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生駒山上ケーブルカーに乗ったよ!ブルやミケのケーブルカーのしくみ

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電車が大好きな4歳の息子と生駒山上ケーブルに乗ってきました!
奈良県生駒市にあるこのケーブルカーにはかわいい動物の「ブル」と「ミケ」が走っています。

実はこの生駒山上ケーブルは日本最古のケーブルカーで、しかもケーブルカーなのに複線だったり、車などが通れる踏切があったりと大変珍しいケーブルカーなのです。

今回は生駒山上ケーブルを走るケーブルカーについてやそのしくみを紹介していきます!

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生駒山上ケーブルカーは日本最古のケーブルカー

生駒山上ケーブルについて

生駒山上ケーブルは奈良県生駒市にあり正式には生駒鋼索線(こうさくせん)と呼びます。

鋼索線というのはケーブルカーのことです。

近鉄生駒駅のすぐ側にある「鳥居前駅」から「生駒山上駅」までの約2㎞を結んでいます。

生駒山上ケーブルは「鳥居前駅」~「宝山寺駅」間(0.9㎞)の宝山寺線と「宝山寺駅」~「生駒山上駅」間(1.1㎞)の山上線2区線からできています。

 

鳥居前駅~宝山寺駅

「鳥居前駅」は近鉄「生駒駅」の隣接しています。

駅の下は交番になっていました。

下から階段でも行くことができます。

終点の「生駒山上駅」には『生駒山上遊園地』があるからか駅構内も少しメルヘンな感じになってます!

ワンちゃんの形をしたケーブルカー「ブル」と写真をとるスペースもあります。

乗車記念に1枚パチリ!

券売機の表示は2つのみ!

途中乗り換えをする「宝山寺駅」か「生駒山上駅」までかの2択しかありません。

「鳥居前駅」から「生駒山上駅」までは他に駅が3つありますが、宝山寺駅より先は全て同じ料金になってます。

生駒山上ケーブルカーの料金

生駒山上駅
霞ヶ丘駅 290円(150円)
梅屋敷駅 290円(150円) 290円(150円)
宝山寺駅 290円(150円) 290円(150円) 290円(150円)
鳥居前駅 290円(150円) 370円(190円) 370円(190円) 370円(190円)

券売機の画面はしばらくしたらケーブルカーの顔に変わりました!

では今回は「宝山寺駅」まで行って歩いて戻ってくることに!

ちなみに「宝山寺駅」から下まで歩いて帰ってくるとだいたい30分~40分ほどかかります。

ケーブルカーの時刻表

行き 鳥居前発~宝山寺着 宝山寺発~生駒山上着
9 9:00

9:40

9:09

9:49

10 10:20 10:29
11 11:00

11:40

11:09

11:49

12 12:20 12:29
13 13:00

13:40

13:09

13:49

14 14:20 14:29
15 15:00

15:40

15:09

15:49

16 16:20 16:29
17 17:00

17:40

17:09

17:49

18 18:00

18:40

18:09

18:49

19 19:20 19:29
20 20:00

20:40

20:09

20:49

帰り 生駒山上発~宝山寺着 宝山寺発~鳥居前着
10 10:29 10:40
11 11:09

11:49

11:20

12:00

12 12:29 12:40
13 13:09

13:49

13:20

14:00

14 14:29 14:40
15 15:09

15:49

15:20

16:00

16 16:29 16:40
17 17:09

17:49

17:20

18:00

18 18:09

18:49

18:20

19:00

19 19:29 19:40
20 20:09

20:49

20:20

21:00

21 21:09

21:29

21:49

21:20

21:40

22:00

赤字

の部分は6月22日(土)から7月29日までの土日祝と8月中の毎日、9/1(土)~9/17(祝)までの土日祝のみ運転です。

青字の部分は7/14(土)から7/29までの土日祝と8月中の毎日が運転です。9月以降は運転していません。

生駒山上ケーブルカを走るケーブルカー

生駒山上ケーブルカー「ブル」

宝山寺線には「ブル」と「ミケ」という可愛い動物の形をしたケーブルカーがお迎えに来てくれます!

今回は「ブル」がいました!

「ケーブル」の「ブル」なのか?「ブルドッグ」の「ブル」なのか?……謎。

ケーブルカー 白樺

そしてブルの隣には「白樺」が留置車両として停まっていました。

こちらもレトロな雰囲気があって素敵でした。

ケーブルカー 「ミケ」

ちなみにこちらが「ミケ」になります。

すれ違った時に一枚パチリ!

「ブル号」と「ミケ号」はそれぞれ2000年に導入されました。

それまでは「いのり号」と「めぐみ号」が72年間働いていたそうです。

「ブル号」の車内

それでは「ブル」に乗車!

乗る時にはこちらのドア開閉ボタンを押します!

中に入ったら最後の人は「閉める」ボタンを忘れずに!特に冬は寒いです!

