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立夏とは?2021年ではいつ?二十四節気での意味や食べ物は?

投稿日:2020年6月10日 更新日:

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立夏についての紹介です。

「立春」という言葉はよく聞くものの、「立夏」に関してはあまり耳にしないかたもおられるかと思います。

夏の時期を表わす「立夏」とは?

立夏とは何なのか?またいつなのか?

二十四節気の1つである立夏についての意味や、立夏に食べられるものや行事などについて紹介していきます。

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立夏とは?2021年ではいつ?

立夏のイメージ

立夏とは「立つ夏」と書きますが、「立」という文字には「新しい季節が始まる」という意味があります。

つまり立夏とは文字通り”夏の始まり”を意味します。

この立夏から立秋までの期間が「夏季」になります。

立夏は『二十四節気(にじゅうしせっき)』の1つで、時期で言えば太陽黄経が45度の時にあたります。

…と言っても、「ん?なんだそれ?」と言う方も多いと思います。

ですので、これからできるだけ簡単に分かりやすく解説していきたいと思います。

立夏とはいつ?

鯉のぼりとネコ

立夏の時期とは5月に入ってそろそろ春が終わりを告げ、夏の気配がし始める頃。

緑が生い茂ってき、田植えやがそろそろ始まる頃になります。

だいたい毎年「こどもの日」の5月5日や6日頃になります。

先ほど、立夏から立秋までが「夏季」だとご紹介しました。

とは言え、まだまだ本格的な夏はずっと先です。

夏の気配がしつつも、そこまで暑くもなく過ごしやすい時期ではないでしょうか?

2021年の立夏は?

2021年の立夏は5月5日(水)になります。

ちなみに2020年も5月5日ですが、2019年は5月6日です。

なぜ毎年同じではなく日付が変わるのか?と言うと、それは二十四節気での立夏の決め方が関係しています。

それについては後ほど詳しく説明しますね!

立夏の時期について

「立夏がいつなのか?」という事に関しては「瞬間」と「期間」といった2つの考え方があります。

■瞬間としての立春

天文学では太陽黄経が45度になる瞬間が「立夏」となります。

そして、それを含む日のことを暦上で「立夏」と呼び、それが、だいたい5月5日や6日頃となるのです。

■太陽黄経45度ってなに?

立夏黄経45度

こちらは天球をイメージした図になります。

天球とは地球から見えた空を大きな球体として考えたものです。

実際は太陽の周りを地球が回っていますが、天球上では地球を中心とし、その周りを太陽が動いているようにみなします。

真ん中にあるのが地球です。

そして黄色の線が「黄道(こうどう)」いいます。

地球の周りを回る太陽の1年の動きを表わしたものになります

そして、赤い線が「天の赤道」といいます。

これは地球上の赤道を拡大して延ばしていき、天球に重ねたものになります。

よく見てみると二ヶ所「黄道」と「赤道」が重なる部分がありますが、これらが春分点、秋分点となり、そこを太陽が通過した日がそれぞれ「春分の日」「秋分の日」となります。

この「春分点」が黄経0度ということで、ここから45度にあたる部分を太陽が通過した時を『立夏』というのです。

■期間としての立夏

立夏の期間

二十四節気の「立夏」の日から、次の節気にあたる「小満(しょうまん)」の前日までの期間が「立夏の期間」とされています。

 

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二十四節気での立夏の意味とは?

「立夏」とは二十四節気の1つだと紹介しましたが、

「二十四節気って何やねん!?」という方もおられるでしょう!

そこで簡単に説明だけしておきます。

二十四節気とは?
古代の中国で作られた季節の分類方法です。

昔はカレンダーもないので農業をする上で季節の変化を知ることはとても重要でした。

季節の変化は太陽の動きが大きく関わっています。

そこで太陽の運行を基準にして一年を24分割に分けたのです。

それが『二十四節気(にじゅうしせっき)』で、農作業の目安にされました。

ちなみに、このあとさらに細かく分けられた『七十二候(しちじゅうにこう)』というものも作られました。

二十四節気ではまず「春・夏・秋・冬」を決めるために「二至二分」にしにぶんというものが決められました。

二至二分(にしにぶん)

春夏秋冬イラスト

■二至
・夏至:1年で一番昼の時間が長い日
・冬至:1年で一番昼の時間が短い日
■二分
・春分:昼と夜の長さが同じ日
・秋分:昼と夜の長さが同じ日

この「夏至」「冬至」「春分」「秋分」が二至二分(にしにぶん)と呼ばれ、それぞれ「春・夏・秋・冬」の中心とされました。

各季節の中心が決まれば、次に決められるのは各季節の始まりです!

