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お正月

年賀状のマナー、宛名や連名はどう書く?横書きや手書きでは?

投稿日:2018年10月20日 更新日:

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親類、友人、会社の上司、その他お世話になった方々に送る年賀状。
一年の初めに届く手紙と言っていいでしょう。

年賀状の宛名書きにも正しいマナーがあります。
親しい友人なら多少間違っていようが気にされないかもしれませんが、「親しき仲にも礼儀あり」です。まして上司やお世話になった方々へ送るときは気をつけたいですね。

そもそも「年賀状」の「年賀」とは、1年の初めに行う礼儀を重んじた挨拶のことです。
年賀のあいさつに行きたいけど、遠くて行けない人に挨拶をする目的で始まったのが年賀状です。

今ではそのような「礼儀」として以外にも自分の近況報告やお世話になった「お礼」として書くようになっています。

「礼儀」「お礼」として書くのならやはりマナーは大切ですよね。

ここで一度年賀状を書くときの正しいマナーを確認しておきましょう。

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年賀状のマナー、宛名や連名はどう書く?

お正月のお祝いのイメージ

まず年賀状の表面に書くのは、受取手と差出人の住所と氏名です。まずは住所と氏名の文字の大きさや配置に注意してバランスよく読みやすいように心がけましょう。

宛名書きの大事なマナーポイント

相手の名前はハガキの中央に大きく書く

・漢字に間違いがないように書く。旧字体や旧かなづかいの名字や名前の書き間違いに注意しましょう

敬称を間違えないように気をつける

一般状のマナー
・個人宛はすべて「様」
連名ならば、「山田たろう様、花子様」全ての名前に「様」をつけます。
・ご家族に出す場合で、代表者以外の名前を書かない時は「山田家ご一同様」の用に「ご一同様」をつけたり「ご家族の皆様」を代表者の名前の横に添えるのが良いでしょう。
・親しい間柄であれば、連名で子供や赤ちゃんに「様」という敬称ではなく、「くん」「ちゃん」を使ってももちろん大丈夫です。子供さんが大きくなってきたりして敬称に迷うようなら「様」にしておけば問題ないです。
ビジネス上のマナー
・会社宛て、部署宛、団体宛なら「御中」をつけましょう。
会社が株式会社であれば「(株)」と省略せずに「株式会社」としっかり書きましょう。・組織の個人宛に出す時は、部署名、役職名(小さく)、名前、様の順で書く。社名や部署名には敬称はいりません。
○○株式会社 ○○部 部長 山田たろう様・恩師や弁護士、医師、政治家宛てなら「先生」。これに関しては個人として出す場合は「様」で大丈夫です。

宛先住所の表記のマナーポイント

・郵便番号欄の右端と住所の書き始めの行をあわせる。
・宛名よりも小さな文字で
・宛名よりも高い位置から書き始める。
・都道府県名は省略せずに書く。書かなくても届きますがマナーとして書きましょう。
・マンション名を書くときは、前で改行しましょう。改行後に1文字下げて書くか、住所表記がなるべく下揃えになるように書くとバランスが良いです。
・番地や部屋番号など数字を書くときは、縦書きには漢数字を使います。

差出人欄を書くマナーポイント

・差出人の住所はハガキの半分より少し上の位置から書き始める。
・相手の住所、氏名よりもさらに小さな文字で書く。
・左下の差出人の郵便番号欄の右端に住所の書き出しを合わせるとバランスがとりやすい。
・郵便番号欄の7桁の幅より大きくならないように注意しましょう。
・住所と差出人表記がなるべく下揃えになるようにすると見た目のバランスがよいです。
・裏面に住所氏名を書いている場合は、表面に差出人名、住所を書かなくても大丈夫です。
・赤ちゃんが産まれたりで差出人の家族が増えて、名前を書くときはふりがなをふっておきましょう。

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書き間違えたりしたときは、二重線を引いて書き直したり、修正テープで消して書き直したりはやめましょう。
郵便局へ持って行けば、手数料を払えば新しい切手やハガキに交換してもらえます。手数料は郵便切手、通常ハガキであれば一枚につき五円です。

 

年賀状の宛名、横書きする時のマナーは?

年賀状を書くとき、横書きで書くこともありませんか?
横書きはマナー的にはどうなのでしょうか?

本来は縦書き

・日本語は縦書きが正式です。年賀状も表面を見ると縦長に出来ています。なので縦書きで書くのがマナーです。
・宛名を書く表面と裏面の縦横をそろえる。
基本は縦書きですが、裏面にイラストが印刷されているタイプの年賀状などで裏面が横向きならば、表側の宛名も横書きにします。
・宛名を横書きをする時は番地、マンションなどの部屋番号などの数字は算用数字を使いましょう。
・目上の方に出す場合、横書きはマナー違反です。表、裏共に縦書きで書きましょう

 

年賀状の宛名を手書きする時のマナーは?

手書きで年賀状を書くのは手間がかかりますが、その分想いが相手に伝わるでしょう。
また、パソコンで作ったイラストのついた年賀状や、裏面にイラストが印刷して売られている年賀状でも、手書きでなにか一言添える方がよいと思います。
その際にもいくつか注意しておきたいマナーがあります。

・ボールペンはあまり良くない
新年の祝い事なので毛筆で書いた太く力強い文字の方がよいとされています。
印象の良い順に言うと
筆、筆ペン、油性のフェルトペン、ボールペン、プリンターなどで印刷したもの
の順になります。

なのでプリンターなどで印刷した年賀状でも、やはり何か手書きで一言でも添えるほうがよいでしょう。
その際もボールペンではなく、筆や筆ペンなどで書いた方がより力強くてよいとされています。

・表現の重複を避ける
印刷されている文章と同じ意味のことを手書きで書いても意味が重複しています。
「本年もよろしくお願いいたします」と印刷されているところに「今年もどうぞよろしく」と書いても同じ意味になるのでやめましょう。

・NGワードは使わない
新年というおめでたい場では避けなければいけない言葉として「忌み言葉」とうものがあります。
「去る」「滅びる」「絶える」「衰える」「破れる」「失う」「枯れる」「倒れる」「病む」等は年賀状を書く時のマナー違反になります。NGワードとして使わないように注意しましょう。
「去」という文字には「別れる」や「離れる」と言った意味があるので、「去年」とは書かずに「昨年」や「旧年」と言った言葉が使われるのですね。

・句読点はつけないのがマナー
毛筆で書かれていた時代からの名残や年始めの挨拶に「区切り」をつけないためとの意味で。

・「元旦」というのは新年の最初の朝という意味です。
元旦は1月1日の朝の事です。なので「1月1日元旦」と書くと「1月1日」を2回書いてることになります。
書くのなら「平成○○年元旦」「20**年元旦」のように書きましょう。

 

まとめ

たくさんのマナーをみてきましたが、マナーに気をつけて書いた年賀状も送る時期が遅くては意味がありません。
1月7日の松の内までに届けば失礼にはなりませんが、できれば1月3日までには届くようにしましょう。
もし松の内までの間に合わなければ、年賀状ではなく「寒中見舞い」として出します。

元旦に届くようにするためには12月の15日から25日までには出しましょう。
15日以前に投函すると、そのまま普通郵便として配達される可能性があります。

また25日を過ぎて出しても元旦に届くこともあります。しかしそれは地域によるので、余裕を持って早めに年賀状を書いて、25日までには出すようにしたいですね。

関連記事→年賀状の裏面を書く時のマナー、手書きで書くには?挨拶文の書き方も

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