子供との楽しいお風呂の時間、せっかく機嫌良く入っていたのにシャンプーで頭を洗い出すと泣き叫んで嫌がってしまう。
泣かせずに上手に洗う方法はないものか?
上手に洗うコツとオススメのシャンプーをご紹介します。
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子供がシャンプーを嫌がる
子供がシャンプーを嫌がるのにはいくつかのポイントがあります。
・顔に水がかかるのが怖い
・泡が顔に付くのが嫌
・耳に水が入るのが気持ち悪い
・シャワーの勢いが怖い
・シャワーの音を警戒する
・泡の付いた手で目をこすってしまい痛い
・目をつむっているので何が起こるか分からなくて怖い
・シャワー時の体勢がつらい
理由はたくさんありますが、ひとつ大きな原因があるとすれば
子供がさらに小さい時に、ママやパパが無理にシャワーをした事があり、
その時に上記のようなこわい体験をしてしまった記憶がトラウマになってることもあるのではないでしょうか?
なのでこれからのお風呂タイムでお子さんに『シャンプーはこわくない』『シャンプーは楽しい』という感覚をつけてあげることが出来ればシャンプー嫌いを克服できると思います。
水が顔にかかるのを嫌がるのは人間の本能の部分です。顔には呼吸器である口や鼻があるので、顔に水がかかると「息ができなくなる」という恐怖感が生まれるのです。
なので怖くないということを教えてあげ、安心させられれば大丈夫です。ただ怖いという感情を取り除くのはけっこう時間がかかるかもしれませんが、根気よくしてあげれば克服できます。
顔に水がかからないように注意してあげるのも大切ですが、最初のうちは乾いたタオルを近くに置いておき、顔に水がかかったらタオルで拭き「大丈夫こわくないよ」と教えてあげるといいでしょう。
・泡が顔に付くのが嫌
これもこまめに泡をとってあげれば安心させてあげられると思います。
シャンプーハットを使うのもありなのですが、大きさがあってない場合、水や泡が隙間から入ってきて顔が濡れてしまうので注意が必要です。。
・耳に水が入るのが気持ち悪い
これは大人でも気持ち悪いものです。シャワーで流す時にしっかりと手の側面(小指側)を子供の耳の上に密着させ手の甲でしっかり耳をガードしてあげる。
そうすることで水が入りにくくなるので効果的です。
・シャワーの勢いが怖い
うちの息子もお風呂に入る前に、よく「シャワーはゆるくしてね」と言ってきます(笑)
シャワーの勢いを強くすれば早く洗い流せるのでついついしてしまいますが、子供にとってはシャワーの圧が強いと痛いのかもしれません。
あまり勢いを強くするのではなく優しい強さで流してあげる方が水が顔に飛び散ったりもしにくいので恐怖心を和らげてあげられます。
・シャワーの音を警戒する
一度シャワーを怖がっちゃうと、シャワーが近づくだけで「顔にかかる」とまだかけてもいないのに怖がることがあるでしょう。
先ほどのようにシャワーの圧を弱くするだけでも、シャワーの音は小さくなります。
またお話をしたり歌をうたったりしながらシャンプーしてあげると、気もまぎれてシャワーの音もあまり気ににならなくなるでしょう。
・泡の付いた手で目をこすってしまい痛い
まずは手に泡がつかないように注意してあげることが大事ですが、泡がついていたらこまめにお湯で流してあげましょう。
また目に入ってもしみないシャンプーもありますが、こちらは目がしみない分、目に入っていても気づきにくいので放っておくと目を傷つけることがあるので気をつけてあげましょう。
・目をつむっているので何が起こるか分からなくて怖い
これもいきなりだまってシャワーをかけるのではなく「今からシャワーをかけるよ」とかける直前に声をかけてあげ
「大丈夫だよ」ということを伝えてあげましょう。
・シャワー時の体勢がつらい
シャワー時の体勢についてはどれがつらいかには個人差があるので、お子さんが安心する体勢で洗ってあげるのがいいでしょう。
・膝の上で仰向け
・あごを上げて天井を向く姿勢
・自分の胸と子供の胸をひっつけて、抱きかかえて上を向かせる
他にも「うつむき体勢」「うつむき体勢でタオルを顔に当てておく」などいろいろありますがお子さんがラクな体勢を見つけてあげましょう。
子供のシャンプーの上手な仕方
まずはシャンプーの時間を楽しく思えるように工夫します。
・シャンプーの定番遊び
シャワーをする時以外はそこまで嫌がったりしないのであれば
泡立てた髪の毛で遊ぶのもいいでしょう。
ちなみにうちの息子は、髪の毛を一本の束にしてツノのようにして鏡を見せたら「あっドキンちゃんだ」と言ってきました。そして次は2本の束にしてウサギのようにしたら「あっこれはばいきんまん」とご機嫌になり、「次はアンパンマン!!」と言ってきて困ったことがあります。(笑)
・シャワーをする時にかけ声をかけてあげる
シャワーで流す直前に、「いくよ!せーのっ!」とかけ声をかけてあげると、かけられる覚悟ができるのか何も言わずにシャワーをするより嫌がらないかもしれません。
・歌を歌わせたり一緒に歌ったりする
