この度、息子がめでたく保育所に入所することが決まりました。
ホッとしているところですが、説明会に保育所に訪れた時にふとした疑問が。
ずっと息子にも「来年から保育園に行けるといいね」「明日は保育園のなかよし体験学級に行くよ」
など、『保育園』という言葉を使っていました。
しかし、改めて考えると息子が行くのは「保育園」ではなく「保育所」。
息子と話すときには何も考えずに、ずっと「保育園」って言ってたのですが、」その日からは「保育所」と言い直すように。ww
「保育園」と「保育所」の違いなど考えたこともありませんでした。
「幼稚園」と「保育園」は確か管轄する官庁が違って………。
…………。
こちらもハッキリとは覚えていませんでした。
そこで調べてみることに!!
「幼稚園と保育園の違い」そして「保育所と保育園の違い」について紹介させていただきます!
Table of Contents
保育所と幼稚園の違い
息子がこれから通うのは保育所です。
幼稚園とはどこが違うのでしょうか、具体的には入園する年齢が違ったり、保育時間が違ったり、給食の有無が違ったりなどとあると思いますが、ここでは根本的な違いをみていきましょう。
幼稚園
・学校教育法で定める学校の一つになります。
・文部科学省の管轄になります。
・満3歳から6歳までの小学校に入学するまでの幼児を教育するための施設です。
・先生は都道府県の教育委員会が発行する幼稚園教諭の免許が必要です。
・保育時間は平均9時~14時頃までです。保育時間の他にも有料で延長保育を行っている幼稚園もあります。
それに対して
保育所
・児童福祉法に基づく施設です。
・厚生労働省の管轄になります。
・保育所は保護者が労働や疾病などの理由で保育できない0歳児から小学校入学までの乳幼児を保育するための施設です。
・先生は国家資格である保育士資格が必要です。
・保育時間は保育所によって異なります。
幼稚園は「教育施設」であり、保育所は「児童福祉施設」なのです。
これが「『幼稚園』と『保育園』の違い」になります。
こう聞くと幼稚園では勉強面での教育をサポートしてくれそうだし、保育所では子供をのびのびと手厚くみてくれそうなイメージが持てるのではないでしょうか。
最近ではこの双方の特徴を併せ持った「複合型保育施設」である『認定こども園』ができ増えてきつつあります。
保育所と保育園の違い
先ほども触れましたが、幼稚園というのは満3歳から小学校に就学するまでの幼児を教育する施設であり文部科学省の幼児教育課が管轄しています。
なので学校の一種になります。
それに対して、『保育園』は保護者が労働や疾病などの理由で保育できない場合に0歳から小学校に就学するまでの乳幼児を保育するための施設であり「児童福祉法法」という法律に基づき、厚生労働省が管轄します。
で実は、『保育園』はというと「児童福祉法」という法律上は『保育所』が正式名称になるのです!
『保育所』が正式名称で、『保育園』というのは通称だったのです。
保育所と保育園の違いにおける例外
しかし「保育所」や「保育園」という名前そのものに関して許可を得ていないものが使用してはいけないという法律がありません。
なので、保育園や保育所のなかには無認可の施設もあります。
例えば「託児所」といった乳幼児を預かり保育する施設があります。
「託児所」には「幼稚園」や「保育所・保育園」のような管轄官庁はありません。
託児所の中にはデパートやショッピングモール内にある一時的な託児所や24時間営業の託児所、あるいは病院勤務の職員のみが勤務している間に利用できるようなものなど、たくさんあります。
無認可の保育施設の託児所が「保育所」だったり「保育園」という名前を用いている場合もあります。
その場合は、「保育所」や「保育園」という名前がついていても認可を受けている施設とは違い、「託児所」になります。
保育所と保育園の呼び方で変わること
保育所と保育園の違いについて紹介してきました。
正式名称は「保育所」
……意外でした。
どちらかというと『保育園』という呼び方のほうがしっくりきていたので……。
世間的にはどのように呼ぶ?
法律上では『保育所』が正式名称になりますが、世間一般ではどうなのでしょうか?
施設の面積が広いところを『保育園』、狭い所を『保育所』というこれまたあいまいな呼び分け方法があったりもします。
これではどこからが広くて、どこからが狭くなるのかが人によって変わってきます。
まあ、一般的な呼び方なので人によって呼び方が違ってもいいのですが…。
公立と私立で呼び方が違うことも
保育所と保育園の呼び方について見てきました。
どちらも同じものですが、実際同じ市内や町内にあっても「○○保育所」とあったり「○○保育園」と呼び方が違うことがあります。
両者に違いはなく、どちらも保育所なのです。
地域によっても変わってきますが、公立と私立での違いがあるようです。
僕が住んでいる町では公立のものが『保育所』、私立が『保育園』という呼び方の違いで分けられていました。
しかし隣の市や町では全てが「保育所」だったり、その反対で全てが「保育園」だったりとやはり特に決まった違いはないようです。
『保育所』と『保育園』この2つには呼び方の違いはあれど、運営の仕方や法律的なことに違いはありません。
保育所と保育園、呼び方で変わること
『保育園』のように「園」という漢字が入っていると、どことなく「学園」を連想します。
「入園式」「卒園式」「園長先生」「園児」「通園」
これらは『保育園』にあてはまることばです。
では『保育所』になると
「入所式」「退所式」「所長先生」「所児」(笑)
になるんでしょうか?
確かに「入所」や「退所」は実際使われています。
園長先生に関してはやはり「所長」だそうです。
「園児」に関しては書類などを見てみると「児童」という呼び方が使われています。
「通園」という言葉は「登所」「降所」と使われていましたが、パソコンで文字と入力する際の変換では出てきませんでした。
子供たちが園長先生のことを「所長先生」という呼び方で呼んでいると、何か違和感を感じますね。
先生方は「所長」と呼んだりするそうですが、実際には保育所でもこどもたちには「園長先生」と呼ばれているところもたくさんあるようです。
「保育所と幼稚園の違いについて|また保育園という呼び方で変わること」のまとめ
保育所と幼稚園の違いは、「児童福祉法に基づく施設の一つ」と「学校教育法で定められた学校の一つ」とに大きく別れます。
また管轄も「厚生労働省と文部科学省」と別々で、先生たちも「国家資格である保育士資格と幼稚園教諭の免許」と必要なものが変わってきます。
保育所と保育園の違いに関しては呼び方が違うだけで、中身は一緒です。正式名称は「保育所」になり、「保育園」は通称になります。
以上が「保育所と幼稚園の違い」また「保育所と保育園の違い」になります。
色々と紹介させていただきましたが、参考になれば幸いです。