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月の異名の由来とは?簡単な覚え方と一覧表

投稿日:2018年12月2日 更新日:

カレンダーを見ていると
1月、2月、……との表記以外にも、睦月、如月、……。とあったりします。
そういた月の異名についての由来や意味が気になったあなた。

月の異名の意味や由来、またその簡単な覚え方についてまとめてみました。

また様々な月の表記を一覧にしてご紹介します。

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月の異名の意味や由来とは

「睦月」~「師走」で表される月の異名は「旧暦」の月の名前です。

「万葉集」や「日本書紀」にはすでにこの異名が使われていたので相当古い歴史があります。

『万葉集』には
思来之 戀将盡 七月 七日之夕者 吾毛悲焉
(思ひこし 恋ひつくすらむ ふみつきの なぬかのよひは われもかなしも)
と「七月」を「フミツキ」と読ませています
『日本書紀』では「皐月」ではなく、「五月」と書いて「さつき」と読ませています。

1月の異名:睦月(むつき)の由来

睦月の「睦」という字は「親睦(しんぼく)」の「ぼく」です。「仲良くする」といった意味を持ってます。

「お正月に家族や親戚が集まり、睦み合う(むつみあう)」ことから
「睦び月」(むつびつき)となり、それがなまって「睦月」となったいう説が有力です。

2月の異名:如月(きさらぎ)の由来

寒さのために、衣(着物)を更に重ね着してしまうことから、「衣更着」(きぬさらぎ)あるいは「着更着」などに由来するという説

「如月」という漢字は中国の2月の異名「如月(じょげつ)」に由来しているとされてます。

他にも
草木が生え始める頃なので「生更木」
正月に迎えた春が更に春めいていくので「来更来」
天気がよく陽気になるので「気更気」、「息更来」
草木の芽がはる頃なので「草木張り月」がなまったという説もあります。

3月の異名:弥生(やよい)の由来

3月になると、いよいよ暖かくなり、草木も芽吹き始めます

「弥生」(いやおい)が変化し「やよい」になったといわれています。

「弥」という字には「いよいよ」「ますます」といった意味があり、そして「生」の文字には「草木が生い茂る」という意味があります。
冬が終わり、「いよいよ草木が生い茂る」ということから「木草弥や生ひ月」(きくさいやおひづき)となり、これが詰まって「やよひ」となったというのが定説です。

4月の異名:卯月(うづき)の由来

卯の花が咲く時期ということで「卯の花月」(うのはなづき)。
これを略して『卯月』となったとするのが有力な説です。

他には干支の四番目の動物がうさぎなので「卯月」
稲を植える季節ということから「植月」が転じて「卯月」などの説もあります。

5月の異名:皐月(さつき)の由来

5月は田植えの時期、苗を植え始める頃です。
苗代から田へ植え替える頃の稲の苗のことを「早苗(さなえ)」と言います。

「早苗月(さなえづき)が略され「さつき」となったというのが有力名説です。

他にも
耕作を意味する「佐(さ)」から、稲作の月なので「さつき」になったとする説もあります。

ちなみに「皐月」の「皐」の字には「神に捧げる稲」という意味があります。

6月の異名:水無月(みなづき)の由来

水無月には2つの説があり真逆のいみになっています。

1つは田に水を入れる月なので「水の月」とする説です。
『水無月』の「無」という字は、今でいう「の」と言う意味で使われ「水の月」という意味の言葉になります。
この説が有力です。

もう1つは梅雨が明けて暑くなり水が枯れて無くなるので「水無月」という説です。

他にも
田に水を引くので田んぼ以外に水が無いので「水無月」という説もあります。

7月の異名:文月(ふみづき)の由来

七月は七夕があります。実はそれが大きく関わっています。

七夕の日に書物を夜の冷たい空気にさらして虫対策をするという風習がありました。
それで『文月』となったとする説があります。

他にも
七夕に短冊に歌や字を書いたりして、書道の上達を願ったことからという説
稲穂が膨らむことから「穂含月(ほふみづき)」「含月(ふくみづき)」がなまったとする説などがあります。

8月の異名:葉月(はづき)の由来

現在の8月は猛暑なのでとても考えられないですが旧暦では秋にあたります。

秋は葉が落ちる月。それが「葉落ち月」になり、『葉月』となったとする説が有力です。

他にも
稲穂が張るから「稲張り月」が「張り月」になって「葉月」になった説
雁(かり)が初めて北方から渡ってくる頃なので初雁(はつかり)が転じたという説もあります。

9月の異名:長月(ながつき)の由来

9月になるとだんだん日も短くなってきます。

夜が長くなって来る時期なので「夜長月(よながづき)」が略されて『長月』になったとする説が有力です。

他には
雨が多く降るので「長雨月」が略されたとするもの
稲を刈る時期なので「稲刈月(いねかりづき)」が「ねかづき」、「ながつき」に転じたたとする説もあります。

10月の異名:神無月(かんなづき)の由来

神を祭る月、「神の月」からきているとするのが有力です。
『神無月』の「無」も『水無月』の「無」と同じように「の」の意味でつかわれます。

よくある説で、全国の神様が出雲大社に集まって話し合いをするので出雲以外に神様がいなくなることから「神無月」と呼ばれるという説があります。
この説は中世以降に後付けされた民間伝承です。