頭を洗うときに「○○の歌を歌って」と子供に言って、歌い出したら一緒に歌ってあげる。
ずっと効果があるわけではありませんが、そうやってシャンプータイムを楽しく思えるようにすることも大事です。
・お風呂以外でシャンプーごっこ
お風呂ではなくて普段リビングなんかで遊んでいる時に、美容院ごっこみたいなことをするのも効果的です。
子供をお風呂でシャンプーする時の体勢で「お客様、シャンプーしますね」「かゆいところはないですか?」
「では流しますよ」とシャンプーの一連の流れを『ごっこ遊び』でやってみて「次はママの髪を洗ってください」と交代してもいいでしょう。
そして「今度はお風呂でしよっか」とお風呂に入った時に『美容院ごっこ』の流れでやるとスムーズにいけることもあるかもしれません。
・自分でゴシゴシさせてみる
お子さんがこわがらなければ、鏡を見せながら自分でゴシゴシ泡立たさせるのもいいでしょう。
ただ泡が目に入らないようにだけ注意してあげましょう。
・お子さんの好きなキャラクターのシャンプーを使う
子供向けシャンプーを買いに行った時にお子さんに選ばせるのもいいでしょう。
そして、シャンプーの時にそのシャンプーを使って「これで洗おうね」と声をかけてあげるとスムーズに洗うことができるかもしれません。
以上のような事を踏まえての
上手なシャンプーの仕方
①子供をラクな体勢にしてあげ、顔にかからないように髪を十分に濡らす
②自分の手にシャンプーをつけ、しっかり泡立ててからお子さんの髪をシャンプーする。
子供は大人と同じ汗腺があって汗かきなので頭皮もしっかり泡立ててからシャンプーしてあげましょう。
③指の腹でしっかり手早く洗ってあげましょう。
④流す時はやさしいシャワーで耳や顔にかからないように手でしっかりガードをして流してあげましょう。
前髪から頭頂部を流す時はおでこの生え際あたりに手の側面をしっかりつけ顔にかからないようにシャワーをかけてあげる。サイドは耳の上部に手の側面をあてて耳にお湯が入らないようにして流してあげる。
⑤シャワーをする時は泡の洗い残しのないようにしっかり流してあげましょう。
頭皮に泡が残ってるとフケになったりします。
⑥シャワーを遠くからあてるのではなく、シャワーのヘッドを頭皮になるべく近づけて、手で顔をガードしながら流してあげる。
こうすることでお子さんの顔に水がかかりにくくなります。
他にも
たとえば、うちの息子をシャンプーしたときに試した洗い方
①立たせて後頭部にだけシャワーをかける。最初は嫌がったけど「お顔にかかってないでしょ?」と言うと、自分で顔を確かめて落ち着きました。
②後頭部だけをシャンプーして流す。このときも顔にはかかりません
③頭頂部と前髪、サイドは膝の上に仰向けに寝かせてシャンプーする。
④おでこに手をあてガードしながら流し、耳は手前におりたたんで蓋をするようにしてさらに手でガードをしてしっかり流す。
この方法で割と泣かずにできたことがありました。
参考記事→赤ちゃんの髪の毛が汗臭い?正しい洗い方とシャンプー選びは?
子供のシャンプーのオススメグッズ
・シャンプーハット
昔からの定番ですが、今では色々なタイプのものが売られています。
キャラクターものや耳あてがついたもの、取っ手がついててバイザーの形をしているもの、などたくさんありますが
サイズのあったものを選ばないと隙間からこぼれて顔にかかります。
うちの子供にも買ったのですが、最初シャンプーハットをかぶることをすごく嫌がりました。
3歳を過ぎてしばらくしてから再度シャンプーハットをかぶらすと嫌がらなかったので、シャンプー時に使ってみました。
サイズ的には少しきつめに見えたのですが、いざシャワーを上からかけると、チョロチョロチョロチョロと隙間からお湯が顔をつたっていきました……。
その後はやはりすごく嫌がりました…。もう少ししてからまた挑戦したいと思います。
・子供用のシャンプー
お子さんの肌に刺激を与えない低刺激のシャンプーや弱酸性のもの、無添加のものなどがあります。
・泡タイプのポンプ式のシャンプー
片手で押せる泡ポンプタイプのものは、片手がふさがってても押してそのまま泡になっているので洗いやすいです。
・アミノ酸系のシャンプー
洗浄成分にアミノ酸系の成分が入っているシャンプー。天然由来の成分で刺激が少ないので子供のデリケートな皮膚には安心です。
参考記事→赤ちゃんの髪の毛が薄い原因は?いつから生える?剃るといいの?
まとめ
子供とのお風呂タイム、お子さんにとってもママやパパにとっても楽しくて幸せな時間にしたいですよね
できるだけお子さんのシャンプー嫌いがなくなって楽しい時間にするためにも、ぜひ叱ったり無理矢理することなく色んな方法を試して克服していってほしいです。
そして泣かずにできたときは、いっぱい褒めてあげましょう。
いつかお子さんは1人で髪の毛を洗うようになります。
シャンプーしてあげられるのも子供の時だけで時間は限られています。
楽しい幸せなお風呂タイムが少しでも長く続いてほしいですね。
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