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お正月

お雑煮の具材にある意味は?関西と関東での違いについてご紹介

投稿日:2018年11月5日 更新日:

お正月になって、おせち料理の並んでかかせないのが『お雑煮』です。
今までなにも疑いなく食べていた『お雑煮』も結婚して、旦那さんの実家に行って違いにびっくりしたなんて経験もあるかもしれません。
地域や家庭によって全く違う味付けや具材になっているお雑煮。
そんなお雑煮についていろいろまとめてみました。

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お雑煮に入ってる具材の意味は?

そもそもどうしてお正月になったらお雑煮を食べるのでしょうか?

『お雑煮』の歴史はけっこう古くて、室町時代にはすでに食べられていたそうです。色々な説がございますが、当時室町の武家社会では武士の宴会の時に必ず最初に雑煮が出されていたそうです。
つまり雑煮が宴の一番最初に食べる縁起のよい料理だったのです。雑煮が出されることがないければ宴が始まらなかったんですね。この習わしが変化していき一年の始まりである元日に雑煮が食べられるようになったという説もあります。
この頃は米がまだ高価な物だったために、餅ではなく里芋がお雑煮に入っていたみたいです。
そして時代が江戸時代へと移って、庶民の間でもお餅が手に入るようになり餅の入ったお雑煮が広まっていくようになったそうです。

またお餅は日本人にとっておめでたい日、お祝い事や特別な日「ハレの日」に食べられる「ハレ」の食べ物でした。
なので新年を迎えるに大晦日に、お餅をついて他の産物と一緒に新しい年の「歳神様」に供えていました。
そして、元旦にそのお供え物を下げて煮込んだ料理を頂いたのです。食べる際には旧年の収穫や無事に感謝したり、新しい年の豊作や家内安全をお祈りしました。
この煮込んだ料理が『お雑煮』なのです。
里芋、大根、にんじんなどの具材を「煮雑ぜ(にまぜ)」る言葉が転じて「雑煮」となったのです。

この時に煮込む際には、その年の最初に汲んだ「若水」を使い、新年最初に使う火で煮込み、一年最初の日の元旦に食べていました。
お雑煮やおせち料理を頂く時に両方の先端が細くなっている「祝い箸」を使いますが、この「祝い箸」は「食べる用」と「取り分ける用」に分けられているのではありません。
これは、片方が自分が食べる用に使い、もう片方は「歳神様」が使う用と言われているのです。
これは「神人共食」を表しています。

このように、具材から道具までこだわりがみられることからも、お餅や雑煮がとてもめでたく「ハレの日」の食べ物だったかが分かるとおもいます。

 

お雑煮の具材、関西編


関西地方と関東地方ではお雑煮の味付けや具材、お餅の形まで変ってきます。

関西ではお餅は丸餅を使うのが多いです。

その理由は昔から「円満」という意味で縁起ものとして丸餅が使われてきました。

味付けも関西のお雑煮は特に京都のものが有名ですが「白味噌仕立て」のところが多いです。

具材については

具材はとの土地の特産物が入ったりします。

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大根やにんじん、水菜、ネギなどの野菜や、地方によっては山菜、キノコ、鮭やイクラが使われる所もあります。

雑煮大根:角を丸く切って具材にします。「角が立たずに円満にすごせるように」
金時人参:赤色が「魔除け」を表している
かしら芋:人の頭(かしら)になれるように。
花かつお:「勝」という語呂合わせ。

関西でも奈良県では、四角く切った豆腐やコンニャク、輪切りにした野菜や丸餅が入っています。

関西で味噌ベースが広がっているのは、お雑煮の発祥の地が「京都」で京都が味噌ベースだったのでその食文化の影響をうけてのことだと考えられています。
白味噌仕立てなのは、関西地方や徳島県、香川県でも見られます。
また、福井県や兵庫県鹿児島県京都府の一部では赤味噌仕立てのところも見られます。

お餅に関してはコチラ→餅を正月に食べる理由は?雑煮に入れたり、お供えするのはなぜ?

お雑煮の具材、関東では


まず関東では丸餅ではなく角餅を茹でてお雑煮に入れます。
これは関東地方周辺や寒冷地方でもそのようです。
これには武家文化の影響が見られ、「敵を打ちのめす」という縁起を担いで「角餅を焼いて入れる」ことが多くなったとされています。

関東ではお雑煮の味付けも変ってきます。
関西では味噌ベースの食文化でしたが、関東では「味噌をつける」という言葉が縁起が悪いとされました。
というのは「勝負にみそをつける」とは「勝負に失敗して面目を失うこと」っていう言葉の意味があるとされたからです。
武家文化の影響ですね。武士が味噌をつけるのを嫌がったと言われています。

なので「醤油ベース」の「おすまし」のお汁が主流になっています。
「醤油ベースのおすまし」なのは関東だけに限らず東日本地域、近畿を除く西日本地域でも見られます。

めずらしいところで言えば、島根県や鳥取県、能登半島の一部の場所では「小豆(あずき)仕立て」のところもあります。

具材では
青菜(小松菜など)や鶏肉が入れられことが多いようです。
これには「菜」と「鶏」で「名取り」になるとして、敵の大将の首を取って名取りを上げられるようにという意味があったようです。
他にも「菜」と「餅」を同時に持ち上げ食べると「名を持ち上げる」から「名を上げる」という縁起担ぎとして食べられていたそうです。

まとめ

お雑煮の一般的な具材には他にも白菜、季節の野菜、海老やかまぼこ、。芋類、豆腐類なんかもあります
同じ地域でも家庭のよってもともといた出身の場所でのお雑煮を食べていることもめずらしくはないでしょう。
一度、いろいろな地域のお雑煮を試しに食べてみるのもよいかもしれませんね。
参考→おせち料理の由来や意味について。重箱や雑煮についても解説
参考→お正月の鏡開きのやり方、お餅の食べ方レシピ、真空パックでは?
参考→おせち料理の由来と歴史、いつ食べるのが正しいの?

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