ちなみに出雲地方では「神在月(かみありづき)」と呼ばれています。

他にも
雷が鳴らない月なので「雷無月(かみなしづき)」が転じて「神無月」というもの
新穀でお酒を醸す月「醸成月(かみなしづき)」が転じて「神無月」という説もあります。

11月の異名:霜月(しもつき)

11月になると秋も終わり寒くなってきます。

霜の降る寒い時期なので「霜降り月」が略され『霜月』というのが有力です。

他にも
神無月を「かみな月=上(かみ)な月」と考え11月を「しもつき=下(しも)な月」としたという説もあります。

12月の異名:師走(しわす)の由来

12月は一年の終わりの月です。

年末は「師」も忙しくて走り回ることから『師走』というのが一番有名でしょう。

「師」が誰にあたるのか?
「僧侶」が仏事で忙しく走り回る
「御師」が一年で一番忙しい時期
「教師」も慌ただしく走り回る
と諸説あります。

ただ、「師走」というのは当て字です。
「僧侶が仏事で忙しく走り回る」「師馳す」とする説は民間語源で、その説を元に「師走」の漢字が当てられたと考えられるので正確な語源ではありません。

他にも
「歳が果つ(しがはつ)」=年が終わりに達することから来ているとするものがあります。
「年果つ(としはつ)」→「しはつ」→「しはす」→「しわす」となったという説です。

あるいは四季が果てる「四極(しはつ)」が転じたという説もあります。

 

月の異名の簡単な覚え方

月の異名についての由来を色々見てきました。
しかしどの名前が何月だったのかは少し覚えにくいかもしれません。

この章では旧暦の月の名前を一回で覚えらる簡単な方法を紹介します。

語呂合わせの俳句で覚える!

テンポよく短歌のリズム「五・七・五・七・七」で口に出して言うのが覚えるコツです。

「ムキムキや うさぎの耳踏み 鼻かんで しもたらシワに なりました。」(関西弁)

特に意味はありません(笑)

あえて言うなら

「ムキムキのウサギの耳を踏みながら鼻をかんでたらシワになってしまった」そのまま……。ww

ムキムキや = つき さらぎ よい

うさぎの耳踏みづき つき なづき ふみづき

鼻噛んで =づき がつき かんなづき

しもたらシワになりましたしもつき しわ

これで旧暦の名前を順番通りに覚えられるのではないでしょうか?(笑)

他にも色々語呂合わせはあるので自分で考えてみるのもいいかもしれません。

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月の異名の一覧

    暦月名 読み 暦月名 読み 暦月名 読み 暦月名 読み 暦月名 読み 暦月名 読み
1月  睦月 霞初月 かすみそめづき 霞染月 かすみそめづき 暮新月 くれしづき 初見月 はつみつき 初春月 はつはるつき 太郎月 たろうづき
2月 如月 雪消月 ゆきぎえつき 雪解月 ゆきげづき 衣更月 きさらぎ 梅月 うめつき 梅見月 うめみつき 建卯月 けんぼうげつ
3月 弥生 桜月 さくらつき 雛月 ひいなつき 建辰月 けんしんげつ 早花咲月 さはなさづき 染色月 しめいろづき 花津月 はなつつき
4月 卯月 卯花月 うのはなつき 得鳥羽月 えとりはづき 建巳月 けんしげつ 麦秋 むぎあき 孟夏 もうか 初夏 しょか
5月 皐月 五月 さつき 建午月 けんごげつ 菖蒲月 あやめつき 五色月 いついろづき 橘月 たちばなつき 狭雲月 さくもづき
6月 水無月 水張月 みずはりづき 水月 みなづき 弥涼暮月 いすずくれづき 皆仕月 みなしつき 建末月 けんびげつ 松風月 まつかぜづき
7月 文月 相月 あいづき 書披月 ふみひろげづき 建申月 けんしんげつ 女郎花月 おみなえしつき 新秋 しんしゅう 愛合月 めであいづき
8月 葉月 穂張月 ほはりづき 初来月 はつきづき 建酉月 けんゆうげつ 南風月 はえつき 萩月 はぎつき 観月 かんげつ
9月 長月 夜長月 よながつき 色どり月 いろどりつき 稲熟月 いねあがりづき 小田刈月 おだかりづき 建戌月 けんじゅつげつ 季秋 きしゅう
10月 神無月 建亥月 けんがいげつ 小春 こはる 初冬 しょとう 醸成月 かみなんづき 神嘗月 かんなめづき 神有月 かみありづき
11月 霜月 凋む月 しぼむつき 食物月 おしものづき 雪見月 ゆきみづき 神楽月 かぐらつき 末つ月 すえつつき 仲冬 ちゅうとう
12月 師走 春待月 はるまちづき 梅初月 うめはつづき 親子月 おやこづき 三冬月 みふゆづき 弟月 おとづき 季冬 きとう

一般的に知られている旧暦の名前以外にも、今では聞いたことの無いような月の異名がたくさんあったのではないでしょうか?

 

月の異名の意味や由来とは?簡単な覚え方と一覧表のまとめ

月の異名の由来について見てきました。
月の名前には色んな意味があって成り立っていることが分りましたが、今ではほぼ使うことはなくなりました。

旧暦の月の名前の簡単な覚え方も紹介したのでぜひ一度覚えてみてください。
テストに出るかもですよ(笑)
ぜひ参考にしてみてください。

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