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おせち料理の由来と歴史、いつ食べるのが正しいの?

投稿日:2018年10月15日 更新日:

おせち料理の由来や歴史って知っていますか?1年の始まりに食べる料理、おせちの歴史や食べる時間についてまとめてみました。

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おせち料理の由来

『おせち料理』の『おせち』ってそもそもどういう意味かご存じですか?
ちなみに漢字では『御節』と書きます。『節』という漢字があるということは何かの『節目』と関係があるんですね。

そう、それは日本の暦にある、伝統的な年中行事を行う季節の節目である『節句』からきているんです。
『節句』『節供』とも書きます、古いと『節日(せちにち)』と言ったりもします。

節句には有名なところで、正月の『元旦』、ひな祭りの『桃の節句』子供の日の『端午の節句』7月7日の『七夕』が有名なところでみなさんもよく知っているところでしょう。
これに9月9日の重陽(ちょうよう)の『菊の節句』を入れて『五節句』と呼びます。

この五節句の行事が『節会(せちえ)』と言い、そこで出された祝儀料理のことを『御節供(おせちく)』と言いました。
みなさんご存じ『御節(おせち)』の語源になります。
この「御節供(おせちく)」が江戸時代になると庶民に広がっていき、もともとは五節句の祝儀料理全般を指していたのが、一年で最も重要な節日とされる正月に作る料理を指すようになり、『おせち料理』と言うようになったのです。

 

おせち料理の歴史

では、そのおせち料理はどれくらい前からあったのでしょうか?

おせちが始まったのは?

先ほど説明した五節句の行事『節会(せちえ)』が行われたのは、なんと奈良時代なんです。
奈良時代後期からはじまり、宮中行事として節の儀式が執り行われるようになったのです。
平安時代に入ると特に盛んになっていきました。
思いの外、歴史は古いのです。もちろんその頃はまだ庶民には広まってはいません。

そして料理の中身も今のようなものではなく、高盛りになってるご飯などだったようです。

ただ、この頃の五節句の行事は先ほど挙げた5つの節目とは違いました。
平安時代ではお正月の『元日』1月7日の『白馬(あおうま)』、1月16日の『踏歌(とうか)』、そして5月5日の『端午』、11月の『豊明(とよのあかり)』の五節句でした。
なのでこの頃の御節供は正月料理ではなく、五節句でのお祝い料理がすべて御節供でした。

 

おせちが広まっていったのは?

これが江戸時代になると広まっていきます。
幕府が『五節供』を今で言う祝日と定め、幕府の公式行事になりました。
この頃の五節供は1月7日の『人日(じんじつ)』、3月3日の『上巳(じょうし)』、5月5日の『端午』、7月7日の『七夕(しちせき)』、9月9日の『重陽(ちょうよう)』
の五つで、現在の節句の元になってます。

この行事が庶民にも浸透していき、同時に祝儀料理の『御節供(おせちく)料理』も広まるようになりました。
そして時間と共に1年の中で複数回ある節句の中で最も重要な『人日』の御節供料理がお正月料理として定着していったのです。

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江戸時代の末期頃の御節供料理から重箱に食材を詰めるように変化してきます。
なぜ『重箱』に詰めたのか?というと『めでたさを重ねる』という意味からきているとされています。

そして重に詰められた料理と膳に盛られた料理の2つが正月料理として用意されるようになり、その重に詰められた料理を『食積(くいつみ)』お膳に盛られた料理を『おせち』と呼んでいたそうです。
その『食積(くいつみ)』『御節』の融合が進んでいき、明治時代にはようやく重箱に御節料理を詰めるようになったと言われています。

そして御節を重箱に詰めるのが確立し一般的になったのは意外や意外、昭和の戦後になってからだとされています。
デパートで見栄えの良い重箱入りのおせち料理を発売したことで広まったみたいです。
しかも、お正月の重箱に入った料理が「おせち料理」と呼ばれるようになったのはこの頃からなのです。
実はとても最近のことなんですよ。

 

おせちの起源は?

おせちの元にもなる『節供』というお供え物をする風習ができたのはなんとなんと、狩猟中心の生活から農耕中心の生活に変わっていた頃です。
農耕中心の社会になり、自然の恵みに感謝したり、神様に感謝をする行事が行われるようになりました。
その頃に今で言う中国から『節』という季節の変わり目の暦が伝わります。
そして、その『節』を祝うようになっていくので、起源としてはなんと『弥生時代』まで遡るのです。

 

おせち料理はいつ食べるの?

おせち料理をいつ食べるの?と聞いて、「そりゃあ元旦でしょ!元日の朝に食べるんでしょ?」と思ってる方が多いと思いますが、なんと地方によってバラバラなんです。
北海道や東北地方では大晦日から食べるっていう風習があります。

御節料理は「節目である節供を祝う」料理なので新年を迎えるのを祝う料理ということになります。
なので御節料理が庶民に広まった江戸時代では大晦日に「年迎え」として食べられていました。

その風習がまだ残っているのですね。

なので「晦日に食べる家庭」「お正月に食べる家庭」「大晦日に半分、元旦に半分食べる家庭」と様々です。

住んでる地域、家庭によって様々なんですね。

 

まとめ

最近はとても豪華なのも売られるようになった「おせち料理」。
早く食べたくてお正月が待ち遠しい人もいれば、お正月の間に飽きてしまって「他の物が食べたい…」って人、全く食べない人、色々おられるでしょう。
もともとは1年の中にある節目を祝う料理だったのですね。
もし次のお正月におせち料理を食べるなら、一度そういう気持ちで食べてみるのもいいのではないでしょうか?
自然の恵みに感謝して、食べられることに感謝して。

お雑煮に関してはコチラ→お雑煮の具材にある意味は?関西と関東での違いについてご紹介
鏡開きに関してはコチラ→お正月の鏡開きのやり方、お餅の食べ方レシピ、真空パックでは?
おせち料理の重箱についてはコチラ→おせち料理の由来や意味について。重箱や雑煮についても解説
お餅に関してはコチラ→餅を正月に食べる理由は?雑煮に入れたり、お供えするのはなぜ?

行事や風習、物や言葉の由来の一覧

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