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お盆の精霊棚の飾り方やお供えについて|盆棚はいつからいつまで飾る?

投稿日:2019年6月30日 更新日:

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お盆にお供え物をする精霊棚についてご紹介します。

精霊棚・盆棚の飾り方や、お供えする物について。

また、いつからいつまで飾っておくのかなどもあわせて解説していきましょう。

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お盆の精霊棚の飾り方

精霊棚・盆棚

お盆の精霊棚について

精霊棚(しょうりょうだな)とはお盆の時期にご先祖様の霊を迎えるための棚で「盆棚」とも言います。

戻ってこられたご先祖様がお盆の期間中滞在されるとされる棚になります。
なので、お盆の期間中は毎食毎に精霊棚・盆棚にお膳などをお供えします。

精霊棚には仏壇から取り出した「位牌」「三具足」などを飾り、お供え物、故人の好物を置いてご先祖様の霊をお迎えします。

精霊棚・盆棚の作り方

①棚を用意します。
葬儀などの時に「祭壇」として使った棚や仏壇にあるお経などを載せる経机を使います。

②棚の上に真菰(まこも)のゴザや敷物を敷きます。

③四隅に笹竹を立てます。そして前後左右の竹の上部を縄で結び四角形の結界になるように結びます。
縄にはほおずきや素麺、昆布などを吊るします。

④一番奥側か一番上の段にご先祖様の位牌を安置します。

⑤その手前側に精霊馬・水の子・そうめん・生花・ミソハギの花・お供え物(夏野菜・果物・故人の好きだった物)を並べます。

⑥精霊棚・盆棚の左右に盆提灯を飾って完成です。

精霊棚・盆棚の簡易的な作り方

マンションなど住宅事情によっては大きな精霊棚・盆棚が作られない場合もあります。
そこで簡易的な精霊棚・盆棚の作り方を紹介しておきます。

①棚になるような小さな机を用意します。

②真菰(まこも)のゴザか敷物をしきます。

③精霊馬・お供え物(夏野菜・果物・故人の好きだった物)を並べます。

④左右に小さめの盆提灯を飾って完成です。

関連記事

お盆の馬や牛の意味は?地域ごとの違いや置き方について

お中元の時期がいつなのかは地域によって違う?マナーについても紹介 

お盆の精霊棚にお供えするものは?

精霊馬と水の子

精霊棚・盆棚にお供えされる物について

地域や宗派によっても色々変わってきますが、精霊棚・盆棚に飾られる物について色々と挙げています。

位牌

仏壇から出して精霊棚・盆棚の一番奥中央に並べます。
地域や宗派によては仏壇からお位牌を出したあと仏壇の扉を閉めておきます。

お線香

仏様のお食事とも言われているお線香ですが、他にもその場にいる人たちまで浄化してくれると言われています。
今では色んな香りのお線香があるので故人が好きだった香りの物をお供えするのも良いでしょう。

香炉

普段のお盆の時期はお線香用の香炉だけでかまいません。
ただし初盆の際は参列してくださった方々にもご焼香をして頂くので焼香用の香炉が必要になります。
火種と香木もわすれないように準備しましょう。
香炉・火種・香木がセットになったものも販売されています。

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ろうそく

初盆を含めて、法要の時には白ロウソクを使います。

真菰(まこも)

真菰というイネ科の草をゴザにして敷きます。
お釈迦様が病人を寝かせて治療される際に寝床に使っていたのがマコモで編んだものだったことからです。

笹竹

結界を張るために使われます。

生花

一般的には傷みにくく日持ちのするお花をお供えします。
初盆では白い菊をお供えすることが多いようですが、普段のお盆であれば故人が好きだったお花をお供えするのもよいでしょう。

精霊馬や精霊牛

キュウリやナスで馬と牛に見立ててつくったものです。

詳しくはコチラを参照
お盆に供える馬や牛の作り方と飾り方、処分の仕方は?

そうめん

ご先祖様の霊が戻ってこられる時に乗る馬の手綱に見立てて「そうめん」をお供えします。
お供えの仕方は地域によっても違い、生麺を束ねた状態でお供えしたり、茹でた素麺を汁の中に入れてお供えしたりするところとあるようです。

水の子

キュウリやナスをさいの目に切って、水鉢や蓮の葉、里芋の葉の上にお供えします。
地域によっては洗米を振りかけます。
ご先祖様の霊が戻られる際に喉を潤してもらうための意味が込められています。

ほおずき

ほおずきは提灯の形に似ているということで、ご先祖様が迷わずに戻ってこられるようにお飾りします。

昆布

細く長い昆布には家が長く続くようにとの願いが込められています。

閼伽水(あかみず)

閼伽水は地域や宗派によっては「浄水」といいます。
ご先祖様が戻ってこられる時に一緒についてきた悪霊を取り払うという意味があります。

汲みたての水の入った器に5~6本のミソハギの花を束ねてそえます。

浄飯

炊きたての一番飯をお供えします。
こちらは宗派によってご飯の盛り方が変わってきます。

野菜・果物

器に夏の野菜や果物を盛ってお供えします。
果物は桃やメロンなどのように丸い形をした物が良いとされてます。
野菜の場合はレンコンやスイカ、トウモロコシなどが良いでしょう。

団子

「白団子」「みたらし団子」「あんこの団子」など地域によっていろいろありますが、初盆の時は「白団子」がよくお供えされます。
団子の数も地域によって違いがあるので、菩提寺の僧侶の方などに確認するとよいですね。

お菓子

できるだけ日持ちするお菓子が良いです。
一般的にはクッキーやおせんべい、水ようかんやゼリーなどです。

盆提灯

ご先祖様の霊が迷わないための目印となります。

お盆の精霊棚はいつからいつまで飾るの?

そもそもお盆の期間というものが地方によって違うのでそれによって変わってきます。
7月もしくは8月の13日~16日の期間がよく「お盆」と呼ばれています。
地域によっては15日までのところもあります。

13日がご先祖様の霊を迎える「迎え盆」、そして16日がご先祖様の霊が帰られる「送り盆」とされており、「迎え盆」から「送り盆」の期間中に「盆飾り」をします。

精霊棚・盆棚は「迎え盆」前日にあたる12日の夕方か、当日13日の朝に仏壇を清めてから作るのが習わしです。
作った精霊棚・盆棚は13日から16日までの期間飾っておきます。

「お盆の精霊棚の飾り方やお供えについて|盆棚はいつからいつまで飾る?」のまとめ

お盆の精霊馬や盆棚の飾り方やお供えについて解説してきました。
精霊馬だけではなく、お供えされるものにそれぞれの願いのこもった意味がありました。
地方や宗派によっては精霊棚・盆棚を飾らないところもありますが、お盆の時期に戻ってこられるご先祖様の霊を大切に思う気持ちから始まった風習なのです。
お盆を迎える際に精霊棚・盆棚を作られる方の参考になれば幸いです。

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