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井手町桜祭りの様子!|玉川沿いの桜並木と駐車場について

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京都府の南部に位置する「井手町」
その井手町を東西に横断する『玉川』は春になると桜の花見客で賑わいます。

この井手町は万葉集の撰者とも言われている橘諸兄ゆかりの地でもあります。

そんな井手町では毎年桜の見頃になると井手町さくらまつり実行委員会によって『井手町さくらまつり』が開かれます。
期間中は各種模擬店なども開かれ観桜客で賑わいます。

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井手町さくらまつり

井手の玉川の石碑

桜のシーズンになると、毎年”井手町さくらまつり実行委員会”によって『井手町さくらまつり』が開かれます。
期間中は各種模擬店などが開かれたり、井堤保勝会による休憩所なども設けられます。

そしてさくらまつり期間中は午後7時から午後9時まで、桜のライトアップも実施され夜桜を楽しむこともできます。
ライトアップはJRの跨線橋から上玉川橋の間で行われます。

井手町さくらまつりの看板

桜が咲き誇る玉川は平成の名水百選にも選ばれています。
玉川沿いには約1500mに渡ってソメイヨシノが約500本、山吹約12000本が植栽されています。
山吹は井手左大臣 橘諸兄が植えたとも言われています。

井手町玉川沿いの桜並木

井手町の案内図

玉川の堤防を降りたところには井手町の案内図があります。 右上に現在地がありますがその周辺が桜のスポットとして書かれています。

井手町さくらまつりの門

歓迎 井手町さくらまつりの門をくぐって入って行きます!


道は石畳のようになっていて歩きやすいです。

井手町の役場の南側あたりから橋本橋あたりまで桜並木が続きます。

井手の桜と提灯と空

この日か一日前が満開だったようですね。

 

井手町の桜

玉川沿いに覆い被さるように桜が咲いています。

井手の玉川沿いの桜
玉川は浅く流れもゆるやかです

井手の桜並木と玉川下流

両岸から玉川にかけて豪快に咲き誇っています。

奥玉川橋の南側には休憩所があり井堤保勝会による湯茶のサービスもあります。

また模擬店もありみたらし団子や大福餅、しろもち、手作りこんにゃくなど他にも加工品などいろいろとあります。

さらに少し東側には京都産業大学井手応援隊による飲食店もあります。

井手町の桜並木道

逆光で見にくいかもしれませんが、桜のトンネルを歩くことができます。

奥玉川橋を渡った北側を東に上がって行った左手にも井手町商工会女性部による模擬店があります。

井手の桜と山
この辺りは川幅も狭いのですが、両岸からせり出すように咲いていて見応えがあります。

玉川のこの辺りは川幅も狭く、川に置かれた石を歩いて渡ることができます。

 

JRと井手の桜

玉川の下をJR奈良線が走っているんですが、すぐそばに桜が。
電車の中からも少し見られるんでしょうね。

玉水駅前は休憩所「さくら」があり、ちらし寿司、いなり寿司、たけのこごはん、うどん、コーヒー、よもぎもちなどがあります。

井手の大きな桜

国道24号線から離れるほど桜の本数もどんどん増えていくようでした。

井手の大きな桜と提灯

たぶん夜のライトアップはこの提灯によるものなんでしょうか。
たくさんの提灯が吊られていました。

井手の大きな桜と空

途中にはベンチもあったりでゆっくり座りながら桜を楽しむこともできます。川沿いは芝生の様になっている場所もあって寝そべってくつろいでる方もおられました。

井手の桜と提灯を下から見た景色

下から桜を見上げると空とのコントラストが綺麗ですね。

井手の桜を下から見た景色

たくさんの桜には井手町の風情を詠み込んだ俳句や短歌、川柳などが付いていました。

去年の「井手町橘諸兄文学賞」で募集でされ、応募された作品が吊るされているようです。
ちなみに、今年応募したものは来年に吊るされるそうです。

井手町の桜のアップ

翌日になるとだいぶ散るかもしれませんが、この日はまだ散ってる量も少なめでした。

井手の桜と玉川と山

1500mあるということで、けっこう長く桜並木は続いています。

井手町の桜と提灯と空

平日の夕方前でしたが、ポツポツと地元の方らしき人たちが写真を撮りにきていたり、高校生も桜を見に来たりしていました。

 

井手の大きな桜と並ぶ提灯

真ん中くらいまでくると、背の高い大きな桜も増えてきます。

中にはだいぶ離れないと写真に入りきらないくらいのものもありました。

井手の桜と並ぶ提灯

この辺りは提灯もたくさんあって夜桜が綺麗そうですね。

 

