冬に出産を迎えたママ達へ。
出産準備をするにあたって、初めての赤ちゃんで分からないことがいっぱいあるかと思います。
ベビーウェアについても「どれを何枚くらい着させればいいのか?」「寒くないのか?」
など気になることがたくさんあるでしょう。
特に新生児の肌着に関しては、赤ちゃんのデリケートな肌に直接触れるものなので素材なども気になるところだと思います。
ここでは冬の時期を過ごす新生児の肌着や着せ方について紹介していきます。
必要な枚数や温かく過ごせるおすすめの素材についてもあわせて紹介していきましょう!
Table of Contents
新生児の肌着 冬の場合の着せ方は?
新生児期(0ヶ月~2ヶ月頃)の赤ちゃんはまだうまく体温調整ができません。
なので肌着を重ねて着させることで体温調整力を補ってあげる必要があります。
まずは赤ちゃんの肌着にはどんなものがあるのかを見てみましょう
新生児の肌着
短肌着(たんはだぎ)
短肌着は赤ちゃんの基本となる肌着で裾が短めになっています。
1年通して一番下に着る肌着になります。
2カ所の紐でとめるタイプが多く、赤ちゃんの成長に合わせて調整することができます。
赤ちゃんに直接触れる肌着なので、吸湿性や通気性はもちろん肌触りなどの素材にもこだわって選んであげましょう。
新生児のデリケートな肌を守るために「縫い目」や「タグ」なども基本肌着の外側にあります。
着させてあげるときに間違わないようにしましょう!
<短肌着の役割>
・保温効果
・首回りや脇の汗を吸い取ってくれるので体の清潔さを守ってくれます。
長肌着(ながはだぎ)
長肌着は短肌着の上に着させるものになります。
短肌着の丈を長くしたもので裾がスカート状になっていてスナップなどはついていません。
なのでオムツのおもらしラインのチェックやオムツの替えに便利な肌着です。
あんよの動きがまだ少ない「新生児期」の肌着です。
コンビ肌着との役割が重なるので、購入される際は兼ね合いを考えて枚数を決めましょう。
どちらか一方を買うのであれば個人的には長く使えるコンビ肌着の方が便利です。
<長肌着の役割>
・短肌着が「汗の吸収」をするのに対して、長肌着には「温度調節」をする役割があります。
・コンビ肌着
長肌着と同じく、短肌着の上に着させる肌着です。
丈も長く股の部分にスナップ(留め金・ホック)がついていてとめることができます。
赤ちゃんのあんよの動きが活発になっても肌着がはだけないので便利です。
新生児期から使えますが、足の動きが活発になる2~3ヶ月頃にコンビ肌着が活躍します!
<コンビ肌着の役割>
・赤ちゃんの動きが活発になっても裾がめくれたりしないので、温度調節をしっかりすることができます。
新生児の肌着や服 冬の時期の着せ方~室内時~
<新生児期>
◆肌着(短肌着+長肌着)+服(ツーウェイオール)
調整用に新生児ベストもおすすめです。
ツーウェイオールとは?
着せ方によって二通りの使い方が出来る便利な服です。
ボタンの留め方によって「ドレスオール」にも「カバーオール」にもなります。
「ドレスオール」とは裾がスカート状になった服で言ってみれば「長肌着の洋服版」のようなものです。
また「カバーオール」とは同じく「コンビ肌着の洋服版」のようなものになります。
生後6ヶ月頃まで着ることができるのでおすすめです。
新生児ベストとは?
新生児の体温調節のアイテムで洋服の上に重ね着をするものです。
1年通して使えますが、秋冬は保温性の高い素材、春夏は吸水性や肌触りのよい綿100%の素材を選んであげましょう。
<あんよの動きが活発になる頃>
◆肌着(短肌着+コンビ肌着)+服(ドレスオール)
調整用に新生児ベストもおすすめです。
ドレスオールとは?
ドレスオールとは「新生児ドレス」とも呼ばれるもので裾がスカート状になっています。
あんよの動きが少ない新生児向けのベビー服です。
退院時やお宮参りの祭に着るセレモニードレスも「ドレスオール」の中に含まれます。
<新生児の肌着や服 冬の時期の着せ方~外出時~>
◆肌着(短肌着+長肌着)+服(ドレスオール+おくるみ・帽子・くつした)
おくるみとは?
