桜のシーズンになると毎年の様に訪れる奈良県の氷室神社
今年もまた訪れました。
奈良市内で最初に花を咲かせる氷室神社のシダレ桜は『奈良の一番桜』とも言われ親しまれています。
しかし、樹齢100年を超える枝垂れ桜は年々弱っていっており、枝の数もだいぶ減っていました。
氷室神社の桜情報と境内の様子、氷みくじや駐車場情報などについてご紹介していきます。
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奈良の氷室神社の桜見物

桜のシーズンが到来しました。2019年4月1日に奈良県の氷室神社に行ってきました。
奈良公園のすぐ近く、奈良国立博物館の目の前にある氷室神社。
この辺り一帯が観光名所とあってか、小雨が降ったり急に強い雨が降ったりという不安定な天気にもかかわらず、国内・海外の観光客が絶え間なく行き交っていました。

鳥居をくぐると、というより鳥居の真下に早速鹿さんがお出迎え、たくさんの観光客に囲まれていました。

鳥居をくぐると両側には石燈籠が立ち並んでいます。
早速満開間近なソメイヨシノが花を咲かせていました。

曇り空なのでかなり暗くなっているのが残念。ただ時間も夕方5時くらいと遅かったんですけど…ww

今にも降ってきそうな天気の中、お目当ての『しだれ桜』へと向かいます。
氷室神社の枝垂れ桜

ありました!
しかし、かなり衰退しています。

今までのシダレ桜をしっている方からすると、枝の数もかなり減っていて全く別物のように見えるのが分かると思います。
残念ですが、それでも元気に花を咲かせている姿は元気づけられます。
枝垂れ桜に関する花咲寄進のお願いと作業の様子

門の扉に花咲寄進のお願いの紙が貼ってありました。
近年に調査がされて枝に悪性の腫瘍が見つかり、桜を守るために「幹に若木の根を三カ所移植して、腫瘍が出来た枝を切り払う」という樹勢回復作業が行われたようです。

回復作業の様子です。

大きな枝が切り払われたのが分かります。
時間はかかるかもしれませんが回復するのを願うところです。

正面の石段を登った『四脚門』から見た景色です。
それでは中へと入っていきます。

『氷みくじ』がありました!
ここ氷室神社は「氷の神様」としても有名な神社なのです。
1300年以上の歴史があり、吉城川(よしきがわ)上流の月日磐(つきひいわ)に氷神を奉祀して、極寒にはった氷を氷室に蓄えて、翌年に平城京へ献氷していたのです。
『氷みくじ』せっかくなので後ですることにしましょう。
氷室神社 本殿前の舞楽殿

本殿は奈良県指定の有形文化財となっています。
江戸時代末期に造り替えられたそうです。本殿前の拝殿は勾欄付きで舞楽殿となっています。

お賽銭箱の上にあったコインスイッチに100円玉を入れると雅楽の奉納が出来るようです。

参拝作法も丁寧に書かれていたので、これに習って参拝することに。
外国の方にも分かりやすいように外国語での表記もいくつかありました。

右側の建物です。

こちらは左側。
奈良の氷室神社の氷みくじ

さあそれでは氷みくじをすることに。
社務所で引くことができます。
一回200円です。500円玉しかなかったのですが両替してもらえたので、200円を箱に入れてすることに。

『氷みくじ』に引き方が書いてありました。
「六番」やところどころに文字が足されて書かれているのがいいですね。ww

箱に200円を入れたら、おみくじを引きます。

おみくじに書いてある番号に入ってる紙を引きます。

これをさっきの氷の上にのせると……。

お!文字が浮かび上がってきました。

結果は…「末吉」でした!ww

こちらには別のおみくじが外国の方がおみくじを引いたら内容が分かるんでしょうか?
氷室神社の御朱印

御朱印は社務所でいただくことができます。
氷室神社の御朱印は御神札と同じ印を押されているということで御神札と同じ料金になっています。
御朱印の上に火打石で火花を散らしてお祓いしていただけます。
本当に火がでるようです。
お手洗い

社務所の横にある階段を降りていくとお手洗いもありました。
和式のトイレになっています。
また降りていったところから外に出ることもでき、出た先にはすぐ目の前に桜も咲いていました。

雨が降ってきました……。

桜は綺麗のですが、かなりの雨が……。

シダレ桜の東側にある桜の木です。

手水舎の後ろ、鏡池のほとりに咲く桜。
氷室神社 境内の手水舎

こちらは鳥居から入ってすぐの石灯籠の右側にあった手水舎(ちょうずや)です。
雨だと思っていたんですが、なんか体にささるような感触が……。
あられ?ひょう?大粒の個体が降ってきていました。
3歳の息子も「なんかささるぅ。」と痛がっていました。
参考記事
●ひょうとあられの違いは?降りやすい季節は?雪とみぞれでは?
手水舎となりの井戸

手水舎の隣には井戸もありました。
祓戸社の住吉神社

こちらは手水舎の向かいに祀られている住吉神社と呼ばれる祓戸社

あられがすごかったので四脚門にもどることに。

雨の中ぽつりとい一匹さみしそうな鹿さんが。
鹿せんべいをあげると勢いよく食べていました。ww
奈良の氷室神社の駐車場情報
あられ?がおさまる気配がなかったので走って車にもどることに。
駐車場は観桜シーズンは1時間500円になっています。

朝はなんと6時から営業されています。
観光客の少ない早朝に来るのもおすすめですね。
そして夜は10時まで開いているので、夜桜見物もいいかもしれません。

駐車場の脇にあった桜も美しく咲いていました。
よければコチラも参考に
◆奈良県氷室神社の桜情報 駐車場や奈良公園エリアの桜スポットも紹介
「奈良の氷室神社の桜見物|かき氷で有名な神社のご利益と駐車場情報」のまとめ
奈良県の奈良市にある氷室神社、今回はあいにく雨…いやいや、あられだったので桜もゆっくり見ることはできなくて残念でしたが。
ぜひ次回はかき氷のおいしい季節にまた来たいところです。晴れることを期待して!
氷室神社へ行かれる方の参考になれば幸いです。
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