では始まりはどのように決められたのかと言うと……。

立夏は「四立 (しりゅう) 」のひとつ

立夏の決め方

夏の中心が「夏至」、そして春の中心が「春分」とするならば、

“夏の始まり”にあたるのはちょうどそれらの中間にあたるとされました。

それが『立夏』なのです。

同様に、「立春・立秋・立冬」も決められます。

そして「立」という文字がつくこれら4つの節気は『四立(しりゅう)』と呼ばれました。

■「立春」:冬至と春分の中間(春の始まり)

■「立夏」:春分と夏至の中間(夏の始まり)

■「立秋」:夏至と秋分の中間(秋の始まり)

■「立冬」:秋分と冬至の中間(冬の始まり)

ちなみに「二至二分」と「四立」を合せて『八節(はっせつ)』と言います。

二十四節気ではまず、二至二分が作られ、そのあと四立が出来て八節となりました。

それでも農作業の目安としてはおおざっばだったので、八節が3等分され二十四節気となったのです。

二十四節気の仕組みや決め方に関してはこちらで詳しく解説しているので、もし興味のあるかたはぜひご覧下さいね!

二十四節気とは?決め方や意味は?わかりやすく解説!

立春とは?二十四節気での意味や縁起の良い食べ物を分かりやすく紹介

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立夏の七十二候とは?

二十四節気の立夏の期間にあたる七十二候を紹介します。

■初候 蛙始鳴 (かわず はじめて なく)
・蛙が元気に活動して鳴き始める頃。

・5/5~5/9頃

■次候 蚯蚓出(みみず いずる)
・ミミズが土から地面に出てくる頃。

・5/10~5/14頃

■末候 竹笋出(たけのこ しょうず)
・タケノコが出てくる頃。

・5/15~5/19頃

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七十二候とは?読み方や意味を分かりやすく解説&一覧表

二十四節気 立夏の食べ物や行事は?

春から夏の旬の食べ物

立春の日に食べられる縁起物には「立春大福」や「立春大吉餅」があり、また「立春朝搾り」というお酒などが飲まれたします。

しかし、立夏にはこれといって特別な行事食はありません。

ですが、立夏にあたる時期は5月5日や6日頃です。

5月5日が「こどもの日」つまり、端午の節句なので、端午の節句の行事食を立夏にあてて食べるのもいいかもしれませんね。

端午の節句の行事食は「柏餅」「粽(ちまき)」になります。

風習としては、湯船に「菖蒲」を入れてはいる「菖蒲湯」などもありますね。

立夏の頃の旬の食べ物

立夏の行事食はありませんが、代わりに立夏の時期に旬を迎える食べ物を紹介していきたいと思います。

■野菜
・アスパラガス
・新じゃが
・グリーンピース
・そらまめ
・花山椒
・クレソン
・さやえんどう
・ルッコラ

■果物
・プリンスメロン
・いちご
・グレープフルーツ
・なつみかん

■魚
・アジ
・いさき
・かつお
・きびなご
・めばる
・しらす

■海産物
・コウイカ
・とりがい
・ほたるいか
・もずく

最近は輸入物も多く、国産と輸入品で旬の時期も違ったりします。

また技術が発達したこともあって通年で手に入る食材もたくさんあるので、近年ではあまり「旬」を意識しなくなったかもしれません。

ですが、せっかく食べるのであれば一番美味しいとされる「旬」の時期に食べたいところですね!

立夏の行事とは?

立夏の時期の行事やイベントをご紹介します。

■葵祭

葵祭のイラスト

京都三大祭りの1つである「葵祭(あおいまつり)」は6世紀から続く伝統行事です。

5月15日に行われています。

■御田植神事(おたうえしんじ)

御田植神事
昔、田植えをするのは女性の仕事でした。

女性たちは大変な田植えの作業を少しでも楽しくするために歌を歌いながら行うようになります。

この風習と豊作を願う神事が結びついたのが「御田植神事(おたうえしんじ)」になります。

踊りや舞を奉納して豊作を願うのです。

現在、大阪の住吉大社で行われている「御田植神事」は昭和54年に国の重要無形民俗文化財に指定されています。

こちらの行事は旧暦で行われている行事になります。

新暦と旧暦では約1ヶ月ほどズレがあり、旧暦での立夏は5月末から6月にあたるので田植えの神事や豊作を願うお祭りが日本各地で行われるようです。

旧暦と新暦の意味とは?違いやズレはなぜ?どうして暦は変わったの?

「立夏とは?2021年ではいつ?二十四節気での意味や食べ物は?」まとめ

二十四節気の1つ「立夏」について紹介しました。

奥が深い「暦の世界」。

暦には他にも「へえ!」と驚く事がたくさんあります。

いくつか紹介しておきますので、興味のある方はぜひご覧になって下さいね!

太陰太陽暦とは?わかりやすく解説~日本の旧暦の歴史も紹介!

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暦について調べておられる方の参考になれば幸いです。

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