おくるみとは80㎝×80㎝ほどの厚みのある正方形、もしくは長方形の布です。
「アフガン」とも呼ばれています。
まだ首のすわっていない赤ちゃんを抱っこするときに「おくるみ」でくるんであげます。
新生児期を過ぎてしまっても、オムツを替える際のシートとしてや、ブランケットとしても使用することができます。
おくるみによっては布の端に三角ポケットがついていて、帽子のように赤ちゃんの頭にかぶせてあげられるものもあります。
新生児の肌着 冬には何枚くらい必要?
寒い冬の時期、新生児の様子はしっかりチェックしてあげましょう。
汗をかいていたらこまめに汗をふき取り着替えさせてあげることが大切です。
冬に必要な肌着やベビー服の枚数について
洗濯する回数やお住まいの地域の気温によっても変わってくるので一概には言えませんが、あくまでも参考として紹介させていただきます。
短肌着
5~6枚が目安となります。
汗を吸い取る役目の肌着なので、汗をかいていたらこまめに着替えさせてあげましょう。
長肌着
1~2枚が目安となります。
体温調整として使いますが、着られる時期が短いのでそんなに枚数はいらないでしょう。
コンビ肌着で代用することもできます。なので1枚だけ購入し、あとは使ってみてから考えてもいいかと思います。
コンビ肌着
4~5枚が目安となります。
新生児期から使え、あんよの動きが活発になってからは大活躍します。
長い時期使えるので少し多めにあってもいいでしょう。
裏技としてコンビ肌着のスナップを閉じずに使うと長肌着のように使うこともできます。
ただし、その際に赤ちゃんの足がスナップに当たって痛いようであればやめておきましょう。
ドレスオール
1~2枚が目安となります。
長肌着と同様にオムツのチェックや交換はラクですが、着られる時期が短いのでそんなに枚数はいらないでしょう。
長く着られるツーウェイオールを購入するのもおすすめです。
ツーウェイオール
2~3枚が目安となります。
スナップの留め方で着方を変えることができるので、冬生まれの赤ちゃんであれば新生児期から春、長ければ次の秋まで着ることができるのでおすすめです。
カバーオール
2~3枚が目安となります。
コンビ肌着のように足の動きが活発になる2ヶ月頃から活躍します。
ツーウェイオールは使い始めに袖が長かったりしますが、カバーオールは赤ちゃんの成長に合わせてちょうどよいサイズを選んであげましょう。
新生児ベスト
1枚が目安です。
寒い時に羽織って体温調節をします。
1枚あれば便利です。
新生児の肌着 冬におすすめの素材は?
赤ちゃんの肌はとてもデリケートです。そんなデリケートな肌に直接触れる肌着は「ネクストスキン(第2の肌)」と呼ばれるほど大切なものになります。
とくに冬は寒くて乾燥もします。
新生児の肌を守るためにも暖かくて心地よい素材を選んであげたいですね。
新生児のお肌には「綿100%」の素材が一番おすすめです。
その綿100%の素材の中でも特に冬の時期には「フライス」「パイル」「エアーニット」がおすすめです。
・フライス
細い糸で編まれたフライス素材は手触りがよく、やさしい肌触りが特徴です。
吸湿性や通気性も高いので汗っかきな赤ちゃんでも快適に過ごせるでしょう。
また伸縮性も高く伸びる生地なので、赤ちゃんが活発に動くようになっても対応できます。
着替えもラクにできるのでママやパパにとってもうれしい素材ですね。
・パイル
保温性、吸湿性にとても優れたものです。
「タオル生地」とも呼ばれているもので、その名の通り「タオル」などでよく見かける輪っか状の糸が織り込まれた生地です。
タオルに使われるくらいなので汗の吸収力は高いです。
パイル生地についてる「輪っか状の糸」の長さが長いほど「吸湿性」「保温性」が高くなります。
・エアーニット
天竺(てんじく)を2枚重ねた接結天竺と呼ばれるものです。
空気(エアー)を含んだような「ふんわりとやわらかい肌触り」です。
表面に小さな穴のような通気口があり、そこから空気を取り込みます。
取り込まれた空気が体温で暖められることにより優れた保温性を発揮します。
「新生児の肌着 冬の時期の着せ方|何枚必要?おすすめの素材も紹介!」まとめ
冬の時期を過ごす新生児の肌着や着せ方についてご紹介してきました。
まだまだ体温調節が上手にできない赤ちゃんなので、しっかりとママやパパがチェックして調整力を補ってあげましょう。
その際に重要なのが赤ちゃんの肌着になります。
直接肌に触れる肌着は素材にもこだわって使ってあげたいですね。
汗をかいていたらこまめに拭いて着替えさせてあげましょう。
新生児の肌着選びの参考になれば幸いです。