青森県内でも弘前公園の桜に次いで人気の高い五所川原市は金木町の「芦野公園」の桜をご紹介します。
2019年の開花予想や駐車場についても紹介していきましょう。
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五所川原市 芦野公園の桜
日本さくら名所百選にも選ばれている桜の名所「芦野公園」
まずは芦野公園について少し解説しておきましょう。
芦野公園
青森県五所川原市金木町にある県立公園で湖を持つ自然公園です。
正式には「芦の池沼群県立自然公園」といいます。
湖畔には約1500本の桜と約1800本もの松が植えられており、特に桜に関してはは「日本さくら名所百選」にも選ばれた場所でもあり毎年春に開催される桜祭りはたくさんの人で賑わいます。
園内には他にも「津軽三味線発祥之地の碑」などもあります
鉄道ファン、文学ファンに人気の芦野公園
桜のトンネルをくぐる津軽鉄道
芦野公園内には津軽鉄道が通っていて、芦野公園駅の付近には線路を覆うように両側に桜が広がり「桜のトンネル」ができあがります。
その”桜のトンネル”を電車がくぐり抜ける光景を見ることができ鉄道ファンに人気があります。
「走れメロス号」と名付けられた津軽鉄道の電車が満開の桜のトンネルをくぐり走る様子はとてもレトロ感があり見所の1つです。
日本のディーゼル機関車の中では初期型のDD350形などもの車両も走るので鉄道ファンに人気があります。
電車の上に電線を必要としないために線路の上が開放されているので桜の枝が綺麗なトンネルになるのです
芦野公園のとなりにある喫茶店「驛舎」はもともとは1930年(昭和5年)開業時の芦野公園駅舎です。
レトロ感漂う建物の喫茶店では「豚まん」ならぬ「馬(ば)まん」が販売されています。
太宰治にまつわる芦野公園
芦野公園がある金木は作家太宰治の誕生の地です。そしてこの芦野公園は太宰治が幼い頃に遊んだということでも有名で、公園内には太宰治の文学碑や銅像などがあります。
太宰が歩いた遊歩道などを散策したり、園内のため池で手漕ぎボートに乗って太宰の少年時代に想いを巡らせるのも良いでしょう。
毎年6月19日には太宰治生誕祭が行われます。
芦野公園の周辺には太宰が幼少に育った家を利用した記念館「斜陽館」もありこちらは国の重要文化財にも選ばれています。
もちろん入ることもできるので観桜あとに立ち寄るのもおすすめです。
芦野公園の桜
ソメイヨシノ・サトザクラ・シダレザクラなど約1500本もの桜が植えられている園内はピンク色に染まりますが、芦野公園には約1800本もの黒松も広がっています。
松の緑もまた美しく、ピンクと緑のコントラストを楽しむことができます。
芦野公園の夜桜
金木桜まつりの開催期間中は午後5時から9時までの間、ボンボリの点灯によるライトアップを楽しむことができます。
ボンボリの優しい柔らかい灯りに浮かぶ桜は昼間の華やかさとはまた違う幻想的な世界になります。
芦野公園の桜 2019
芦野公園の桜、2019年の開花予想
例年の見頃は5月上旬です。
今年は例年より早めになりそうです。
開花予想日 4月23日
満開予想日 4月28日
五所川原市 県立芦野公園 金木桜まつり 2019
4月下旬~5月下旬
昭和39年からゴールデンウィークを中心に開催されている桜祭りで、30万人もの観桜客が県内外から訪れます。
祭りの期間中は「津軽三味線全日本金木大会」や「公園湖上ステージでの民謡・郷土芸能・歌謡ショー」「花火大会」など連日たくさんのイベントが開催されます。
とくに「花火大会」は春の季節には珍しいものです。それに加えて満開の夜桜越しに打ち上がる花火はかなりレアでしょう。
2018年では打ち上げ総数約4500発と結構たくさん打ち上げられました。
開催期間:2019年4月27日~5月6日 予定
場所:芦野公園
住所:青森県五所川原市金木町芦野地内
Tel:お問い合わせ 金木商工会 0173-52-2611
桜の種類:ソメイヨシノ、サトザクラ、シダレザクラ
桜の本数:約1500本
イベント観覧料:無料
園内の屋台:あり 約100店舗
ライトアップ:ボンボリによる点灯 17:00~21:00
五所川原市 芦野公園の駐車場情報
芦野公園内に駐車場はありますが、桜まつり開催期間中は有料となります。
駐車場:あり
利用料金:普通車 800円/マイクロバス 1500円/大型バス(30台以上) 2500円
収容台数:350台
五所川原市芦野公園へのアクセス
東北自動車道利用
◆浪岡ICから国道339号経由 約40分
◆津軽道五所川原北ICから国道339号経由 約15分
「五所川原市芦野公園の桜2019|駐車場情報も紹介」のまとめ
五所川原市にある芦野公園の桜について紹介させていただきました。
鉄道ファンと文学ファンに人気の芦野公園。
2019年の開花日は4月23日と例年より早めの予想となります。満開予想日が4月下旬頃となるので金木桜まつり2019に訪れる頃には見頃となっているでしょう。
桜のトンネルを走り抜ける電車を見たあとは太宰治が歩いた公園内を散策しボートに乗るのもよいでしょう。
青森県での桜めぐりの参考になれば幸いです。