車内の椅子もカラフルでかわいい形と色になっています。

こちらはグリーンの椅子。

よく見ると全て「ブル」と「ミケ」の模様がついていました!

車内は窓の上部も透明になっているので生駒山の景色をたっぷりと見ることができるようになっています。

またブル号の車内には『ピクニック』、ミケ号の車内では『ねこふんじゃった』の音楽が流れて案内を楽しめます!

ケーブルカーの中は運転席が乗車席と区切られていません。

運転席を間近で見られることができるのです!

ちなみに運転席に座るのは運転士ではなく、実は車掌さんなんです。

車掌さんはケーブルカーの一番前に座り、扉の開閉や車内のアナウンスの他、走行中に前方に危険がないかを確認しているのです。

そして、山上側の駅「宝山寺駅」の運転室で巻上機を操作しているのが運転士さんとなります!

またケーブルカーでは車両の先頭のギリギリまで行くことが出来ます!

これは電車ではできないことなので、自然と息子も最前列にかぶりつきになりました。

ん~車掌さんのおじさんの雰囲気といい、のどかでいい眺めだなあ~!

車内には「大鳥居」や「宝山寺」「宝山寺 獅子閣」などの紹介が。

こちらも手作り感があっていいですね~。

踏切が見えてきました!あとでゆっくり紹介しましょう!

この写真で4つの線路が見えると思います。

生駒山上ケーブルは珍しい複線の線路ですが、正確には「単線並列」の運行形態で単線の途中にすれ違える区間を持つ線路を2本並べているのです。

基本はブル号やミケ号が走る宝山寺1号線が運行して、正月や多客期になると2号線も運行されるようです。

また毎週木曜日に実施される宝山寺1号線の点検時も宝山寺2号線が代わって運行されます。

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ネコの「ミケ号」がやってきました!

ここで線路が分かれてて向こうから来たケーブルカーとすれ違いができるんですね!

写真で見えてる一番右側とその隣の線路が宝山寺2号線になります。

 

ちなみに、線路の切り替えをする「分岐器(ポイント切り替え)」の数が日本最多なのが同じ奈良県の『大和西大寺駅』なのです。

『大和西大寺駅』では駅の中から線路を見られる展望デッキもあります。

気になる方はぜひこちらの記事も参考にしてみて下さい。

大和西大寺駅展望デッキ|駅中から見る日本一のポイント切り替え 

電車の線路の切り替えの仕組みは?触ったら感電?温度上昇で曲がる?

宝山寺駅

さて、あっというまに「宝山寺駅」に到着しました。

乗車時間は約6分ほどです。

宝山寺駅にも留置車両がありました。

ケーブルカー 「すずらん号」

白樺号とは色違いの赤色をした「すずらん号」です。

白樺号と同じくレトロ感があり素敵ですね。

宝山寺駅から下をみた眺めです!

やはり山を登ってるだけあってけっこうな高さまで来ているんですね!

生駒山上ケーブル 山上線

宝山寺線を下りると目の前には山上線があります。

生駒山上遊園地などへ行かれる方はこの山上線に乗り換えます。

ケーブルカー 「ドレミ号」

山上線には「ドレミ号」が待っていました。

オルガン型の「ドレミ号」

ケーキ型の「スイート号」

どちらも定員128名で山上駅まで走ってくれます。

どちらが待っているかは宝山寺駅に着いてからのお楽しみです!

『生駒山上遊園地』へ行かれる方は、この宝山寺駅で山上線に乗り換えましょう。

こちらが山上線のトンネルです。

生駒山上遊園地は冬期期間(2019/12/2~2020/3/11)は休園しています。

僕たちが訪れたのは1月だったので残念ながら上までいってもやっていないのでここで下車します。

ちなみに、ケーブル自体は生駒山上駅まで動いていますよ!

八大龍王

宝山寺駅内には「八大龍王」という神社もありました。

ケーブルの安全運行と従業員の安全を祈願するために建立されたものだそうです。

御本尊の八大龍王様は生駒山上遊園地内の龍光院にあるそうです。

宝山寺駅 周辺

宝山寺駅周辺にいは古い匂いのする「観光生駒」の看板とともにたくさんの旅館がならんでいました。

なかなかディープな雰囲気が漂う街並みでした。

宝山寺

宝山寺駅周辺には駅名にもなっている「宝山寺」があります。

生駒聖天(いこましょうてん)ともいい、商売繁盛にご利益があると言われており「聖天さん」の名で親しまれています。

宝山寺駅下車:徒歩約10分

駐車場

宝山寺へ参拝に行かれる方たちの駐車場もあります。

お子さんと車で来られる場合には信貴生駒スカイラインを使って『生駒山上遊園地』『生駒山麓公園』に行くのもおすすめです!

