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立春とは?二十四節気での意味や縁起の良い食べ物を分かりやすく紹介

投稿日:2020年6月6日 更新日:

立春についての紹介です。

ニュースなどでは耳にするものの、その意味や由来については知らない方も多いと思います。

ここでは立春とは何なのか?

またどのようにして立春が決められるのか?

などについて、できるだけ簡単に分かりやすく解説していきます。

他にも立春の日に食べると縁起が良いとされている食べ物についても紹介していきますので、どうぞ最後までご覧下さいね。

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立春とは?

立春
立春とは「立つ春」と書きます。

「立」という文字には”新しい季節が始まる”という意味があります。

つまり「春の始まり」を意味するのです。

立春は『二十四節気』にじゅうしせっきの1つで最初の節気になり、太陽黄経が315度の時にあたります。

…と言っても「ん?どういうこと?」という方も多いと思います。

なので、そのあたりについても簡単にできるだけ分かりやすく解説していきます。

二十四節気の立春の意味

まずは二十四節気について簡単にだけ説明しておきます。

二十四節気とは?
古代の中国で作られた季節の分類方法です。

昔はカレンダーもないので農業をする上で季節の変化を知ることはとても重要でした。

季節の変化は太陽の動きが大きく関わっています。

そこで太陽の運行を基準にして一年を24分割に分けたのです。

それが『二十四節気(にじゅうしせっき)』で、農作業の目安にされました。

ちなみに、このあとさらに細かく分けられた『七十二候(しちじゅうにこう)』というものもあります。

二十四節気ではまず「春・夏・秋・冬」を決めるために「二至二分」にしにぶんというものが決められました。

二至二分

■二至
・夏至:1年で一番昼の時間が長い日
・冬至:1年で一番昼の時間が短い日
■二分
・春分:昼と夜の長さが同じ日
・秋分:昼と夜の長さが同じ日

この「夏至」「冬至」「春分」「秋分」が二至二分と呼ばれ、それぞれ「春・夏・秋・冬」の中心とされました。

各季節の中心が決まれば、次に決められるのは各季節の始まりです!

では始まりはどのように決められたのかと言うと……。

立春は四立のひとつ

冬の中心が「冬至」、そして春の中心が「春分」ならば、

“春の始まり”はちょうどそれらの中間にあたるとされました。

それが『立春』なのです。

同様に、「立夏・立秋・立冬」も決められます。

そして「立」という文字がつくこれら4つの節気は『四立(しりゅう)』と呼ばれました。

■「立春」:冬至と春分の中間(春の始まり)

■「立夏」:春分と夏至の中間(夏の始まり)

■「立秋」:夏至と秋分の中間(秋の始まり)

■「立冬」:秋分と冬至の中間(冬の始まり)

ちなみに「二至二分」と「四立」を合せて『八節』はっせつと言います。

二十四節気ではまず、二至二分が作られ、そのあと四立が出来て八節となりました。

それでも農作業の目安としてはおおざっばだったので、八節が3等分され二十四節気となったのです。

二十四節気の仕組みや決め方に関してはこちらで詳しく解説しているので、もし興味のあるかたはぜひご覧下さいね!

二十四節気とは?決め方や意味は?わかりやすく解説!

立夏とは?2021年ではいつ?二十四節気での意味や食べ物は?

立秋とは?2020年ではいつ?二十四節気での意味や食べ物も紹介

立冬とは?2020年ではいつ?二十四節気での意味や旬な食べ物も紹介

立春の七十二候とは?

二十四節気の立春の期間にあたる七十二候を紹介します。

■初候 東風解凍 (はるかぜ こおりを とく)

・春の暖かい風が冬の厚い氷を解かし始める頃。

※「東風(こち)」とは春風を表わす言葉です。

・2/4~2/8頃

■次候 黄鶯睍睆(うぐいす なく)

・うぐいすが春の到来を告げ鳴き始める頃。

・2/9~2/13頃

■末候 魚上氷(うお こおりを いずる)

・暖かくなり川や湖の氷が割れ、氷の下で泳いでいた魚たちが氷の上へ跳ね上がる頃。

・2/14~2/18頃

関連記事

七十二候とは?読み方や意味を分かりやすく解説&一覧表

立春大吉

この「立春大吉」という文字を縦に書くと……。

 立
 春
 大
 吉

このように左右対称になっているのがわかります。

それだけではありません。

これを紙に書いて裏側から透かして見ても「立春大吉」と読めますよね。

立春大吉の文字は縁起が良く、厄除けになると言われていました。

この「立春大吉」と書いたお札を玄関に貼ってある家がたまにあります。

これは禅宗のお寺の習慣になり厄除けのためのお札なのです。

節分の鬼

玄関に「立春大吉」と書かれたお札が貼ってあるのを目にして鬼が家に入ってきます。

鬼が玄関に入ったあと、振り返ってお札の裏を目にします。

そこにも「立春大吉」という文字を目にし、「あれ?まだ玄関に入ってなかったのか?」と勘違いをして、そのまま玄関から外に出て行くと信じられていたのです。

立春はいつなの?

まず「立春がいつなのか?」のついては「瞬間」と「期間」といった2つの考え方があります。

■瞬間としての立春

天文学では太陽黄経が315度になる瞬間が「立春」となります。

そして、それを含む日のことを暦上で「立春」と呼び、だいたい2月4日頃になります。

太陽黄経315度ってなに?

