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二十四節気の雨水の意味は?2021年ではいつ?旬の食べ物も紹介

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二十四節気で二番目の節にあたる「雨水」

ここでは「雨水」についての意味、2021年での時期や決め方、雨水の七十二候について、

また雨水の頃に旬を迎える食べ物や季節の花などについて紹介していきます。

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二十四節気「雨水」の意味

雨水のイメージ

雨水とは二十四節気の1つで、立春の次にくる2番目の節気で春季にあたります。

「雨水」と書いて「うすい」と読みます。

二十四節気とは?
古代の中国で作られた季節の分類方法です。

昔はカレンダーもないので農業をする上で季節の変化を知ることはとても重要でした。

季節の変化は太陽の動きが大きく関わっています。

そこで太陽の運行を基準にして一年を24分割に分けたのです。

それが『二十四節気(にじゅうしせっき)』で、農作業の目安にされました。

ちなみに、このあとさらに細かく分けられた『七十二候(しちじゅうにこう)』というものも作られました。

「二十四節気がどのように決められていくのか?」

など、二十四節気の仕組みや意味について詳しくはこちらで紹介しているので、興味があるかたはぜひ参考にしてみてくださいね

二十四節気とは?決め方や意味は?わかりやすく解説!

二十四節気での雨水の意味とは?

「空から降っていたものも雪から雨へと変わり、雪が溶け始める頃」

という意味があります。

「雨水」は農作業の準備を始める時期の目安とされました。

雨水の七十二候

二十四節気の雨水の期間にあたる七十二候を紹介します。

■初候 土脉潤起(つちのしょう うるおい おこる)

・冷たい雪が春の暖かい雨に変わって、大地の土に潤いを与える頃。

※「脉」という漢字は「脈」の俗字になります。

・2/19~2/23頃

■次候 霞始靆(かすみ はじめて たなびく)

・霞(かすみ)がたなびき始める頃。

※春に出る霧のことを「霞(かすみ)」と呼びます。
また、夜の「霞(かすみ)」は「朧(おぼろ)」と呼ばれます。

・2/24~2/28頃

■末候 草木萠動(そうもく めばえ いずる)

・草木が芽吹き始める頃。

※草の芽が萌え出すことを「草萌え(くさもえ)」と呼びます。

・2/29~3/4頃

二十四節気「雨水」2021年ではいつ?

2021年の雨水は2月18日(木)です。

ちなみに2020年の雨水は2月19日(水)でした。

毎年「雨水」の日は決まっているわけではありません。

ここでは雨水がいつなのか?どうやって決まるのかについて紹介していきましょう。

雨水はいつ?雨水の決め方は?

雨水が「いつなのか?」に関しては「瞬間と期間」といった2つの考え方があります。

■期間としての雨水

雨水の期間

雨水がいつなのか?に関しては「期間」としての捉え方もあります。

二十四節気の雨水の日から次の節気に当たる「啓蟄(けいちつ)」の前日までの期間が「雨水の期間」とされています。

毎年だいたい2月19日頃から3月5日頃までの期間になります。

■瞬間としての立冬

天文学では太陽黄経が330度になる瞬間を「雨水」と呼び、暦ではそれを含む日のことを「雨水」といいます。

と言っても、「太陽黄経って何だ?」って方もおられるかと思います。

そこでできるだけ分かりやすくするために、図解で解説しましょう。

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■太陽黄経330度ってなに?

雨水太陽黄経330度

こちらは天球をイメージした図になります。

天球とは地球から見えた空を大きな球体として考えたものです。

実際は太陽の周りを地球が回っていますが、天球上では地球を中心とし、その周りを太陽が動いているようにみなします。

真ん中にあるのが地球です。

そして黄色の線が「黄道(こうどう)」いいます。

地球の周りを回る太陽の1年の動きを表わしたものになります

そして、赤い線が「天の赤道」といいます。

これは地球上の赤道を拡大して延ばしていき、天球に重ねたものになります。

よく見てみると二ヶ所「黄道」と「赤道」が重なる部分がありますが、これらが春分点、秋分点となり、そこを太陽が通過した日がそれぞれ「春分の日」「秋分の日」となります。

この「春分点」が黄経0度ということで、ここから330度にあたる部分を太陽が通過した時を『雨水』というのです。

2021年の場合はここを通過する時が2月18日になるのです。

そして太陽がここを通過する時間は毎年同じではなく、少しずつずれていきます。

なので、雨水の日も2月18日になったり19日になったりするのです。

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雨水の時期の旬の食べ物や季節の花とは?

雨水の頃が旬な食べ物

■野菜・果物・辛子菜(からしな)辛子菜

金沢の伝統野菜。
特有の辛みと香りがあり、種子は和カラシの原料になります。

・春キャベツ

春キャベツ
独特の丸みがあり、比較的、中まで濃い緑色で甘みがあるのが特徴です。

・八朔(はっさく)
収穫は12月頃からされますが、出荷まで1ヶ月ほどおき追熟されます。
2月頃出荷され3月頃までが旬になります。

・カリフラワー
繊維が多いので便通にもよいですね。

・春菊
春に咲くので春菊ですが食べるのは冬です。

・水菜

・いよかん

・ふきのとう

■魚・海産物

・蛤(ハマグリ)ハマグリ

ハマグリの貝殻は対のもの以外とは合わさりません。

このことから夫婦円満の象徴とされ、結婚式やひな祭りにも食べられるようになりました。

・ほうぼう

ほうぼう
大きな胸びれが翼の様に見える強そうな魚です。
白身魚の高級魚で冬から初春にかけ旬を迎えます。

・ズワイガニ

・白魚

・たい

・わかさぎ

雨水の季節の花

・沈丁花(ジンチョウゲ)沈丁花

香りが良い春を代表する花です。
「ジンチョウゲ」「クチナシ」「キンモクセイ」は三大香木と呼ばれています。

・山茱萸(サンシュユ)

サンシュユ
中国原産のミズキ目ミズキ科の落葉小高木で、早春に木一面に黄色の花をつけます。
秋にはグミのような赤い実をつけ「アキサンゴ」とも呼ばれています。

・クロッカス

クロッカス

クロッカスには「春咲き種」と「秋咲き種」の2種類があり、春咲きのものは雨水の時期に咲きます。

ちなみに香辛料の「サフラン」はクロッカスの一種で秋咲き種のクロッカスです。

「二十四節気の雨水の意味は?2021年ではいつ?旬の食べ物も紹介」のまとめ

二十四節気の「雨水」について紹介しました。

暦の世界」は知れば知るほど奥深いです。

暦には他にも「へえ!」と驚く事がたくさんあります。

いくつか紹介しておきますので、興味のある方はぜひご覧になって下さいね!

旧暦と新暦の意味とは?違いやズレはなぜ?どうして暦は変わったの?

太陰太陽暦とは?わかりやすく解説~日本の旧暦の歴史も紹介!

旧暦の閏月の意味や決め方!二十四節気との関係をわかりやすく解説!

月の異名の由来とは?簡単な覚え方と一覧表

暦について興味がある方の参考になれば幸いです。

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