『生駒山上遊園地』には聖天口(料金所)から普通車の場合、往復740円で。

『生駒山麓公園』には聖天口(料金所)から阪奈道路<山上口I.C(登山口)>方面に普通車で片道370円で行くことができますよ!

『生駒山麓公園』の様子はコチラで紹介しているので良ければ参考にして下さい。

奈良|生駒山麓公園の大型遊具施設で遊んだ!|アクセスの仕方も紹介

生駒山上ケーブルカーの踏切

鳥居前3号踏切

大型車以外の車両が通行可能な踏切です。

「ブル」と「ミケ」のすれ違いを撮ってたら、かんじんな「車が通ることができる踏切」がほとんど映っていませんでした…。(笑)

すれ違いというより並走しているようにも見えますが…。

ケーブルカー同士は必ずこの踏切のところですれ違うようになっているので、この踏切で待っていれば「ブル号」と「ミケ号」のすれ違いを見ることが出来ますよ!

第三踏切の近くには遊具のある公園もあります!

ケーブルカーは本数が少ないので、お子さんと行かれる時にはケーブルカーの通過を待っている時間をこの公園で遊ぶのもいいですね!

鳥居前2号踏切 歩行者専用の踏切

けっこう急な坂道を下りていきます。

ここは歩行者専用の踏切です!

「うごくロープにちゅうい!!」のマークがあります。

小さなお子さんと渡る時はけっこう注意しないとロープがむきだしになっています。

ケーブルカーが通過したあとはロープが勢いよいく動いているのでより注意が必要です!

足もとに注意!の看板はあまり踏切ではみかけないですよね!?

これがロープ(ケーブル)です。けっこうな速さで、しかもけっこう大きいです。

ケーブルカーが通った後には滑車の上でロープが引っ張られていくのが分かります!

この坂を登っていくと思うと、ケーブルカーって凄い……って思います。

鳥居前1号踏切

さて、こちらは鳥居前駅から一番近い踏切。

こちらも歩行者専用の踏切です!

踏切と上の道路をつなぐ階段はけっこう急な……。

こちらにも「足もと注意」のマークが!

下を見ると「ミケ号」と「白樺号」がスタンバイしてるかのように見えます!

しばらくすると「ミケ号」が出発しました!

どんどん近づいてきて

行っちゃいました。

今回は行ったあとにケーブルがありません!?

不思議ですね~。

ケーブルカーの仕組みと歴史

宝山駅の構内には生駒山上ケーブルのしくみと歴史についての看板が色々と展示されています。

生駒山上ケーブルカーの歴史

この「ブル号」と「ミケ号」が走っていた宝山線の1号線日本最古のケーブルカーになります。

1918(大正7)年8月29日開通されたので、もう100年以上もの間、人々の力になっています!

その後1926年(昭和元年)12月に複線化され宝山寺2号線が作られ、日本唯一の複線ケーブルとして営業されました。

さらに1929年(昭和4年)生駒山上遊園地が出来ると宝山寺駅から山上駅区間が完成し今に至ります。

ケーブルカーの仕組み

ケーブルカーは鋼鉄製の丈夫な1本のロープでブル号とミケ号をつないでいます。

それを山上側の「宝山駅」にあるケーブル運転室から巻上機を使って動かしています。

なので2つの車両は同時に発車して、同じスピードで走り、同時に駅に停車するようになっているのです。

だから、必ず線路が分かれているポイントですれ違うことができます!

ケーブルカー 車輪

こちらはケーブルカーに使われている車輪です。

電車に比べるとかなり小さな車輪ですね。

ケーブルカーの車輪はこのように左右で形が違います。

片側は左の車輪のように溝があり、アルファベットのH状になってます。

レールを挟み込めるようになっているのです。

もう片方は平らな車輪でレールの上の乗るようになっています。

ブル号と白樺号は山上に向かって左側

ミケ号とすずらん号は右側

にそれぞれ溝車輪がついていて、ケーブルカーは常に溝車輪が挟んでいる方のレールに反って走ります。

なので中間地点で2台のケーブルカーは衝突せずにすれ違えるんですね!

 

「生駒山上ケーブルカーに乗ったよ!ブルやミケのケーブルカーのしくみ」まとめ

奈良県生駒市にある日本最古のケーブルカー「生駒山上ケーブル」について紹介しました。

近鉄生駒駅に隣接する鳥居前駅から宝山駅までは「ブル号」や「ミケ号」が、そして宝山駅から生駒山上駅までは「ドレミ号」や「ケーキ号」のかわいいケーブルカーが待っていてくれます。

かわいらしいケーブルカーを見るだけでもお子さんは喜ぶのではないでしょうか。

生駒山上遊園地が冬期期間は休園しているのであまり行く機会がないかもしれませんが、日本でも珍しい複線ケーブルカーや踏切は通年で見られることができます!

電車好きのお子さんとお出かけされる場所の候補の1つにどうでしょうか?

参考になれば幸いです。

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