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ひな祭り

ひな人形、三人官女の飾り方や持ち物は?また飾られる意味ついて。

投稿日:2018年11月11日 更新日:

3月3日はひな祭り
女の子のいるご家庭ではお雛さんを飾るところもあると思います。

お内裏様とお雛様だけを飾るタイプのものも増えてきましたが、三段飾り以上になってくると飾る人形やお道具の数も増えてきますね。
今回はその中の三人官女についてスポットをあてて見ていきたいと思います。

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三任官女の飾り方


三人官女は三段飾り以上のひな人形で飾られます。
飾る段は、お内裏様とお雛様のおられるすぐ下の段に飾ります。
つまり、三段飾りでも五段飾りでも七段飾りでも上から二段目に飾ります。

今では『三人官女』は定番になりましたが、昔は官女の数も「三人」に限っていませんでした。
五人官女や七人官女なども存在したのです。

官女の飾り方の順番は?

『三人官女』の形はいろいろあります。よく見かけるのは両端の二人が座っていて真ん中の女性が座っているタイプ。
他にも両端の二人が座っていて、真ん中の女性が立っているタイプ、そして三人ともが立っているタイプのものもあります。

・「立つ 座る 立つ」

・「座る 立つ 座る」

・「立つ 立つ 立つ」

の三パターンが見られます。

・三人官女が「立つ 座る 立つ」の場合

立っている女官が二つある場合はそちらを両端に、座っている女官を真ん中に。
両側の女官のどちらが右でどちらが左かの判断の仕方は、『脚』で判断します。
女官の外側の脚が前に出るように左右の女官を立たせてあげましょう。

・三人官女が「座る 立つ 座る」の場合

座っている女官が二人おられる場合はそちらを両端に、立っている女官を真ん中にして飾ります。
その際両端の官女が内側を向くように飾っていきましょう。

・三人官女が「立つ 立つ 立つ」の場合

よく見ると一人だけ「眉」がなかったり、あるいは「眉」が薄かったりすると思います。
その女官を真ん中で立たせて、両端の二人が内側を向くように飾ります。

ひな人形、三人官女の持ち物は?

ひな人形での三人官女はそれぞれお道具の持ち物があります。

一般的には、長柄銚子提子(ひさげ)盃・三宝のセットになります。
京都では盃ではなく島台(しまだい)を持たせます。

ではひな人形を真正面に見た時の右側から見ていきます。

・長柄(ながえ)

長柄とは読んで字のごとく長い柄がついた、お酒を盃に注ぐ道具のことで「銚子」とも言います。
向かって右側の女官に持たせます。
持たせかたは長柄の注ぎ口が内側になるように両手で持たせます。
注ぎ口が女官の右手にくるようにします。

・盃・三方、もしくは島台(しまだい)
【盃・三方】

「盃」を乗せる台のことを「三方」と言います。
三方には盃が乗っていますが、三方がなく盃だけの場合もあります。
中央の官女の両手に乗せるように持たせます。

【島台】
祝儀のときの飾る縁起物、島の形をした脚付きの台に肴を盛って、松・竹・梅や鶴・亀などの形で飾ります。
中央の官女の両手に乗せるように持たせます

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・提子(ひさげ)

提子とは鍋によく似た形をした金属製の器で、お酒を注ぐための酒器になります。
長柄銚子にお酒を注ぐためのものになります。ここに白酒が入るのでしょう。
お酒を加えるということから、別名「加銚子(くわえのちょうし)」とも言います。
かつては宴席でお酒を注ぎ勧めるのに使われていましたが、室町時代以降になると「銚子」が晴れの席で用いられるようになります。
そして「提子」は「銚子」にお酒を加えるためのものに変わっていきました。
向かって左側の官女に持たせましょう。
ひな人形の官女の右手の手の平が提子を持ちやすいように上を向いているので、そこに提子の鉉(つる)を引っかけるように持たせます。

お酒を注ぐ順番で言うと

提子から長柄銚子でお酒をすくいます。そして長柄銚子から盃へお酒を注いでいきます。

ひな人形とひな人形の間に置く物

高坏(たかつき)を置き、桜餅や草餅など季節の和菓子をお供えしたりします。

 

ひな人形、三人官女の意味は?

そもそも「官女」とはなんなのか?

官女とは宮中や将軍家に仕える女性のことです。

では三人官女とは?

三人官女の本来の役割はただのお世話係ではありません。
昔のお姫様の私生活の場は「男性禁止の場」でした。その中において、お姫様の生活の「全て」を管理する仕事を任されていました。

身の回りのお世話だけではなく家庭教師的な役割もありました。
礼儀作法や楽器の演奏、歌を詠むことであったりと、お姫様にありとあらゆることを教えることのできるスペシャリストだったのです。

つまり、非常に優秀な仕事のできる女性であることを意味しています。

三人官女のお顔

ひな人形の三人官女のお顔をよく見てみると、一人だけ少しお顔が違うのが分かるでしょうか?
眉毛がなくて、お口はお歯黒になっているのが分かると思います。
「立つ 座る 立つ」のタイプの三人官女の場合だと、真ん中の座っているひな人形がそのお顔になっています。

昔は結婚をすると眉を剃って、お歯黒をつける習慣がありました。
つまり、この女官は既婚女性を表しています。

しかし、「女官は結婚することを許されていなかった」という説もあるので、生涯独身の女官の場合には、三人の中での年長者という意味あいもあります。

三人の中で一番の年長者であり、立場が一番上の人ということになります。
ひな人形によっては着ている着物も他の二人とは違うといった場合もあります。

ひな人形はお内裏様とお雛様の結婚式

お雛様が幼い頃から色々なお世話をしてきた三人官女。
お雛様の結婚式にも一緒にやってきて、宴の席でのお酒を注ぐといった役割でお内裏様とお雛様のサポートをしています。
大事な役割を任されているので、飾る時にはお内裏様とお雛様のすぐ下の段に飾られるのかもしれないですね。

 

まとめ

三人官女の飾り方や持ち物、そして三人官女が非常に優秀な女性たちであったことが分かったと思います。
お内裏様とお雛様の結婚式の場にいる三人官女。
ひな人形は表情が変わることはありませんが、三人官女がどんなお気持ちでお雛様の晴れの席を見ていたのかなどと考えながらお人形を見てみると少し見方も広がるのではないでしょうか?
色んな想像をして楽しんでみるのもいいかもしれませんね。

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