にして詰めていき、茶碗などは新聞紙でくるんだら伏せて重ねます。
隙間がないように詰めていき、それでも隙間がある場合は、隙間に新聞紙やタオルをクッション材として詰めていきましょう。
段ボールには「キッチン 食器類 ワレモノ注意」と書いておきましょう
◇ 液体はラップと輪ゴムとビニール袋で
しょうゆ、ソース、油、調味料、シャンプー、リンス、化粧品、など液体の入った瓶や入れものは口の部分にラップを巻き輪ゴムで止めこぼれないようにします。
そして入れ物をビニール袋へ入れてから、段ボールにつめましょう。ワレモノの場合は食器と同じ様に新聞紙などでくるみ段ボールに入れ「ワレモノ注意」としておきましょう。
◇ 思い出に浸らない
段ボールに詰め込む作業の中でついつい懐かしいものを見つけると思い出に浸りがちですが、知らない間に時間はいっぱい過ぎてしまいます。
どんどん荷造りをしないと間に合わなくなるので注意しましょう。
◇ 引っ越し業者から使わせてもらえるものは使う
箱の中にパイプがついていてハンガーをかけられる「ハンガーボックス」や「靴の収納アイテム」など引っ越し業者のサービスで利用できるものがあります。
服がシワにならないし、たたんで段ボールに詰め込む手間も省けるので便利です。また衣装ケースなどがあればそのまま持っていってもらえる場合もあります。
衣装ケースの引き出し部分に養生テープを貼って引き出しが開かないようにしておきましょう。
引っ越し当日の注意点
◆ 冷蔵庫の霜取り
冷蔵庫の食品や飲み物は出来る限り前日までに食べたり飲んだりしておきましょう。
あまっているものはクーラーボックスなどに入れると引っ越し先まで保管できるでしょう。
引っ越し前日にコンセントを抜いて、冷蔵庫内の霜取り、水抜きをしなければいけません。
詳しくは取扱説明書を見ましょう
引っ越しの荷造りで出たゴミの処分の仕方
燃えるゴミに関しては1週間の間に捨てられる日がほぼあるので問題ないですが、燃えるゴミ以外の特殊なものなどでは引っ越しの2ヶ月ほど前からゴミの日をチェックしておくことをおすすめします。
埋め立てゴミ、破砕ゴミなどは1ヶ月や2ヶ月に1回だったりの場合もあります。
引っ越しの際にはそういったゴミもたくさん出ます。
なるべく選別だけは早めにしておいた方が良いでしょう。
粗大ゴミに出す
家具、電化製品、カーペット、寝具、など地域によっても変わってくるとは思いますが、たいていが有料になってるでしょう。
予約が必要な場合もあるので早めに申し込むようにしましょう。
引っ越しの当日にはできるだけゴミが少なくなるように前もってゴミの選別をしておくことが必要です。
不要品の処分方法
・自治体の回収業者に出す
・リサイクルショップへ持っていく
・友人に譲る
などすればいいでしょう。
引っ越しの荷造り一人暮らし編、やり方のコツやゴミの処分の仕方のまとめ
引っ越しの荷造りは思っている以上に時間がかかります。
当日になっても荷造りが出来ていない…なんてことのないように早めから準備をしましょう。
余裕を持って1ヶ月前からするのをおすすめします。
引っ越しに必要な道具をまずはそろえますが、ほとんど100円ショップでそろえられると思います。
段ボールも業者から用意してもらえたり、自分で用意するなら、スーパーやドラッグストアで店の方に声をかけたらもらえるでしょう。
住んでる部屋をコーナーごとに分けて、コーナーごとに「ほとんど使わないもの」から荷造りし、その次に「たまに使う物」、そして引っ越しの4,5日前くらいになったら「よく使うもの」も荷造りしていきます。
引っ越し当日に残っているものは大きな電化製品や洗面道具、バスグッズ、カーテン、布団類、掃除道具ぐらいだけで済むようにしましょう。
最後にお世話になった部屋に感謝をしながら掃除をして、気分もあらたに新居へ向かい、気持ちのいい新生活を送って下さい!!
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