立春黄経315度

こちらは天球をイメージした図になります。

天球とは地球から見えた空を大きな球体として考えたものです。

実際は太陽の周りを地球が回っていますが、天球上では地球を中心とし、その周りを太陽が動いているようにみなします。

真ん中にあるのが地球です。

そして黄色の線が「黄道(こうどう)」いいます。

地球の周りを回る太陽の1年の動きを表わしたものになります

そして、赤い線が「天の赤道」といいます。

これは地球上の赤道を拡大して延ばしていき、天球に重ねたものになります。

よく見てみると二ヶ所「黄道」と「赤道」が重なる部分がありますが、これらが春分点、秋分点となり、そこを太陽が通過した日がそれぞれ「春分の日」「秋分の日」となります。

この「春分点」が黄経0度ということで、ここから315度にあたる部分を太陽が通過した時を『立春』というのです。

関連記事

春分の日とは?意味や決め方について!その年で変わるのはなぜ?

秋分の日とは?決め方や意味について!その年で変わるのはなぜ?

夏至とは?いつ?食べ物やすることとは?

冬至とは?いつ?食べ物やすることなども紹介

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■期間としての立春

二十四節気の立春

二十四節気の「立春」の日から、次の節気である「雨水(うすい)」の前日までの期間を「立春」とする考え方もあります。

立春は新年?

新年のイメージ

旧暦である「太陰太陽暦(たいいんたいようれき)」では月の満ち欠けで1ヶ月が決められていました。

新月がその月の始まりとされ、満月が15日目となり次の新月が翌月の始まりとなったのです。

そして、立春に最も近い新月の日が「元旦(旧正月)」とされました。

立春と旧正月のどちらも新年としてとらえられてはいますが、立春は二十四節気の1つで、旧暦は月日の暦となります。

つまり、時期が同じ頃にはなりますが立春と旧正月は異なる行事になります。

旧暦にあたる「太陰太陽暦」に関して詳しくはこちらから。

太陰太陽暦とは?わかりやすく解説~日本の旧暦の歴史も紹介!

旧暦の閏月の意味や決め方!二十四節気との関係をわかりやすく解説!

■年内立春とは?

旧正月よりも早く立春が来る場合「年内立春」と言います。

■新年立春とは?

旧正月よりもあとから立春が来る場合は「新年立春」といいます。

■朔旦立春とは?

ほとんどの場合、このように「年内立春」か「新年立春」となるのですが、30年に1度ほど立春と旧正月が合わさることがあります

新月のことを「朔(さく)」と言うのですが、「朔」と元旦の「旦」の文字をとって「朔旦立春」と呼ばれ、縁起が良いとされているのです。

立春と節分

節分のイメージイラスト

節分とは文字通り「季節の分かれ目」を意味します。

『立春』から春が始まるので、その前日が「節分」とされたのです。

今では立春の前日の2月3日のことのみ「節分」と指す場合が多いですが、もともとは「立夏・立秋・立冬」の前日も節分だったんです。

なかでも立春前の節分は年越しの日として意識されていたことも重要だったのでしょう。なので今でも残ってるんでしょうね。

立春に縁起の良い食べ物とは?

立春前日の節分には「恵方巻き」や「豆」、地域によっては「イワシ」なども食べられますが、立春当日はどうなんでしょうか?

実は立春当日にも食べると縁起が良いと言われている食べ物がいくつかあります。

豆や餅

さきほどご紹介した縁起が良く、厄除けになると言われた『立春大吉』ですが、その立春大吉がつく食べ物がいくつかあります。

■立春大福

※こちらはイメージで立春大福ではありません。

和菓子屋では立春になるとよく立春大福が販売されます。

紅白饅頭のように昔から餅は縁起の良い食べ物とされていたのですね

春がくることを喜んで、同じく春に新芽を出すヨモギで大福を作ってきな粉をまぶしたものなど、お店によって色んな大福があるようです。

■立春大吉餅

伊勢の「赤福」では黒大豆と大豆を使った二種類の豆大福が作られています。

・大粒の黒大豆と粒あんを餅生地で包んだもの

・こしあんと大豆を包んだ餅生地にきな粉をまぶしたもの

■立春大吉豆腐

立春大吉豆腐のイメージイラスト
節分にも食べられる「豆」には「魔(ま)を滅(め)する」に通じ、無病息災を祈る意味がありました。

また「白い豆腐」には邪気を追い払うほどの霊力が宿るとされていました。

そこで節分の日や翌日の立春にも食べられるようになったのです。

節分に食べられる豆腐には「それまでの罪や穢れを払う」意味があり、立春に食べられる豆腐には「健康な体に幸せを呼び込む」という意味があります。

お酒

■立春朝搾り

 

お祝いの際にお酒はよく飲まれます。

この「立春朝搾り」は立春の日のためだけに作られたお酒です

文字通り立春の日の早朝に搾られます。

そして搾りたてのお酒は神主さんにお祓いされ、その日のうちに販売されるのです。

搾りたてを飲みたい方は人気があるのでぜひ事前予約しておくのがよいでしょう。

生菓子

■立春生菓子
立春の日の朝に作った生菓子で、その日のうちに食べると縁起が良いとされています。

生菓子には桜餅やうぐいす餅などが多く食べられています。

「立春とは?二十四節気での意味や縁起の良い食べ物を分かりやすく紹介」のまとめ

立春について紹介しました。

春の始まり「立春」は二十四節気でも始まりの節気になります。

他にも興味深い節気はたくさんあります。

また暦については意味や仕組みがおもしろいものもいっぱいあるので、ぜひ興味のあるかたはこちらの記事もご覧下さいね。

旧暦と新暦の意味とは?違いやズレはなぜ?どうして暦は変わったの?

太陰暦の意味をわかりやすく解説!一年の決め方や純粋太陰暦って?

また旧暦の月の名前を語呂合せの短歌にした簡単な覚え方を記事にしています。

こちらも良ければ見てみてくださいね。

月の異名の由来とは?簡単な覚え方と一覧表

暦について興味のある方の参考になれば幸いです。

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