井手の桜とトイレ

 

途中には仮設トイレも設けられていました。
トイレの後ろにも見事な桜が。

玉川上流の井手の桜と山

山と桜と川がとてもほのぼのした空間をつくっています。

橋本橋まで来ると北側にまた休憩所があります。隣には井手町商工会青年部による模擬店もあります。女性専用トイレと男性専用トイレもあります。

橋本橋には晴れの日のみになりますが10時から15時のあいだで水車も回っているようです。

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玉川上流の井手の桜

だんだん玉川がかなり狭くなってきました。桜も少なく感じますが、まだ奥には続いているようです。

蛙橋と橋本橋の中間地点あたりの石垣公園のとなり「老人福祉センター玉泉苑」には車椅子対応のトイレもあります。

玉川上流の井手の桜並木

階段を降りて川縁を歩いて下から桜を見上げるのも良さそうですね。

玉川上流の井手の桜と山と空

この辺りで桜並木は終わっています。

玉川上流の井手の大きな桜

山もだいぶ近くになってきました。

井手の山と桜

山にも桜がチラホラとありました。

井手の桜と山のアップ

写真を撮ってるこの辺りはもう山の麓のかなり近くになります。

歌の説明看板

帰る途中に見つけた看板。

奈良時代から玉川の山吹は人を楽しませていたのです!
かなりの長い歴史があるんですね。

電車と井手の桜 JRの電車と井手の桜

JR奈良線、電車が通りました!ww

この角度では社内からはあまり見えないかもですね。ww

でもJR玉水駅から歩いてもすぐに来ることができるのでオススメです。

大きな井手の桜のアップ

今年はこれで見納めかもしれません。

井手町の桜と玉川

今週でたぶん桜吹雪となるでしょう。

ぜひ次回は夜桜も来てみたいですね。

大きな井手町の桜

とても綺麗な井手は玉川沿いの桜でした。

井手をテーマに詠まれた短歌

桜の並木道を歩いていると所々に歌が詠まれた小さな石碑が建っていました。
やはりかなり昔から井手の山吹は人々を魅了していたようですね。
長い歴史を感じます。

紀貫之の歌

音にきく 井手の山吹 みつれども
蛙の声は 変わらざりけり
紀貫之(古今和歌集)

古今集の歌

かはづ鳴く ゐでの山吹 散りにけり
花のさかりに あはましものを
詠人不知(古今集)

山吹の歌

山吹の 花のさかりに なりぬれば
井手のわたりに ゆかぬ日ぞなき
源 実朝(金槐集)

井手の山吹の歌

いつしかも 都の人に いひづてむ
井手の山吹 今ぞ盛りと
藤原定家(拾遺愚草)

山吹の色の歌

山吹の 色をうらやみ 中垣の
あなたにゐでと 思ふ頃かな
源 頼政

井手の山吹の春の歌

蛙なく 井手の山吹 あふことの
まれなる色と 春は暮れつつ
宗良親王

山吹の井手の玉川の歌

駒とめて なほ水かはむ 山吹の
花の露そう 井手の玉川
藤原俊成

山吹の花のいろの歌

山吹の 花いろ衣 さらすてふ
かきねや ゐでの わたりなるらむ
後鳥羽院

山吹の花の歌

山吹の 花さく里に なりぬれば
ここにも 井手と おもほゆるかな
西行法師

 

色も香も なつかしきかな 蛙なく
ゐでのわたりの 山吹の花
小野小町

河辺の歌

河辺なる 所はさらに 多かるを
井手にしも 咲く 山吹の花
和泉式部

紫式部の歌

思はずに 井手の中道 へだつとも
云はでぞ 恋いふる 山吹の花
紫式部

井手をテーマにした歌がたくさんの歴史上の有名な人物に詠まれているようです。

井手町桜祭りの駐車場について

会場には駐車場がありません。
駅からも比較的近いので出来るだけ公共交通機関を利用しましょう。

井手町さくらまつりへのアクセス
<電車>
JR奈良線『玉水駅』下車 徒歩約3分と駅からは比較的近い場所にあります。

「井手町桜祭り!|玉川沿いの桜並木と駐車場について」のまとめ

京都府南部に位置する「井手町」歴史のある町に流れる玉川は「日本の六玉川」の1つです。
玉川沿いには春になると約500本の桜が咲き誇り、山や川の風景とマッチしたゆるやかな時間が過ごせるでしょう。
京都の中でも南の方に位置するので、京都からでも奈良からでも来やすい場所だと思います。
京都や奈良で桜めぐりをする方の参考になれば幸いです。

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