山梨県を代表する桜の名所、実相寺の『山高神代桜』。
樹齢約2000年ともいわれるエドヒガンザクラは日本最古・最大級の巨木になります。
2019年の神代桜の見頃や駐車場情報について紹介していきます。
Table of Contents
山梨の桜の名所 神代桜とは
山梨県の山高神代桜は「日本五大桜」「日本三大巨桜」のひとつで、国の天然記念物に指定されています。
・石戸蒲ザクラ(いしとかばざくら)
・山高神代桜(やまたかじんだいざくら)
・狩宿の下馬ザクラ(かりやどのけばざくら)
・根尾谷の淡墨桜(ねおだにのうすずみざくら)
●国の天然記念物
1922年(大正11年)10月12日に日本最古・最大級の巨木として国の天然記念物第1号に指定されています。
天然記念物としての名称は『山高神代ザクラ(やまたかじんだいざくら)』です。
●新日本名木百選
1990年(平成2年)6月には大阪市と読売新聞社の企画である『新日本名木百選』に指定されています。
山梨の名木『神代桜』について
樹齢:約2000年(日本最古)
例年の見頃:例年4月7日頃~(満開の期間は1週間から10日間ほどです)
昨年の見頃:2018年は3/30に満開
大きさ:樹高/10.3m 根元・幹回り/11.8m
所在地:山梨県北杜市武川町山高の実相寺の境内
住所:山梨県北杜市武川町山高2763(標高約550m)
指定:国の天然記念物/新日本名木百選
●山梨 神代桜に関する伝説
ヤマトタケルノミコトが東征の際にこの神代桜を植えたと言われています。
また13世紀の鎌倉時代には日蓮が樹勢の回復を祈願したとも言われています。
山梨の桜の名所・神代桜へのアクセス
アクセスについて詳しくはコチラ
・山梨 神代桜へのアクセス方法!混雑具合や駐車場情報も紹介
神代桜|山梨県桜の名所|2019年の情報
神代桜は山梨県内でもトップの人気の高い桜の名所です。
2019年の開花情報についてみてみましょう。
例年の見頃は4月上旬~4月中旬頃になっています。
昨年は3月30日頃に満開になりました。
満開の期間は1週間から10日間ほどになります。
2019年の開花予想
満開予想日:3月31日
桜吹雪は4月11日頃の予想となります。
●実相寺に咲く他の桜とラッパ水仙
実相寺には神代桜だけではなくソメイヨシノの桜も約30本あります。
しかもその樹齢は50年から100年のものまで。
またラッパ水仙も植えられており、その数はなんと15万株。
桜と同じ頃に咲くラッパ水仙の「黄色」と頭上に咲き誇る桜の「薄紅色」が美しいコントラストを見せてくれます。
また天気が良ければ南アルプスまでもがきれいに見られ、空の青色と白い雪が残る南アルプス、薄桃色と黄色の美しいコラボレーションが目の前に広がります。
●宇宙桜
神代桜の種が地元の小学校の児童達によって118粒採取されて、なんと2008年にNASAからスペースシャトルに乗って宇宙へと旅立ちました!
約8ヶ月の間、無重力の宇宙ステーションで過ごした後、2009年に宇宙飛行士 若田光一さんの手によって地球へと帰ってきました。
そしてその種子が全部植えられるとそのうちの2粒が発芽しました。そのうちの1本がなんと現在も実相寺境内に植樹されています。
そして不思議な事が……!!この宇宙桜の一部の花には通常5枚の花びらに対して6枚の花びらが確認されているのです!
宇宙の不思議な力なのでしょうか。
●トイレ
トイレは実相寺境内に1カ所、また駐車場横にも1カ所あります。
「神代桜まつり」の期間中は駐車場横に仮設トイレも設けられます。
●車椅子への対応について
境内に一部段差はありますが車椅子での見学は可能になっています。
境内のトイレはバリアフリーになっています。
●神代桜まつり
神代桜の開花にあわせて開催されるお祭りです。
開花状況にもよりますが、およそ「3月下旬~4月中旬」になります。
期間中には地元の特産品の販売があったり、屋台が出たりと賑わいます。
期間:3月下旬~4月中旬(開花時期によって前後します)
時間:8:00~17:00
場所:実相寺
問い合わせ:北杜市武川総合支所 Tel 0551-42-1118
山梨 神代桜の駐車場情報
神代桜が咲く実相寺の境内のすぐ南側(境内まで徒歩約1分)に駐車場があります。
有料になりますが普通車 約100台・バス 約10台をとめることができます。
ただし駐車場の予約はできません。
駐車料金は普通車が500円・中型バスが1000円・大型バスが2000円となっています。
カーナビに入力するときは「実相寺」とすると便利です。
実相寺:山梨県北杜市武川町山高2763
TEL:0551-26-2740
観桜期になると国道20号「牧原」交差点辺りに”のぼりの旗”や”誘導係”が立っているので指示に従って通行しましょう。
また「牧原」交差点から先の道幅は実相寺に近づくにつれ狭くなっていくので注意しましょう。
駐車場 | あり(境内まで徒歩約1分)・有料 |
利用料金 | 普通車/500円 中型バス/1000円 大型バス/2000円 |
収容台数 | 普通車/約100台 バス/約10台 |
予約 | 不可 |
駐車場の混雑具合
桜の名所では当たり前のことですが、見頃になるとたくさんの観桜客で混雑します。
神代桜が咲く実相寺に近づくにつれ、駐車場の空き待ちの車で渋滞が始まります。
約100台収容可能な実相寺の駐車場の他にも地元の民家での有料駐車場が各所に臨時駐車場として設けられます。
そちらを利用するのもよいでしょう。
また渋滞を回避したいのであればできるだけ朝の早い時間帯(6寺~7時台まで)には現地に到着しておくことをおすすめします。
「山梨の桜の名所神代桜2019|駐車場についても紹介」のまとめ
山梨県内でもトップクラスの人気を誇る桜の名所『神代桜』。
「日本五大桜」「日本三大巨桜」にも選ばれている神代桜は日本最古・最大級の桜の巨木として国の天然記念物にも指定されています。
また1990年には「新日本名木百選」にも選ばれており毎年たくさんの観桜客を惹きつけています。
2019年の開花予想日は3月28日頃で、満開は3月31日頃の予想となります。
神代桜が咲く実相寺の境内には神代桜以外にもソメイヨシノの花が約30本あります。またラッパ水仙も植えられておりその数は15万株にも及びます。
桜が咲く頃に同じくラッパ水仙も花を開かせ、黄色と薄桃色の美しいコントラストを見せてくれます。
山梨県での桜巡りの参考になれば幸いです。
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